現代の住宅のほとんどは、床がフローリングでできていますよね。しかしワンちゃん、猫ちゃんにとって、フローリングの上での生活は足腰を痛める原因になっているのです。
またペットがフローリングの上を歩くことで、爪による傷も付きます。今回はフローリングを滑りにくくし、傷も付きにくくしてくれるフローリング「ドッグランコーティング」を紹介します。
滑り止め対策する前にフローリングがペットに与える影響
床が滑りやすいと足腰に負担をかける?
犬や猫は野生では土の上などを歩いて生活しています。その為土の上など滑りにくい環境で歩くのに適した体の構造になっています。
土の上は滑りにくいので、滑っても大丈夫なような構造にはなっていないのです。その為、フローリングで滑ってしまっても体が対処できず、脚の付け根や関節、背骨に大きな負担がかかってしまいます。
長年フローリングの上で生活していると、関節や腰の病気になる可能性が高くなるのです。
このことに気づいていない人が多いのですが、通常のフローリングでの生活はペットにとってはあまり良い環境とは言えません。
フローリングでペットがこんな病気に?
一番注意したいのが膝蓋骨脱臼(パテラ)です。軽度の場合症状が見られないこともありますが、重症化すると歩行できなくなります。
10㎏以下の小型犬で非常に発生しやすく、特にトイプードルでは先天性の膝蓋骨脱臼が多いようです。治療には手術が必要になります。悪化させない為には滑りにくい足腰に優しい床で生活させてあげ、関節に負担をかけないようにする必要があります。なりやすいのは、
- トイプードル
- チワワ
- ヨークシャーテリア
- ポメラニアン
- パピヨン
- ミニチュアダックスフント
- シーズー
など
また骨関節炎も深刻です。加齢、遺伝、肥満、外傷など様々な原因で関節の軟骨がすり減り、痛みを伴うようになります。
痛みの為動作が鈍くなる、階段を嫌がる、散歩中に座り込むようになります。なりやすいのは、
- コッカースパニエル
- ゴールデンレトリバー
- ボーダーコリー
- ロットワイラー
- ポメラニアン
など
発症すると完治することはなく、痛みの緩和と進行を遅らせることしかできません。日頃から関節に負担をかけないように過ごさせ、もし発症してしまった場合は進行させないようより注意する必要があります。
この他にも滑って転倒したり急な方向転換をすることで起こる股関節脱臼
- トイプードル
- ポメラニアン
- チワワ
- ゴールデンレトリバー
- ラブラドールレトリバー
- ボーダーコリー
など
成長期の過度な肥満や激しい運動により起こる股関節形成不全
- ラブラドールレトリバー
- バーニーズマウンテン
- シェットランドシープドッグ
- コーギー
- 柴犬
など
胴長で脊椎に負担のかかりやすい犬種(ミニチュアダックスフント、コーギーなど)で日常的な脊椎への負担が積み重なって起こる椎間板ヘルニアなどがあります。
いずれも足腰に負担がかからない床で生活させることで発症させない、悪化させないようにすることが可能です。
病気になってしまっては莫大な医療費がかかってしまいますし、大事なペットも健康でいられなくなって散歩、最悪の場合自由に動くこともできなくなってしまいます。
ペットがフローリングへ与える影響
爪による傷
フローリングの上をペットが歩くと、必ずフローリングに傷がつきます。初めは少しの傷でも、長年ペットと暮らすことで年々傷も増えていきます。
また床を掘るようなしぐさをする子の場合はさらにどんどん傷がついてしまいます。その傷から水分や汚れが浸透してしまい、フローリングが劣化していきます。
爪のお手入れを頻繁に行うことである程度防ぐことはできますが、完全ではありません。しかも室内飼育の子は歩行による爪の擦り減りが少ないので、どんどん爪が伸びてしまい、きりがないのです。
おしっこの汚れ
トイレのしつけが完璧でない子はもちろん、しつけは完璧な子でもトイレ後におしっこがポタポタ落ちてしまったり、トイレトレーからおしっこが少しはみ出てしまうこともあります。
足を上げてする子は特にトイレ周辺の床が汚れやすいですよね。おしっこがフローリングの板の隙間から染み込むと、臭いが染みついてしまいます。
付いた直後であれば良くふき取り消臭スプレーで対処可能です。しかし時間が経ってしまいおしっこが完全に染み込んでしまうと、臭いが取れなくなってしまいます。
臭いだけでなく、おしっこがフローリングに染みこむとシミ跡もできてしまいます。シミになってしまうと完全に元に戻すことはできません。
ペット用フローリング「ドッグランコーティング」の特徴
フローリングに薄い塗膜を施すことでフローリングを滑りにくくし、なおかつ傷や汚れからフローリングを守る効果のあるものです。このペット用フローリングには2種類あります。
どちらも滑り止め効果、傷・汚れ防止効果がありますが、滑り止め効果がより高いもの(シリコン)、傷により強いもの(ガラス)があります。
