珍しい虫の種類について。毎年多くの新種が発見されているほど未知な部分の多い虫たち。
彼らは様々な特技や色合いを持っていることから最も鑑賞性が高い生き物と言っても過言ではないでしょう。珍しい虫をご紹介したいと思います。
珍しい昆虫の種類
ミドリゴキブリ
出典:噂のニュース速報
その名の通り明るい緑色に彩られた可愛らしいゴキブリです。
世界には本種意外にも水色をしたゴキブリや突然変異でアルビノ個体、ピンク色、黄色などあらゆるカラーバリエーションのゴキブリが存在します。
ゴキブリと聞くと本州以南の地域では嫌悪されがちですが、家族想いの社会性のあるゴキブリなど事情を知れば飼育したくなるほど魅力に溢れた昆虫なのです。
オオカレエダカマキリ
出典:昆虫の楽園
世界最大種で15cmを超えるド迫力のカマキリです。東南アジアに生息している種類で薄い緑色とグレーっぽい色合いをしています。
日本では流通することは滅多にないようなので現地で探してみると良いでしょう。
ジュエルキャタピラー
出典:秒刊SUNDAY
まるで宝石のように輝く美しい幼虫で成虫になるとカイコガのような見た目の蛾が誕生します。
カラーバリエーションが豊富で虹色に輝く個体もいるなどコレクション性が高い見た目をしていますが、日本で販売されている情報はありません。
幼虫も成虫も美しい魅力たっぷりの昆虫です。
ケンランカマキリ
出典:海野和男のデジタル昆虫記
ペットとしての人気が高いハンミョウのようなメタリックカラーが特徴的なカマキリです。ニジイロクワガタが世界一美しいクワガタなら本種は世界一美しいカマキリと言えるでしょう。
メスはややレッド系の色合いをしており、オスはブルー系の色合いをしています。日本では流通することは少ないようですが昆虫を専門に扱うショップで販売されることがあるようです。
オブトサソリ
出典:動物トリビアんワールド
刺されると人間でさえも死に至らしめる猛毒を持つサソリです。猛毒をもっており非常に危険なので日本国内への輸入が禁止されている種類でヨーロッパを訪れない限り見ることはできません。
白っぽい色合いをしており清楚感のある容姿をしていますが防衛能力が高いため動きが早く普通の人は扱いきれないでしょう。十数年前までは日本への輸入ができたようです。
ルリクワガタ
オスはグリーン、メスは明度の低いオレンジ色をしたオシャレなクワガタです。
日本にも生息しているのですが標高の高い涼しい地域に生息しているため都心部における夏場の気温に適応することができず飼育が難しい種類となっています。
クワガタに分類されていますが顎が小さくどちらかと言うとカミキリムシのような見た目をしています。
購入することもできますが入荷が不定期で2000~3000円とやや高めに価格設定されることが多いでしょう。最近では国内で「タカネルリクワガタ」と呼ばれる新種が発見されたことで話題となりました。
プリモスマルガタクワガタ
出典:マルガタクワガタのブログ
その名の通り丸っこい胴体とウサギの耳のような独特の形状をした赤い顎が特徴的な珍しいクワガタです。
輸入が規制されているので許可証がなければ輸入できないため販売されることがほとんどなくなりました。
オトシブミ
出典:森の自然誌:虫たち
生息数的に珍しい種類ではありませんが、葉を器用に丸めてゆりかごを作る所作が他の昆虫には見られません。ゾウムシに似た容姿をしており指の第一関節に乗るほど小型の昆虫です。
世界には1000種類ほどのオトシブミが発見されていますので、もしかすると今後人気が集まるかもしれません。
ラミーカミキリ
出典:一寸の虫にも五分の魂
ルリボシカミキリと同じく最も美しいカミキリムシに挙げられる鑑賞性の高い種類です。
2cmにも満たない小さなカミキリムシなのでよく見かけるゴマダラカミキリやシロスジカミキリよりも採集しづらいカミキリムシです。
国内に生息するけれどもなかなかお目にかかることがない珍しいカミキリムシと言えます。
ウンモンテントウ
出典:海野和男のデジタル昆虫記
オレンジ色の翅にいくつも白色に縁取られた黒いスポットが入るテントウムシで生態系は謎に包まれています。
一般的にナナホシテントウをはじめとするテントウムシは肉食性でアブラムシなどを捕食することが知られていますが、本種は何を食べているのか知られていません。
また人目につかない落ち着いた場所に生息しているので採集しづらい珍しいテントウムシです。
オオセスジイトトンボ
グリーンのメタリックカラーや明るい黄緑色など緑系の色合いをしたイトトンボです。細長い容姿は非常におしゃれで飼育したい気持ちが湧き上がってきた方も多いのではないでしょうか。
イトトンボ自体は都市部でも観察することができますが、本種はなかなかお目にかかれない珍しいイトトンボです。
シマアオカスミカメ
出典:ネコな日々
3つの黄緑色をした三角形が翅に彩られた風情のあるカメムシの一種です。日本固有種でやや標高の高い山地に生息していることが多いようです。
鑑賞性に優れているため飼育したくなりますが、高温に弱く発見しづらいので見つけられたら好運です。
エゾオナガバチ
出典:そよ風のなかで (Plants,insects and birds near at hand)
細長い胴体と長い手脚が特徴的なモデルのようなハチです。
非常に長い産卵管を持ち合わせており、産卵する際にグッと逆立ちのようにしてお尻を持ち上げる光景は格好良く見ごたえがあります。
山岳部に生息していることが多いため都心部ではあまり見かけない珍しいハチと言えるでしょう。