熱帯魚の繁殖しやすい、難しい種類|方法はものすごく簡単

熱帯魚の繁殖しやすい種類、少し難しい種類、難易度が高い種類について。簡単に楽しく繁殖できる熱帯魚も?熱帯魚別の繁殖のおすすめ方法を。

グッピー、ダニオ、パラダイスフィッシュ、コリドラス、エンゼルフィッシュなど。

 

水槽内の水もいよいよ出来上がり、豊かな緑色の水草の中を優雅に泳ぐ美しい熱帯魚に癒されていると思います。水が出来上がると、水槽を立ち上げたころよりも管理が楽になりますよね。

きれいな水の中をまるで宝石のような輝きを放ちながら泳ぐ熱帯魚。そんな熱帯魚たちを繁殖させてみませんか。

繁殖と聞くと、単に飼育するよりもかなりハードルが上がるイメージがあるかもしれませんが、それぞれの魚の性質をしっかり把握しておけばなんてことはありません。季節もよくなってきたので、ぜひ挑戦してみてください。

 

簡単で繁殖しやすい熱帯魚の種類

 

グッピー

出典:pepy

繁殖しやすい熱帯魚の代表格はグッピーです。雄雌の見分け方も容易ですし、言い方は悪いかもしれませんが、放っておいても勝手に繁殖して増えていきます。

特にペアを隔離したり、何か特別なものを用意したりする必要もありません。

 

意図的にオスばかり集めることをしなければ本当に勝手に増えていきます。意外に感じるかもしれませんが、このグッピーはメダカや金魚などのように卵を産み付けるわけではありません。

卵胎生といい、メスのお腹の中で稚魚になり、うまれてきます。なので、すぐに泳ぎだすことができ、えさをとることもできるのです。

 

メダカを例にとると、メダカは水草に付着している卵を食べてしまうことがありますので、その点でもグッピーの稚魚が生まれて生き残る確率は高くなるわけです。

しかし、たくさん生まれてくるといっても、一尾一尾が大切な命ですので、しっかりと管理、飼育してあげましょう。

グッピーは繁殖が容易な反面、増えすぎてしまうことがありますので、よく考えてから購入するようにしましょう。

 

 

 

ダニオ

出典:熱帯魚図鑑

次にあげるのがダニオです。飼育環境が整った環境であれば、産卵、繁殖は容易です。

特別なことをしなくても、日常の飼育が十分に管理されていれば、すぐに産卵が見られるようになります。直径1mm程度の卵を一度に100個程度産みます

 

もし他種と混泳している場合、ダニオは水面から卵を産み落とす性質があるので、せっかくの卵を餌と勘違いされてしまい、食べられることもあります。

また粘着性の卵ではないので水草などにくっつくこともできません。

底砂を多めにしいてやり、卵が隠れるようにしてあげるといいでしょう。時間的余裕がある人は、よく観察して卵をネットですくい別水槽で管理する方法おあります。

 

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繁殖が少し難しい熱帯魚の種類

 

コリドラス

出典:熱帯魚図鑑

コリドラスは愛嬌たっぷりの表情と温和な性格で非常に混泳向きの魚で人気があります。模様もたくさんあって、コリドラスのマニアがいるほどです。

自分だけのコリドラスの繁殖に成功したときの感動はきっと忘れられないものになるでしょう。まずオスとメスの見分け方ですが、お腹が少しふっくらしているのがメスです。

 

稚魚の段階では正直わかりませんので、ある程度成長した個体で確認してみてください。また、メダカと同じようにヒレの形で見分けることもできます。

腹鰭が丸みを帯びているのがメス、少しとがっているように見えるのがオスです。一組のペアだけでは繁殖する確率が下がりますので、5~6匹のコリドラスを水槽内に入れておくといいでしょう。

 

コリドラスは水草に卵を産み付ける習性がありますので、水草は必須です。葉の大きい水草を用意しておくと卵を産み付けやすくなります。

卵が産み付けられていたら、すぐに隔離してあげてください。卵が食べ垂れてしまったり、最悪、生まれたての赤ちゃんが食べられてしまったりすることがあります。

産卵後五日から一週間で孵化します。その間に卵にカビがはえていたらすぐにその卵を取り除いてください。ほかの卵にカビがうつってしまうのを防ぐためです。

 

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パラダイスフィッシュ

出典:熱帯魚写真館

続いてパラダイスフィッシュの繁殖について紹介します。そこまで難しいわけではありませんが、ポイントがあります。

まず、季節を感じさせることです。冬場の温度と春先の温度差は特に注意深くみてやってください。

 

また水草や浮草を用意して安心して産卵できる場所を作ってあげましょう。オスがメスを包み込み、200個程度卵を産みます。

オスは卵を見張って、他種を近づけさせません。非常に頼りになります。メスはオスにくらべると地味な体色なので、見分けるのは容易です。

 

 

繁殖の難易度が高い熱帯魚の種類

 

エンゼルフィッシュ

熱帯魚の代名詞でもあるエンゼルフィッシュは繁殖が難しい部類に入ります。また、中型魚ですので繁殖後のこともよく考えてから繁殖させるようにしたい魚です。

エンゼルはペアになった二匹を見分ける目が必要にいなります。といっても難しい作業を行うわけではなく、毎日の観察が大切になります。

 

いつもペアになっている二匹、そして、オスが周りの魚を追い払う様子が見られたらペアになっていると思って間違いありません。そして、この二匹を別の水槽に移して産卵の準備をしましょう。

環境さえ整えば産卵は難しくはないでしょう。よく観察し、二匹が落ち着いて泳げる環境に整えてあげてください。

産卵後、特に気を付けてほしいのが水質の管理です。

 

親エンゼルが必死に卵の世話をしても、少しの水質の変化でどんどん卵が死んでしまいます。こまめに水を替えて、過ごしやすい環境を継続しましょう。

とにかく観察と換水が重要です。生まれてきた子エンゼルの姿を見て感動してください。

 

 

まとめ

まだまだたくさんの熱帯魚がいますが、人気者を繁殖のしやすさで分けてまとめてみました。途中にも書きましたが、大切な命ですので、最後まで飼育できる範囲で繁殖を楽しんでください。