イモリの人気の種類6選|ペットで飼育可能な人気種たち

一昔前にウーパールーパーが一躍人気になりましたがアカハライモリをはじめとするヤモリも人気が高いペットです。

主にアクアテラリウムをされている方に人気で可愛らしい見た目や温厚な性格、安価な価格設定などお迎えしない理由はないほど素晴らしいペットです。

そこでこの記事ではペット用に流通しているイモリをご紹介したいと思います。

ペットで飼えるイモリの人気種類

ムハンフトイモリ

出典:ダメな大人3|Tosh’s ~ 我家の生き物日記 ~

陸地を作る必要はなく熱帯魚と同じ環境で飼育するイモリです。

体色がブラックなので水草やコケが植栽された環境にマッチします。

餌はミミズやミルワームなどの生餌と人工飼料の両方使用することができるため面倒な生餌の管理に手間を取られる心配はありません。

メダカやグッピーなどと混泳させることはできますが、捕食される可能性があるのであまり高価な魚と同居させることは避けたほうが良いでしょう。

販売価格は1000~4000円と流通量やショップによって様々なので、購入される前にお店のホームページで価格の確認をすると安心です。

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スポットサラマンダー

出典:イモリブログ(イモリ・サラマンダーの飼育日誌ブログ)

艷やかな黒い体色を基調に明るい黄色のスポットが2つずつ並んだような模様が特徴的です。

北米原産で海外では非常に人気の高いイモリですが日本ではそれほど多く流通している訳ではないので1万円近くで販売されることがほとんどです。

国内産のイモリと比べると2回りほど大きな印象で45cm規格以上の水槽で飼育することをお勧めします。

水質は弱酸性を好みブラックウォーターで管理すると調子が良いようです。

食性は肉食性で貝類やミミズなどを与えると良いでしょう。

本種は土に潜る習性があるためキメの細かいソイルを厚めに敷いておきます。

飼育下においても地中で生活する時間が長いので、鑑賞目的の場合はそれほどソイルを厚く敷かずに管理します。

ファイアサラマンダー

出典:イモリブログ(イモリ・サラマンダーの飼育日誌ブログ)

模様や色合いはスポットサラマンダーによく似ているのですが、本種は黄色い斑点模様が脚や頭部などあらゆる部位に彩られています。

本種はアクアテラリウムではなくテラリウム環境で管理しましょう。

保湿性の高いミズゴケやヤシガラを十分に湿らせて1~2ヶ月に一度全て交換するようにします。

餌は生餌にしか餌付かない個体が多いためコオロギやミミズなどをストックしておく必要があります。

必ずしも紫外線ライトやバスキングランプは必要ありませんが、弱めのものを設置しておくと安心です。

マダライモリ

出典:All About

黒を基調に黄緑色の模様で彩られ頭部から尻尾にかけてオレンジ色のラインが入る鑑賞性に優れたイモリです。

ヨーロッパ原産種で海外では有名なイモリですが、日本においては流通量が少なく知名度もあまり高くはありません。

本種もテラリウムで飼育する種類であり水深のある場所を得意としません。

生息地では冬眠をするため必ずしもヒーターは必要ありませんが、多湿環境で一切メンテナンスしないまま放置しておくと雑菌やカビが発生しますので、基本的に飼育下ではパネルヒーターで保温して冬眠を避けるようにします。

大きさは20cmに満たない程度なので45cm規格水槽から飼育を始められるでしょう。

専門店以外では取り扱われていることが少なく7000円前後とかなり高額で販売されています。

ただ飼育は簡単なので初心者におすすめできます。

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アカハライモリ

日本原産種で山を散策していると時々見かけるメジャーなイモリです。

腹部が鮮やかな赤色をしており地域によって色のある面積が異なります。

比較的綺麗な水に生息している種類なので水質悪化には十分に注意しましょう。

25℃以上になると徐々に弱ってしまいますので、夏場だけクーラーを稼働させるなどの温度管理が必要ですが、冬場はヒーターを取り付ける必要はありません。

また非常に安価で500円前後で販売されていることもありますので、まずはアカハライモリの飼育を通してイモリ飼育のコツを掴むといいでしょう。

ちなみに爬虫類は対面販売が義務付けられているため通販サイトを利用することはできませんが、両生類であるイモリは通販サイトを利用することができます。

シナイモリ

出典:ぼーやんのお部屋

中国原産のイモリでアカハライモリと似ていますが一回り小さく凛々しい顔つきをしています。

販売されているイモリの中ではかなり小型の種類なので30cm規格の水槽で飼育することもできます。

また水や土を汚しにくいためメンテナンスに時間を取られる心配もありません。

餌は冷凍アカムシやミルワームなどを与えるようにします。

水質悪化に強いことで有名ですが、極端な高水温や低水温の環境ではすぐに死んでしまうことが多いので温度管理だけは気を使いましょう。

シリケンイモリ

出典:今帰仁城跡周辺の自然

アマミシリケンイモリやオキナワシリケンイモリなど地域によって模様や色合いが大きく異なるコレクション性の高いイモリです。

日本原産種なので飼育しやすく温度調節に気を使う必要が無いため初心者向けと言えます。

ただ高水温にだけは弱いので夏場はクーラーを稼働させるお部屋で飼育することをお勧めします。

餌も冷凍エサや乾燥餌に餌付くので管理しやすく忙しい社会人にもお勧めできます。

価格はやや高めで2000~4000円程度です。