人になつかないペット3選|犬や猫と違ってなつきにくい?

良くなつくペットと言えば犬、猫等すぐに思いつきますが、逆に人になつかない、なつきにくいペットで飼育できる動物とはどんなものがいるのでしょうか。ランキング形式でお伝えします。

 

人になつかない、なつきにくいペット3選

 

3位:アメリカモモンガ

出典:有限会社プラスト

アメリカモモンガはげっ歯目リス科アメリカモモンガ属の動物です。腕から脚にかけて皮膜がついており、野生では木から木へ滑空して移動する動物です。

一生を木の上で過ごすと言われています。目おっきいですね。

 

まん丸な目とふさふさのしっぽ、手のひらにおさまるサイズ感がとても愛くるしいのですが、残念ながら決してなつきやすい生き物ではありません。

神経質で野性味が強いため、赤ちゃんの頃からゆっくりと時間をかけて慣らさないと、なかなかなついてくれないのが現実です。

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また、一度嫌な思いをさせてしまうとそれを覚えていて、威嚇してきたりもします。そのため、びっくりさせたりストレスを与えないよう、優しく接してあげる必要があります。

完全な夜行性のため、昼間にスキンシップをとるのはストレスを与えるのでやめたほうがいいでしょう。

 

このこともなつきにくい一つの要因になっていると言えます。夜型生活の人の方が、アメリカモモンガをなつかせるのには向いているかもしれません。

ペアや複数匹で飼育するとアメリカモモンガ同士で仲良くなってしまい、人間になつきにくくなってしまうので、1匹で飼育するのがおすすめです。

 

モモンガの仲間でペットとして飼われているものにはアメリカモモンガの他にタイリクモモンガ、フクロモモンガがいます。

タイリクモモンガは自分が甘えたいときにだけ甘えてくる性格、フクロモモンガは寂しがりやで甘えん坊な性格です。

 

なつきやすい順に、フクロモモンガ、タイリクモモンガ、アメリカモモンガとなります。

モモンガをなつかせない人はアメリカモモンガではなくフクロモモンガにするのがおすすめです。

 

 

2位:シマリス

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シマリスはげっ歯目リス科シマリス属の動物です。背中の縞模様、頑張ってご飯を食べる姿、頬袋にエサをいっぱいに詰め込む姿がとても可愛いペットです。

しかしとても臆病で警戒心が強く、人とのスキンシップが苦手な動物です。急に慣らそうとせず、少しずつ時間をかけて慣らしてあげる必要があります。

 

シマリスは記憶力が良く、一度嫌なことをしてしまうと一気に信頼を失ってしまいます。

慣らすのには時間がかかり、信頼を失うのは一瞬なのです。赤ちゃんの頃は良くなついていても、大人になったら全く寄ってこなくなったということもよくある話です。

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シマリスには、タイガー期と呼ばれる、秋から冬にかけて性格が豹変する時期がやってきます。

この時期だけは、どんなにおとなしい子でも飛びついてきたり、噛み付いてきたりします。ケージの外に出して遊ばせている子ほど凶暴化しやすい傾向があります。

 

原因は諸説ありますが、冬の餌不足に備えて自分以外の生き物を排除しようとするという説が有力です。

ケージの外に出している=ケージの中だけでなく人間の生活スペースも自分の縄張りだとシマリスは認識し、縄張りを犯している人間を排除しようとしていると考えられます。

 

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春になれば元の性格に戻るはずなのですが、そのまま凶暴化したまま元に戻らないシマリスもいるのです。

そうなってしまったときの対処法は残念ながら現状では見つかっていません。元に戻る日を待つ他ないのです。

 

ただシマリスは個性豊かな生き物で、なつくなつかないは育て方ももちろんありますが、その子その子の性格が大きく関係しています。

人を怖がらない性格の子を愛情を持って育ててあげれば、手乗りリスにすることも不可能なことではありません。

 

 

1位:ロボロフスキーハムスター

ロボロフスキーハムスターはげっ歯目キヌゲネズミ科ヒメキヌゲネズミ属の動物です。

世界最小のハムスターで、体長は7〜10センチ程度です。

 

小さい体、目の上の白い眉毛のような毛、大きな目と耳、ハムスターにしては長めで艶のある毛並みが特徴です。

警戒心が強く、かなり臆病な性格です。とてもすばしっこく運動量が多い動物なので、脱走させてしまうとなかなか捕まえられません。

 

ケージの閉め忘れには細心の注意が必要です。

手乗りサイズなのですが、手乗りになることはまずないと思っていいでしょう。

 

手に乗ってくることはあるかも知れませんが、自分から好んで乗ったというよりは、ロボロフスキーハムスターにしてみれば間違えて乗ってしまったという感じです。

無理にスキンシップをとろうとするとストレスを与えてしまいます。

 

噛むことはほとんどありませんが、これは怯えて何もできなくなっているだけです。

なついたから噛まないのだと勘違いしないであげてください。スキンシップをとるのには向かない、観賞用の生き物と思ってください。

 

またハムスターの中でもトイレのしつけをしにくい種類です。そのため掃除も大変になります。

可愛い見た目だけで選んでしまっては、ハムスターも人間もストレスになるだけです。

ハムスターとスキンシップをとりたいのなら、ジャンガリアンハムスターかゴールデンハムスターにするべきです。

 

自分がハムスターとどのような関係を築きたいのか、スキンシップを取れなくても可愛がれるのか、掃除等のお世話にどの程度時間をかけられるのかを考えた上で飼育するべきです。

それでもロボロフスキーハムスターがいいと思うのならば、あまり構いすぎず、ハムスターの動きを見て楽しんであげてください。

 

 

最後に

今回紹介した動物達が絶対になつかない訳ではありません。中には人懐っこい子もいます。

なつくかなつかないかは性格や環境にもよりますし、ただなつきにくいと言われているだけです。