カエルの人気ランキング5選|ペットで飼育できるカエル

爬虫類の中でもカエルはたくさんのグッズが出ていて、可愛くペットとしても飼われる方が多くなっています。カエルのペットとして飼える人気の種類について紹介。

 

 

ペットで飼えるカエルの人気ランキング

イエアメガエル

出典:アフリカツメガエル観察日記:イエアメガエル

体長8センチ〜20センチにもなる、大型のカエルです。

肉付きが良く、歳を重ねると垂れ下がってくる、ユニークな体型をしています。

 

飼育方法が難しくないので、初心者でも飼えると人気なものが、イエアメガエルです。

樹上性のカエルで、暖かく湿った環境を好みます。

 

適温は25度〜30度で、プラケースとパネルヒーター、お腹が浸る程度の大きさの水入れがあれば、飼育が可能な種類です。

餌は生き餌のコオロギが一般的ですが、オタマジャクシの頃から慣れていれば、経済的な人工餌でも飼育ができます。

さらに詳しく知りたい方は

 

お金をかけずにカエルを飼ってみたい人には、イエアメガエルがお勧めです。

ペットと言っても、カエルは人間とのスキンシップでストレスを感じてしまうので、ハンドリング(手乗り)ができる種類は多くありません。

 

そんな中で、イエアメガエルは長時間でなければハンドリングが可能な種類です。

人にも慣れることができます。

 

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ヤドクガエル

体長は6センチ以下と小さなカエルですが、派手な黄、赤、青などの体色が多く、その鮮やかなカラーが人気の種類です。

ヤドクガエルはその名の通り、本来毒を持っており、警戒色として奇抜な色をしています。

 

中にはとても強い神経毒を持っているものもいるので危険なイメージがありますが、実は野生では餌となる蟻やダニを食べることで、体内で毒を生成するという仕組みになっているのです。

日本で繁殖され、コオロギやショウジョウバエなどを餌として育った個体が多い今は、毒はそれほど大きな問題にはなっていないようです。

 

しかし、体温が高い人間の手で直接触れると、カエルの体が傷んでしまうので、そう言った意味でも素手で触ることは避けた方が無難です。

ヤドクガエルの生態は細かい種類によって様々に分かれますが、一様に野生では熱帯雨林の環境で生息しています。

 

飼育下でも、その環境を人工的に作ってあげなければいけません。

具体的には、水槽の中に観葉植物や苔を植え込んで水場を作り、温度を27度前後、湿度を70パーセント以上に保ちます。

 

ここで問題になるのが排泄物です。環境を傷つけずに掃除をすることが難しいので、床材や専用の土を敷いてバクテリアの働きを活性化させ、浄化しなくてはいけません。

これをビバリウムと言い、生物が生育する環境を維持することの難しさが、ヤドクガエルが上級者向けと言われる理由です。

ヤドクガエルは、鮮やかな体色と水槽のレイアウトで一匹でも観賞用として十分ですが、ペアで飼育し繁殖させることも楽しみの1つです。

種類によって少しづつ違うものの、その子育ては特徴的なものが多く、卵やオタマジャクシの世話をしたり、給餌をするなど、甲斐甲斐しい姿を見ることができます。

 

また、無精卵を食餌として与える種類もいます。

ただでさえ飼育の難易度が高いカエルなので、繁殖までは難しいかもしれませんが、特徴的な子育てを見ることができるのは大きな魅力です。

 

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ツノガエル

代表的なものはベルツノガエル、クランウェルツノガエルが挙げられます。どちらも成長すると体長12.5センチ程になります。

ツノガエルの特徴は、目の上に尖った突起があることです。

 

目立つ斑点模様がある場合が多く、赤茶色や黄色などの目立つ色をしています。

生態は半水棲で、ジャンプする事もほぼ無くあまり動かないので大きなケースを必要としません。

 

その為、環境づくりが楽なことが魅力です。

小さめの水槽にフロッグソイルを敷いて、水が1センチ程溜まっている状態にしておき、パネルヒーターで適温を保つだけで飼育ができます。

 

温度は22度〜27度、湿度は70パーセント〜85パーセントが理想的です。

餌は生き餌のコオロギを与えます。

 

オタマジャクシの頃から慣れていれば、練り餌などの人工餌で飼うこともできます。

食いつきがよく、食べる姿がユニークなのでパックンマンフロッグと呼ばれる事もあります。

その姿見たさに、ついつい与えすぎによる栄養過多で寿命を縮めることがないよう、気をつけたいものです。

 

 

ピパ(コモリガエル)

出典:2012年07月31日:爬虫類倶楽部ファームブログ

水棲のカエルで、体長が15センチと大きめのカエルです。

平べったい体で地味な色合い、背中にはボコボコとした突起があるのが特徴です。

 

コモリガエルと呼ばれることもあり、メスが子供の世話をすることが有名です。

卵をメスの背中に埋め込み、孵化するまで守ります。

 

オタマジャクシになってからも、その背中を使って子守をする、なんとも愛情深い生態をもっているのです。

ただし、背中いっぱいに背負った卵や、小さな子ガエルが背中から次々に飛び出してくる見た目は、強烈です。

 

その気持ち悪さが人気の秘密でもあるのです。

水棲の為、熱帯魚用のヒーターを使って水温を調節します。25度〜28度が最適です。

 

水槽には水草や隠れ家を入れてやると、安心するようです。

餌は赤虫やイトミミズを与えます。

 

 

アマゾンミルキーフロッグ

出典:Herptile Lovers Blog

体長は8センチ〜10センチで、ブルーやグレーの鮮やかな体に黒などの濃い色でバンド模様がある、綺麗な色合いのカエルです。

実は毒を持っており、皮膚から白っぽい液体を出します。危険を感じた時に出すので、素手で触ることはできません。

 

樹上性で適温は22度〜28度、木登りが得意なので、登り木と観葉植物を爬虫類用のケージに配置して使います。

餌は生き餌のコオロギを与えます。