ハムスターの初心者にオススメの飼いやすい種類5選

初めてのハムスターを選ぶ前に、知っておきたい違いと特徴をご紹介します。

特に飼育のしやすさと懐きやすさに着目して、初めての方にお勧めのハムスターと少し難しいハムスターについて説明させていただきます。

 

 

ハムスターの初心者におすすめの飼いやすい種類

ゴールデンハムスター

初めてハムスターを飼う人にはやはりゴールデンハムスターがお勧めです。

体長は18~19cm、体重85~150g程度で、ジャンガリアンを始めとするドワーフハムスター(小人ハムスター)系よりも一回り大きいのがゴールデンハムスターです。

 

体が大きい分、ゆったりとした性格で人にも慣れやすいです。

またドワーフハムスター系だと、手の大きな男性や、小さいお子さんにとっては取り扱いに困ることがあり、少し大きめのゴールデンハムスターのサイズが合っていると言えます。

 

寿命も2年から4年とハムスターの中では長いほうですので、ハムスターという動物を知って一緒に楽しめる時間がより長いのも魅力です。

注意点としては、体の大きさに合わせて住居も大きなものを用意することがあります。

 

衣装ケース一個分(35x65cm程度)かそれ以上の大きさのものを用意して、十分な活動スペースを作ってあげましょう。

また、ゴールデンハムスターは縄張り意識が強いため多頭飼育は出来ません。

 

体は小さいですが、常に一匹狼として暮らしているのがハムスターなのです。

2匹以上いる場合は別々に飼育するようにしてください。

 

ハムスターは夜行性の動物ですが、その中でも特にゴールデンハムスターは昼間にぐっすり眠る習性があります。

そのため、睡眠の邪魔をすることは他のハムスター以上に健康を損ねます。

しっかり眠らせてあげることが長寿の秘訣です。

 

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キンクマハムスター

最近人気のあるキンクマハムスターは、ゴールデンハムスターの改良種になります。

基本はゴールデンハムスターと一緒ですね。

 

少し小さめに見える目と金色の毛皮がとてもほっこりさせてくれる、可愛らしいハムスターです。

ゴールデンハムスターと同じようにおっとりした性格で人に慣れやすいです。

 

ペットショップでの価格はゴールデンハムスターよりも少し高いのが普通です。

ゴールデンとキンクマのどちらを飼うのかは好みで決めていいと思います。

飼育する時の注意点も、ゴールデンハムスターと同じです。

 

 

ジャンガリアンハムスター(もしくはドワーフハムスター系)

まず最初に種類の説明をさせてください。

ドワーフハムスター(小人ハムスター)と呼ばれる小型のハムスターは、大きく3種類に分けられます。

 

ジャンガリアンハムスター、シベリアンハムスター、キャンベルハムスターの3つです。

それぞれ生息地も違い、学術上は別のハムスターと認識されています。

 

ただ、とても良く似ているので見分けがつきにくく、日本では種類分けがごちゃごちゃになっていたり、まとめて「ジャンガリアンハムスター」と呼ばれていたりします。

毛色の種類も増えてきているので、余計にわからないのが現状です。

 

さてそんな中で、もしドワーフ系のハムスターを飼うなら、一番のお勧めはジャンガリアンハムスターの「ノーマル」です。

「ノーマル」とはジャンガリアンハムスターの基本の毛色を持った種類です。

 

性格は数あるドワーフハムスター系の中でも一番大人しくて素直だと思います。

あくまで基本の性格ですので、個体によって差があることは注意しておいてくださいね。

 

ここからはドワーフハムスター全般のお話に移ります。

ドワーフハムスターは、小さくて可愛らしく、大きな目が笑っているように見えるのが特徴です。

 

体長は7~11cm程度、体重32~44g程度です。 寿命は1~2年と短いですね。

体が小さい分、住居はハーフサイズの衣装ケース(35x25cm)くらいの大きさから飼うことができます。

 

ドワーフハムスターはゴールデンハムスターと違って多頭飼いが可能と言われていますが、実際には必ずしも上手くいくとは限りません。

たとえ兄弟姉妹同士であっても、しばらくすると喧嘩を始めることはよくあり、この場合はすぐに分けてあげないとどちらかのハムスターがひどい怪我をすることになります。

 

一度喧嘩が始まるとエスカレートする一方で、自然に治まることは絶対にありません。

多頭飼育は「場合によっては可能」という程度で考えておきましょう。

 

一般的に、ドワーフハムスターは体が小さい分、臆病で懐きにくいところがあります。

個体差が激しく、最初から人を怖がらない子もいれば、いつまでも警戒しているような子もいます。

 

しかしその個体差が、ハムスターの大きな魅力でもあります。

それぞれが個性的で違うところを楽しめる人には、ハムスターはぴったりのペットでしょう。

 

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チャイニーズハムスター

体が小さいので、チャイニーズもドワーフハムスターの中に入りますが、他のハムスターよりも尻尾が長い(2.5cmくらい)ので簡単に見分けられます。

尻尾が長くて若干細身の体をしているので、よりネズミらしさがあるハムスターです。

 

性格は大人しくて温和で、とてもすばしっこいです。

特にメスの方が縄張り意識が強く、自然の中では縄張りを巡って激しく戦うことがあります。

 

小さな体の割に人に懐きやすい性格なのも特徴です。

繁殖が容易で、糞尿の匂いが少ないことから、実験動物としての歴史は長いと言われています。

まだペットとしての飼育量が少ないため情報が少ないのが難点ですが、一度ハムスターを飼ったことのある人にはお勧めの種類です。

 

 

ロボロフスキーハムスター

ハムスターの中でも一番小さいのがロボロフスキーハムスターです。

体長は7~10cm、体重は15~30gです。

 

非常にすばしっこくて足の速いのが特徴です。数センチの移動ならまるで瞬間移動したかと錯覚するほどの速さです。

一度逃げられてしまうと、人によっては捕まえるのに苦労するでしょう。

 

そのため、初めてのハムスターとしていきなりロボロフスキーを飼うのは考えものです。

性格は臆病で懐きにくく、ハムスターの中でも特に観賞用として飼うべき種類です。

 

飼い主さんによっては、綺麗なガラスの水槽に木の枝や枯れ葉などを飾り付けてお洒落に観賞を楽しんでいる方もいらっしゃいます。

しかしこれもロボロフスキーの住環境を整えた上でのデコレーションなので、上級者向きの楽しみ方と言えるでしょう。

 

それでも、ロボロフスキーのひときわ小さな体とぷくっとして見えるほっぺたはたまらなく可愛らしいものです。

ハムスターに慣れてきたら一度飼ってみてはいかがでしょう?

 

 

まとめ

現在では小さいハムスターが人気の主流になっていますが、初めて飼うならやっぱりゴールデンハムスターがいいですね。

キンクマハムスターも同じくらいお勧めです。

 

注意するのは大きめの居住スペースを用意しないといけないことくらいでしょうか。

小型のハムスターは、人に懐きにくいとは言っても、時間と共に飼い主さんに触られることには慣れていきます。

 

そこまで心配しなくても大丈夫ですよ。

ロボロフスキーハムスターだけは、ハムスター経験が出来てから飼うほうがいいですね。