猫の飼育に必要なもの・しつけ方・飼うための知識

猫の飼育に必要なもの、飼い方、しつけ方、飼うための知っておくべき知識、寝る時間、餌、ひげの意味、トイレ、寝る場所、爪とぎ、キャットタワー、複数飼い、テーブル登る、噛み癖などについて紹介。

 

最近猫を飼うことがとても流行っています。散歩に連れて行かなくて良い、エサ代が余りかからない、においもそこまで強くない等、家の中で飼いやすいと言う利点があるのはもちろんですが、つぶらな瞳、愛らしい寝顔、にゃんにゃんゴロゴロといった多彩なコミュニケーションの力、やわらかい体ですり寄ってくる可愛さなど、とにかく猫は可愛いんです。

猫と一緒に寝るだけで心も体もあたたかくなり、疲れた毎日を癒してくれる。今日はそんな猫を初心者でも上手に飼える方法について、たくさんの猫と一緒に暮らしてきた体験を交えながらご紹介させていただきたいと思います。

 

猫を飼うための必要知識

人は昔穀物をネズミに食べられてしまう事で困っていましたが、そんなネズミを退治してくれていたのが猫であり、それが人と猫が一緒に暮らす始まりになりました。

日本に猫が入って来たのは飛鳥時代と言われており、中国から輸入されてきました。

 

日本でも同じようにネズミを退治する役として大変重宝され、時には芸術作品や小説の題材として取り上げられ、今日の日本文化にとても上手に溶け込んできたのです。

猫は人によく懐き、犬と並ぶ代表的なペットとして世界中で飼われている動物です。

 

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どのくらい寝るの?

長い睡眠時間を必要としており、子猫であれば1日18~20時間、成猫であれば1日14時間前後は睡眠をとる必要があります。

猫は肉食動物なので、たくさん睡眠をとっていざという特に動けるようにエネルギーを蓄えているようです。

 

夜行性で夜になると動き出します。実際に家の猫もほとんどの時間寝て過ごしていました。

睡眠について少し脱線をすると、猫によって寝心地の良い場所と言うのは決まっているようです。

 

猫を飼っていると、早く会いたいので帰宅するとまず猫探しを始めるのですが、大抵お気に入りの場所で眠っている可愛い姿を見ることが出来ます。

季節によってお気に入りの場所が変わることもありますが、猫も同じ場所で眠ることで安心するようなので、ぜひその場所は確保してあげてください。

 

 

餌の与え方と頻度

食事は1日2回で、今はキャットフードが充実しており、キャットフードを利用する人が増えています。

一般的な食べ物を与える人もいますが、猫は食べてはいけないものがあるので注意が必要です。

 

主なものとしては、玉ねぎやネギなどのネギ属とチョコレートです。ネギ属は赤血球を壊して貧血を引き起こしてしまいます。

チョコレートは大量に食べると心不全を起こして最悪の場合命が危ない状態になってしまいます。食べ物には十分注意しましょう。

 

 

猫のヒゲの役割

猫の口元、顎、頬、目の上などには長いヒゲが生えています。人にはないものですし、クルクルとよく動き表情豊かです。このヒゲ、何のために生えていて、猫にとってどんな役割があるのでしょうか。

ヒゲは単なる被毛ではなく、被毛の一部が発達した触毛という感覚器官です。一番多く生えているのが口元で、このヒゲを上唇毛といいます。顎の下に生えているのは下唇毛、頬に生えているのが頬骨毛、目の上の長いヒゲは眉上毛です。

 

ヒゲ1本1本の根元には、神経と血管が分布しています。ヒゲが何かに触れるとその刺激が神経を伝わって脳に到達しますので、ヒゲは敏感に刺激を察知することができます。

猫は、長いヒゲが体よりも先に物に触れることで、障害物を事前に察知しています。

 

また、同時に障害物までの距離も測っているため、道幅を測って自分がそこを通れるかどうかを判断しているのです。

猫の顔を正面から見ると、目の上のヒゲ、頬のヒゲ、口のヒゲ、顎のヒゲが、顔を囲むように生えているのがわかります。

 

