ウーパールーパーの飼い方|飼育に必要なもの・餌は?

ペットとしてのウーパールーパーの飼い方、飼育に必要なもの、餌、水槽、カルキ抜き、水温計、フィルターについて。ウーパールーパーはメキシコ原産の両生類です。別名アホロートルや、メキシコサラマンダーなどと言われとても人気があります。

原産地のメキシコで乱獲や水質汚染が原因で数が減り、ワシントン条約でも規制され日本に流通しているのは日本で養殖されたウーパールーパーです。知れば知るほど飼ってみたくなる魅力たっぷりのウーパールーパー。

 

ウーパールーパーの飼育に必要なもの

 

水槽

水槽は水で生きているウーパールーパーにとっては必須アイテムです。

初めは小さいので小さい水槽が手頃に感じますが、後々大きくなりますので最終的には30センチ以上の大きさが必要になってきますので購入の際の検討材料にして下さい。

 

 

カルキ抜き

水道の水で飼育する場合に必要なのはカルキ抜きです。

井戸水を使う場合カルキ抜きは必要ないのですが、ウーパールーパーが井戸水に合わない時があるので気を使いながらお使い下さいね。

またカルキ抜き剤の分量に自信がない方は一日汲み置きしカルキを抜くという方法もありますよ。

 

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水温計

ウーパールーパーを飼育する際、水温に気を配らないといけません。適温は15℃~20℃で前後したとしても、10℃~25℃以内に抑えないといけません。

夏場は水温を保つのが難しく、上がり過ぎて帰宅てみたら死んでいた…なんて悲劇がありますのでご注意を!

 

 

水質を保つためのフィルター

水換えの頻度を減らすためにもフィルターの存在は大切です。

物理的なフィルターを使ったものは簡単ですが、ウーパールーパーは底を歩くか遊泳、空気を吸いに時々上に顔を出します。

 

その動きを邪魔しないもの、作動中の音が不快でないものを選びましょう。生物濾過という方法もありますが、水中にバクテリアを繁殖させ水質を保つというものです。

こちらは定着するまで1~3カ月掛かります。生物濾過をしたい時は並行しておこないと良いかもしれませんね。

 

 

カスタマイズの用品

インテリアとペットを兼ね備えることできるというメリットは大きいのですが、注意すべき点も多くあります。照明は観察するのに必要なだけでウーパールーパーの飼育には必要ありません。

また水槽の底に砂利を敷きたい時は丸いものでウーパールーパーが飲み込めない大きさのものか、飲み込んでも容易に吐き出せる細かいもので丸いのもしましょう。

 

 

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ウーパールーパーの飼い方

水槽内をカスタマイズする際にウーパールーパーが隠れるお家を作るのも良いです。その時気をつけてほしいことは後ろに下がるのが苦手なので、二つの出入り口があるとウーパールーパーが困りません。

先にも記載しましたが砂利の大きさには充分注意して下さい。また砂利は水槽内が不衛生になってしまいやすいので小まめな手入れが必要です。

 

手入れの際はハイターなど強い薬液を使用しても良いですが、しっかりと洗い流し薬液が残らないようにしましょう。

ウーパールーパーにとって水質を保つことは水温を保つことと並んでとても重要ですから、水換えは3~5日行い、半分の量ずつ取り換えていきましょう。

また1年に1回は大掃除をしましょう。砂利や隠れ家を洗浄してください。また途中で大量のコケが発生したり害虫が沸くときなども大掃除でリセットをして下さいね。

 

 

ウーパールーパーの餌の与え方

餌は始めから生の餌だと保管がめんどくさいのでタブレット状の餌が手軽で良いです。時々ご褒美の様に乾燥エビや冷凍の赤虫、ブライン、ミジンコを用意していると簡単です。

慣れてきたら生のえさも与えると良いかもしれません。与える際は上からピンセットで与えると上からご飯がもらえる!と学習し顔を上に向けてくれ可愛さが倍増します。

ピンセットも合わせて購入し餌やりに使用すると良いと思います。

 

 

飼育上の注意点

まずは水槽に適温のカルキを抜いた水を貼ります。砂利や隠れ家フィルターなどの準備をし、温度が調整できたらウーパールーパーを入れましょう。

そして餌やりの際は残さないように気をつけてあげることが大切です。複数飼いを考えている方は尚更で、共食いを誘発してしまいます。また浮いている餌を食べていると上から食べてくれなくなります。

 

水換えをするタイミングですが餌を与えると2,3時間で糞をします。その後に合わせて水を交換すると良いでしょう。

替えの水はカルキを抜き適温にしておきましょう。基本的に餌は2~3日に1回で良いのですが、旅行など家を空ける際は前日から餌を与えないようにしてください。

 

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ウーパールーパーの購入の際の注意点

ウーパールーパーは黒っぽいものが本来の色なのですが、アルビノ種の白い物や黄色いゴールデンと呼ばれるものが人気です。

ですがアルビノアイと呼ばれ色素の薄い目をしていることが多く、こちらは視力が低いことが多く共食いを誘発してしまいますので飼う際は気をつけた方が良いでしょう。

 

しかし複数飼いをしなければ共食いもないですし、性格的なことも絡んできます。また初心者はウーパールーパーのの大きさが10㎝程あるのもも方が失敗しません。

5㎝程のものは可愛いのですが、浮いてきてしまい知らないうちに死んでいるなんて悲劇がありますので購入の際はご注意ください。

 

ウーパールーパーは共食いをしてしまう生き物ですが、小さい欠損であれば持ち前の生命力で再生します。しかし両手両足、両エラと広範囲に渡って欠損している場合は購入しない方が良いでしょう。

再生のスピード云々というより食事もままならない状態ですし、そのような飼育環境のお店での購入は止めた方が良さそうです。

 

 

いかがでしたか?用意は細々とありますが、水槽で飼う生き物の基本を押さえて揃えてるのでウーパールーパーだから特別必要というものはあまりないと思います。

あえて言うならピンセットでしょう。飼い主の手から餌を食べる姿が至福の時と言えるでしょう!興味のある方はお店を覗いてみてはいかがでしょうか?