ペットの健康を考えるなら(シリコン)
市販のワックスと比べ滑り止め効果が2倍以上あります。主な原料はシリコン樹脂で、ペットの爪、肉球との密着性に優れています。
またほどよく弾力があり、活発に動き回っても衝撃を吸収してくれるので元気すぎる子でも安心です。
耐水性、耐傷性にも優れているので爪による傷、おしっこ汚れもしっかり防止します。仕上がりの見た目は高級感のある光沢が特徴です。
滑らなくなるので、ペットの足腰の負担は軽減されますし、病気になる可能性も通常のフローリングよりはるかに低くなります。ペットのことを最優先する気持ちがあるのならばシリコンがおすすめです。
フローリングをきれいに保つことができる(ガラス)
割れないガラス塗膜でフローリングをしっかり保護されているので傷に強いです。コーティング剤はいろいろなものがありますが、最も高い塗膜硬度を誇ります。
一般的な市販のペット用ワックスの塗膜硬度は2H~3Hなのに対し、9Hの硬度です。(数字が大きい程硬度が高く、耐傷性が高い)ちなみにガラスは5H以上の硬度です。
原料は無機質の液体ガラスを使用しており、ペットが舐めても全く害がありません。滑り止め効果も十分にあります。ガラスと言ってもピカピカし過ぎず、上品な仕上がりになります。
シリコンほど滑り止め効果はないにしろ、市販のペット用ワックスの1.3倍は滑らないようになっています。フローリングをきれいに保ちたい方はこのガラスがおすすめです。
何年もつのか?
耐久年数は20年です。一度施工すれば20年は塗り直す必要がないのです。
市販のペット用ワックスの耐久年数は、水性アクリル系のもので数か月~2年、水性ウレタン系のもので3~4年と言われています。
さらに自宅で飼い主さん自身がワックスを上手く効果的に塗布するのは難しい為、実際の耐久年数はもっと低くなってしまいます。
プロによる施工の為、飼い主さんに負担がなく、より効果的な塗布をしてくれます。施工は1日(約8時間)で完了します。
まだ飼っている子が若く、これから何年、十数年と一緒に生活するのであればペットのためにフローリングを専用のものに検討してみることも考えなくてはなりません。
「ドッグランコーティング」の価格と評価
値段
フローリングなので安くはありません。料金はガラス、シリコンともにこちらの通りです。
一般的な大きさの家だと大体10万円前後となります。見積もりは無料でしてもらえますのでまずはいくらくらいかかるのかを調べてみましょう。
居住中で15帖以上施工の方の場合、本来20,000円かかる家具の移動費が無料となります。
10万円と考えると高く思ってしまいますが、ペットが病気になった時の医療費、滑り止めの間違った防止グッズの購入、大切なペットの健康を考えると高い買い物ではないと思います。
施工対象エリア
対象の地域は関東周辺(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、群馬、栃木)となっています。そのほかの地域でも相談可能ですので、一度問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
せっかくペットのことを思って対策をしても、効果がなければ意味がないですよね。対策しているから関節の病気は心配ないと思っていても実は対策になっておらず、知らないうちに病気が進行しているなんてことになったら大変です。
普通に生活できているから大丈夫と安心しないで下さい。目には見えませんがペットの体には毎日負担がかかっています。
大事な飼っているペットのことを第一に考えるのであればドッグランコーティングの施工をおすすめします。
「ドッグランコーティング」の口コミ
愛犬がヘルニアと診断され、どうしたものかと悩んでいたところこちらにたどりつきました。
仕上がりサンプルを見てすぐ施工しました。私の掃除が楽になり 犬も人間も大変大満足です。
パンフレットなど動物病院にあればもっと早くやりたかったです。ありがとうございました。
コーティング後は階段や廊下も歩きやすく、犬だけでなく人も安全で暮らしやすくなったことに施工してよかったとすぐに実感しました。
電話でのご対応やご担当者のご説明もわかりやすく納得できるものでしたので、他社と比較させていただきドッグランコーティングさんに決めましたが、仕上がりも良く大変満足しています。
十分、満足しています。まず光沢感がギラギラしなくて、仕上がりがこんなに美しいというのは少し驚きました。ペットも以前より快適に歩いているというのも感じますし、子供たちも気持ちよく歩いているように見えます。
肝心な傷に対する強度ですが、これは全く問題ありません。ペットが掘るようなクセを見せても、傷痕はほとんど見られません。これで20年塗り直し不要ということなので、かなりコスパの高いサービスだといえると思います。
以前の傷跡もパッと見では気にならないくらい目立たなくなったのも良かったといえます。