猫の体の幅は顔の幅とほぼ同じ。顔の周りにセンサーを張り巡らすことで、自分の体が通れるかどうかを確認しているのです。

人の場合、目で見て脳で判断しますが、猫はそれをヒゲで行っていっているのです。

 

 

猫の飼育に必要なもの

さて、猫を買うには準備が必要です。ここでは最低限必要なものについてお伝えします。

 

猫のトイレ

家の中で猫を飼う場合、所構わずトイレをされるととても困ってしまいますね。

そこでトイレのしつけが重要になってきます。猫は砂をかいて自分のうんちやおしっこを隠す習性があるので、トイレは砂を利用するのが良いでしょう。

砂を入れる容器と、猫のトイレ専用のにおいを取ってくれる砂を用意しましょう。

 

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眠る場所

猫は1日14時間以上眠るので睡眠場所を確保することが大切です。

自分のにおいがついていると安心するので、最初に猫を飼う時は肌触りがよい布やタオルを用意して猫が眠りそうな場所においてみてください。

夜間猫をゲージに入れておく場合は、その中にタオルを敷いてあげてください。自分のにおいが付くことで猫が早く家になれて安心できます。

 

 

爪とぎ

猫は鋭い爪を持っていて、毎日爪とぎをする必要があります。そのため、爪とぎを購入することをお勧めします。

そうでないと大切な家具や壁を傷つける恐れがあります。

爪とぎを購入しても自宅の壁や家具はボロボロになってしまうので、壁などには補強テープを貼ることもお勧めです。

 

 

のぼれる場所

猫は高いところが大好きです。自分の場所だと思って安心するようです。

そのため、のぼっても大丈夫な高いところを用意しましょう。ない場合は、キャットタワーを購入することもお勧めです。

また、のぼられて困るようなものは片付けることも大切です。

 

 

隠れる場所

猫は夜行性ということもあり、暗くて狭いところがとても安心します。

家具の隙間などに良く入り込んでしまうのですが、もしそういった隙間がない場合は、蓋が出来るような小さな箱を用意してあげると良いと思います。

家の猫が一番気に入っていたのは段ボールでした。

 

 

猫の飼い方

猫の手入れ

猫と快適な生活を送るためには、健康維持も大切です。

定期的に獣医さんを受診して、予防注射を打ったり健康相談をするなどのメンテナンスが必要になってきます。

 

猫は体にのみが付きやすく、以前飼っていた猫はそれで皮膚が病気になってしまいました。

それ以来ブラッシングをしてのみが取れるブラシを購入して丁寧にブラシを掛けたことで解決しました。

 

猫は犬と違って水にぬれることや体を洗われることをとても嫌います。

猫はとてもきれい好きで、体の隅々まで舐めて綺麗にしているのですが、どうしても取りきれないのみなどは、日常的にブラッシングをするか一度獣医さんに相談してみると良いでしょう。

 

 

複数の猫を飼う場合

猫はとても縄張り意識が強い動物です。多頭飼いの場合は、経験上最初から一緒に飼ってしまった方が良いと思います。

私も途中で新しい猫が増えたことがありますが、2ヶ月くらいもともと住んでいた猫が警戒して姿を隠してしまうことがありました。

 

徐々に相手になれていきますが、最初はお互いとても喧嘩をしてしまうこともあるでしょう。

長々と書きましたが、猫との生活はとても気持ちが満たされ幸せを感じる毎日です。ぜひ猫と一緒に暮らしてみてください。

 

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高齢の猫の飼い方

猫は高齢になると、運動量が著しく増えます。昔はクリスマスツリーに飾ってあったボールを触っては、落として割っていたのに、最近はまったく反応しないといった具合です。

運動量が減っても、病気でない限り、食事の量が突然減るということもないので、食事は気をつけて与えていかなくてはなりません。

 

