カメの人気種類4選|寿命・販売価格・大きさは?

カメの人気種類、寿命、販売価格、大きさについて。ペットとしては長寿で大事にすれば長く付き合えるのが、カメのいいところです。水棲、半水棲、陸棲と大きく分けられ、食性も雑食と草食の二通りあり、生態も様々です。

見た目にも特徴が大きく別れ、リクガメにはダイナミックで野生的な魅力があり、半水棲カメや水棲カメには艶やかな甲羅の模様を楽しむことができます。マニアックな魅力が多い、人気のカメの種類を紹介します。

 

ペットで飼えるカメの人気種類ランキング

 

インドホシガメ

出典:木もく倶楽部

オスは体長20センチ程度ですが、メスの方が大きく成長し、最大で40センチ程になります。

黒褐色の甲羅には黄色の放射状の模様が入り、目にも楽しいカメです。前足には大きめの鱗が並んでゴツゴツしていて、甲羅とのバランスも取れており、リクガメらしい容姿が非常に格好良い種類です。

 

草食で野菜や野草、果物を食べますが、飼育下では栄養素を補う為に、リクガメ用の固形飼料を与えることが多いです。

寿命は20年〜30年、環境が良いと40年という記録もあります。

 

適温は28度〜35度、夜間は温度を下げ20度、湿度は70パーセント〜80パーセントが理想とされています。

湿り気を好み温度設定が高めでバスキングスポットが必要だったりと、カメとしての飼育難易度は高めですがリクガメ好きなら一度は飼育してみたい憧れのカメです。

 

価格は大きさによります。

ベビーの5センチならば約3万円〜、ある程度育った10センチくらいの個体ならば多少育てやすいですが金額は更に高くなります。

 

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セマルハコガメ

出典:やちむん屋 太朗窯です。

体長は約20センチになり、甲羅は黒っぽく縁が黄褐色に色がついています。

基本は半水棲ですが陸棲が強く、水には浸かる程度です。カメですが泳ぎが苦手なので、水深が深いと溺れてしまうことがあります。

 

雑食なので、動物性と植物性の栄養がバランスよく配合された固形飼料をメインに、果物やコオロギを時々与えます。

セマルハコガメの魅力は、鑑賞性のある艶やかな甲羅と、頭と尻尾を引っ込めた時人気のお腹側の甲羅を曲げてぴったりと蓋をすることができる、珍しい特徴です。

 

乱獲により野生の個体数が激減した為、2000年にワシントン条約によってハコガメ属が輸入禁止になり、現在では国内で繁殖されたセマルハコガメが流通しています。

乾燥と低温が苦手で、適温は25度湿度は50パーセント〜80パーセントが最適です。

寿命は30年〜50年価格はベビーでも約2万円〜で、大きくなるにつれて値段が上がり十万円以上する個体もあります。

 

 

 

ヒョウモンガメ

出典:大亀絵巻 -リクガメ写真集

体長は最大で70センチを超えるものもいる、大型のリクガメです。

名前にもあるように豹のような模様が甲羅に入る、高さのある甲羅の美しさは他にはない魅力があります。

 

ヒョウモンガメは、ナミビアヒョウモン、ソマリアヒョウモン、バブコックヒョウモンの三種類を総称した呼び名ですが、ペットとして1番多いのはバブコックヒョウモンです。

それぞれに甲羅の模様に多少の差がありますが、バブコックヒョウモンは豹柄というよりは幾何学模様のように見えます。

 

ヒョウモンガメの中では小さい方とはいえ、40センチを超えることもあります。

流通量は多く、価格はベビーで約1万円〜となっています。

 

ソマリアヒョウモンは流通量も少なく、高額です。薄い褐色の甲羅に散る豹柄は特徴的で、ケヅメリクガメに次いでペットのカメとしては2番目に大きくなる種類です。

完全な草食で、小松菜や人参などの野菜、クローバーなどの野草、りんごなどの果物を与えます。

 

寿命は30年〜50年と長く付き合えます。

成長につれ、飼育場所の確保が必要になります。カメ用の部屋を作る気持ちで飼育に望まなくてはいけません。

 

この種類は寒さに弱いので、エアコンで適温の27度に保たなくてはいけないからです。

その他にもバスキングスポットを設置して40度になる様にするなど、場所も手間もかかるカメなので、飼育条件を満たしてから飼うようにしましょう。

 

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ギボシイシガメ

出典:AquaTurtlium

最大でも15センチ以下の小さめの半水棲カメです。泳ぎは苦手なので浸かる程度の水深が浅いところを好みます。

水棲の傾向が強いながらも、日中には陸地に上がって甲羅干しをする姿を見る事ができます。

 

真っ黒な甲羅に黄色い水玉模様が、さながら夜空のように見えて綺麗なカメです。

また、ひっくり返して手足や頭部の裏側を見るとピンクや黄色の色がついており、とても鑑賞性が高いカメと言えます。

 

雑食なので、水棲カメ用の固形飼料を与える他、時々生き餌として金魚、メダカを与えると喜んで食べます。

単体飼育でないとストレスで拒食気味になるなどの、飼育環境によって多少神経質なところがあります。

 

しかし、日本の気候に合っていて、特別に温度を調節する必要がないことが飼いやすいポイントと人気になっています。

小さめなので、水槽のサイズが60センチ〜でも飼育できるのも嬉しいポイントですね。

 バスキングスポットが好きなので、そこだけは用意してあげましょう。

ギボシイシガメも乱獲により数が減っている為、現在はワシントン条約で輸入が禁止されています。

 

専門店やイベントなどでは国内で繁殖された個体が販売されています。

寿命は20年〜40年、貴重さによって価格は上昇傾向にあり、ベビーでも約2万円〜、甲羅のスポットにより上下します。