ドライフードを与えていると、消化に使うエネルギーが多くかかるので、注意が必要です。

やはり、高齢になるにつれ、体内の水分調節機能も落ちてくるので、どこかの時点でお医者さんと相談し、ウェットなフードに切り替えていくことも大切です。

 

10歳になるロシアンブルーの猫を飼っていますが、高齢であることによって、フードの種類や与え方に特に注意を払っています。

加えて、純血種の猫は、消化器官があまり強くないという特徴がみられるそうなので、消化を助ける乳酸菌タブレットなども与えています。

 

高齢の猫は夏場の湿度にも対応がうまくできない場合があります。

人間にとって涼しく感じられる環境も、猫にとっては大きな負担となり、体内に熱がこもるということがあります。

風通しをよくしたり、クーラーのドライ設定にしておくなど、工夫をするといいでしょう。

 

 

猫に食べさせてはいけないもの

猫に与えてはいけない食べ物があります。主に猫には人間が食べる食べ物はあげてはいけません。

猫にとっては人間が食べるものは体に良くありません。

 

海苔などを猫は食べたがるかもしれませんが、猫には塩分が高すぎるので、与えないようにしましょう。特に「チョコレート」はとても危険です。猫はチョコレートを食べたら死んでしまいます。

絶対に与えないでください。人がチョコを食べたあと、チョコの破片をこぼしてしまったら、すぐにそれは片付けましょう。基本的に猫に人の食べる食べ物は与えないでください。

 

キャットフードを与えるようにしてください。また、猫用の缶詰はあまりあげすぎないでください。

なぜかというと、猫の缶詰ばかり食べさせていると、猫の歯がもろくなり、ボロボロになってしまいます。

 

なので、キャットフードを与えるようにしましょう。缶詰ばかりで将来歯がボロボロになってしまうと、早死にしてしまうこともあります。

また、猫にとってはキャットフードよりも猫用の缶詰の方が美味しく感じるらしく、缶詰ばかり与えていると、キャットフードを食べなくなってしまいます。

なので、基本的にはキャットフードを与えて、たまにだけ猫用の缶詰を与える分には問題ありません。

 

 

猫のしつけ方

猫はクールであまり懐かない、躾も難しい・・・そんな話を聞いたことはありませんか?猫飼いさんの中には、まあ確かに、と言われる方もおられるかもしれません。

しかし猫はとても表情豊かで、愛情の深い生き物です。だからこそ猫にスポットが当たった映画があったり、写真集が発売されたり、ネットでの話題をセンセーショナルにさらっていったりと、今や犬と並んで人間と切り離せない存在になっています。

 

我が家にもニャンコが3匹います。少しややこしいのですが、始めに2匹の捨て猫姉妹を拾いました、その数年後、これまた女の子を1匹拾い、計3匹の猫と暮らす生活をしています。

この時は自然とそうなっていたので何とも思っていなかったのですが、結果として猫達には良かったのではないかと思います。

そんな私の経験や勉強したことをもとに、ニャンコの事を書いていきたいと思います。

 

 

トイレのしつけ

動物と一緒に生活するうえで心配なのは「トイレのしつけ」です。トイレのしつけができないと、家の中を汚物まみれにされて不安…という方も多いでしょう。

しかし、猫にはそんな心配は必要ありません。猫は本能的に土に穴を掘ってトイレをするという習慣があります。

 

そのため、はじめてあなたの家に猫が来た日に、猫用のトイレを置いて、猫がご飯を食べたあとに一度だけ人の手で猫を猫用のトイレまでつれていってあげれば、自分で猫トイレに穴を掘ってそこにトイレをします。

その一度だけで猫はトイレを覚えます。そのあとはほおっておいても勝手にそこにトイレをするようになります。しかし、猫は綺麗好きな生き物なので、猫トイレはこまめに綺麗にしてあげましょう。

 

猫トイレをほったらかして、猫の汚物を放置しておくと、猫にストレスがかかって、猫用トイレ以外の場所でトイレをしてしまう可能性もあります。

しかし、猫トイレを小まめに掃除してあげれば、その他の場所でトイレをすることはありません。

掃除の仕方も簡単で、スコップで猫トイレの砂をすくって、汚物を取り除き、猫トイレ用の砂を足してあげれば完了です。

 

 

爪とぎのしつけ

猫は爪を研ぐ動物です。爪研ぎは猫にとって大切なことです。そのため猫は壁や障子を爪を研ぐためにボロボロにしてしまう可能性があります。

しかし、そんな時は猫を叱ってはいけません。なぜ叱られているのかも猫にはわかりません。

 

猫にとっては必要な習慣なのに、それを叱られるなんて、猫にとっては理解不能です。だからといって障子や壁をボロボロにされるのは困りますよね。

そんな時は猫の爪研ぎ用の板を買ってあげましょう。猫はほとんど決まった場所の数ヶ所でしか爪を研ぎません。

 

猫がよく爪を研ぐ場所に猫の爪研ぎ用の板を立てかけておくか、その近くの床に置いておいてあげましょう。

すると、自然とその猫の爪研ぎ用の板で爪を研ぐようになります。キャットタワーに付属されているのもあるのでおすすめです。

 

 

テーブルに乗るのをやめさせるしつけ

犬やウサギと違って、猫はテーブルなどの高いところに一足飛びで登ってしまうことがあります。

テーブルの上で作業をしている時などに、何をしてるの?と言わんばかりに覗き込んでくる姿はとても愛おしいですよね。

 

ですが食事の用意などをしている時に上がられるととても困りますよね。そんな時は上がった瞬間に下に降ろしましょう。

そんな事?と思われるかもしれませんが、案外効果的です。しかし噛み癖と同じで乗った時にすぐ実行する事、根気よくする事が大切です。

 

登った時、ついつい大声を出したり叩いたりしがちですが、どちらも大声を出す、叩く嫌な人=飼い主になってしまいます。

動物と暮らすうえで大切な事は、どれだけ共存出来るかです。特に猫はリーダーを作り集団で暮らす生き物ではありません。

 

指示をするのではなく、テーブルに乗ると良いことはないと教えてあげましょう。そういう意味で、乗った時テーブルを揺らすのも1つの方法です。居心地が悪ければ、猫は乗るのをやめます。

反対に言えば、乗ると食べ物や飲み物があったり貰えたりすると、いい事があると覚えてしまいます。

 

猫の首に首輪を付けるのは非常に危険です。猫は高いところに登ったり、狭い場所に入るのが好きです。

しかし、そうしている時に、猫の首輪がどこかに引っかかり、外れずに首がしまり、死んでしまうことがあります。また、鈴のついた首輪を付けるのも、猫は耳がとても良いので、非常にストレスになります。

 

どうしても首輪をつけたい場合は、外れやすい猫用の首輪が売っているので、それを付けてあげてください。

間違っても、可愛いからといってリボンを猫の首に結んだりするのは危険ですし、猫にとっては大迷惑なので絶対にやめてください。

 

 

噛み癖を治すしつけ

まずニャンコを飼い始めて最初に出る悩みは猫の噛み癖ではないでしょうか。

ニャンコの歯は尖って鋭く、そして細いです。子ニャンコの歯でも噛まれれば血が出ることもあり、小さな体の割に容赦なく刺さった歯はとても痛く、思わず「イタッ!」と声をあげてしまう事も多々あります。

 

しかし、この時反射的に手を引いてしまうと歯の当たっていたところから手が切れてしまうので、急に引き抜くのは気を付けましょう。

猫は元々狩りをしていた生き物ですので、本能的に噛むのも噛まれて痛いのも当然の事です。

 

それから歯が抜け替わるタイミングもあります。殆どの場合抜けた歯は飲み込んでしまったりするので、生え変わった事に気づきにくいかもしれません。

この生え変わる段階で歯に違和感を感じ、それを紛らわせる為に噛みつくというのはよく聞く話です。

しかし頻繁に噛まれていたのでは、こちらの身が持ちません。そこでいくつか対処法を書きたいと思います。

 

 

①噛まれた瞬間に「だめっ!!」「めっ!!」

ポイントは、短く、ハッキリと、噛まれた瞬間に言う、です。そしてそのまま遊び続けるのではなく、すぐにケージに入れてください。

ニャンコは出してほしくて鳴くかもしれませんが、ここはしっかり無視しましょう。

普通に怒っていたのでは、ニャンコは構ってくれていると勘違いします。噛んでしまうと遊んで貰えなくなる、と言うことをしっかり覚えてもらいましょう。

 

 

②ヌイグルミとすり替える

根本的な解決にはなりませんが、大きくなれば噛み癖は落ち着くと言う事をもとに、暫くの間のその場しのぎになります。

これは完全に手をオモチャと思っている時に効果的な方法です。

 

手を噛んだら用意しておいたヌイグルミを手とすり替えます。中々離してくれなくても、近くでヌイグルミを素早く動かしたりすると、本能でそちらに手を伸ばして来ます。

しかし何より大切なことは、そもそも手で猫と遊ばない事です。

 

手をクルクル動かしたりすると猫が反応するので可愛いなと思うかもしれませんが、これに慣れてしまうと布団から手足を出した時や、薄手なら布団の中にあっても動いただけで、噛まれたり引っ掛かれたりすることになります。

 

 

③噛まれたときスプレーで水をかける、大きな音を出す

身近な所にスプレーを置いておき、噛まれた瞬間に水をかけます。

もしくは大きな音を出します。この時はガチャガチャと高くうるさい音が効果的です。缶などの中に、石やコインなどの硬いものを多目に入れておくと、いいかもしれません。

 

 

④噛まれた時に噛み返す

えっ?と思われた方がいるかもしれません。

しかし、猫に限らず数匹で産まれてくる生き物は、最初のうちは兄弟間や母親との関係を持つことにより、大人になってからも他の猫達との関係性を上手く持つことが出来るのです。

ペットショップや捨て猫で他に兄弟が居なかった場合などは、その関係性を学ぶ前に一人になってしまっていますので、飼い主は母親だけでなく兄弟の役目もはたさなければなりません。

 

大変ですし、小さなニャンコを噛む事に抵抗はあると思います。

少し勇気を出して親兄弟の代わりをしてやることは、後々その子が外に出て他の猫と交わる時にも、とても大切になってきます。その子の世界には、あなたしかいないのです。

 

この中のものを混ぜながら実践すれば大分効果は得られると思いますが、これらの事をする前に是非していただきたい事があります。

それは小さいうちはしっかりと兄弟間で遊ばせる事です。

 

小さいうちが可愛いからと早くから親兄弟のもとを離れると、じゃれ合いながら噛む力や共存関係を知らないまま、飼い主の方に貰われる事になります。

上記にもありますが、人間の世界で育ったニャンコに突然の外の世界は、同じ種類が相手でも未知の世界になってしまいます。

家から出す事はないのならそれはそれで構わないと思います。しかし万が一外に出てしまったら…を考えると、少し一考して頂きたい内容かと思います。

 

 

猫と共存したい

人間以外の生き物と暮らすにあたり大切なことは、その子の習性を知りそして出来る限り人がその習性を尊重してあげることです。

あくまで”共存”ですから、言いなりや本人がやりたいようにやらせるのは違います。

 

人が自分本位に何でもやめさせようと怒鳴りつけ、叩くのはもっと違います。

躾と称して叩くのは自己満足ではないかと思います。そして叩かれて育った子が自分に自信を持ち、飼い主のそばでのびのびと安心して過ごしていけるとは思いません。

 

自分のそばにその子を連れてきたのはあなたです。きちんとまずその子の習性を知り、取れる対策は早めにとっておきます。

時には友達のように、時には恋人のように、さりげなく寄り添ってくれている存在の言いたいことは、言葉が共通しなくても理解出来ますよね。その子を尊重し、天寿を全うさせてあげられるのは一緒に暮らす人の特権だと、私は思います。