フェレットは犬ほどとはいかないまでも小さいながらにかなり賢い動物です。なのである程度しつけをすることができるので、しっかりトイレや噛み癖などのしつけをしてあげればもっと飼いやすくなります。
しかし、そのしつけ方法を間違ってしまうとフェレットは言う事を聞いてくれない、しつけができない仔になってしまうので、正しいフェレットのしつけ方を学んでいただけいて実際にしつけをしてもらえれば幸いです。
フェレットのしつけ方
名前を覚えさせるしつけ
フェレットは人間の言葉を理解することはできません。しかし、イントネーションや発声、雰囲気によって聞き分けることが可能です。
なので、同じイントネーションで同じ名前を呼んであげれば自然と覚えてくれます。
それでもなかなか覚えてくれない時なんかはご飯をあげるときやおやつをあげるとき、ケージをあけてあげるとき、フェレットがうれしいとき、喜んでるときに名前を呼んであげると効果的です。
名前を呼ばれたらうれしくなる、うれしいことが起こるということをフェレットが認識できるようになればちゃんと名前を覚えてくれます。
トイレのしつけ
フェレットは同じところにトイレをする習性があるので、トイレをしてほしいところを覚えてもらう必要があります。
基本的にフェレットは角に排泄をするのでケージのトイレをしてほしい角にトイレを設置してあげてください。
もし、そこにトイレをしない場合は排泄してしまったところをきれいにし、臭いが残らないようにしてください。
これを繰り返し行うことでフェレットはトイレをする場所を覚えます。
それでもフェレットが違うところにトイレをしてしまう場合は、すべての角にトイレを設置し、トイレをしてほしいところにするように仕向けましょう。
トイレの場所を覚えてしまえば他のところではしなくなるので覚えたら他の角のトイレははずします。
間違ってトイレでないところにしてしまっても怒ることと諦めることはNGです。フンをすぐに片づけて根気よく慣れるまで付き合ってあげましょう。
噛み癖を直すしつけ
一番これに悩んでる人が多いかもしれません、特にこどものフェレットは噛み癖がある仔が多いです。
噛み癖をでにくくするためにフェレットのご飯をいっぱいあげて満腹感で満たしてあげるのが効果的です。
それでも噛むのはこどものころはしかたないので大目にみてあげてください。
大人のフェレットに成長したら噛み癖を直すしつけを積極的に行ってください。力が強く本気で噛まれると血だらけになります。
噛み癖を直す方法ですが、名前を覚えさせるしつけのときと逆で噛むと「いやなことが起こる」ということをフェレットに認識させることで噛み癖を直すことができます。
フェレットは大きい声を出されるのがいやなので噛むときに大きい声でしかってあげることは効果的です。
かわいそうですがちゃんとしかってあげましょう。毎回同じ言葉でしかってあげないとフェレットは理解できません。
このときに間違ってもフェレットの名前を呼んではいけません。
名前を呼ばれるといやなことが起こると思ってしまうので、名前を呼ぶことは避け、しかるときは「ダメッ」や「コラッ」、などに統一し、大きい声でフェレットを驚かせるつもりでしかってください。
飼い主を噛んでしまう仔もよくいます。そのときは、フェレットの嫌いな味や臭いを噛むところにつけてあげることで解消できるでしょう。
飼い主を噛むといやなことが起こると認識させることができます。
ミント系の臭いやリンゴ酢を嫌うフェレットが多いようですが、個体差もありますので自分のフェレットはどんな臭いや味が嫌いか把握しておくことは重要でしょう。
ケージを噛まなくするしつけ
フェレットはよくケージを噛んでしまう仔がいます。フェレットは噛む力がとても強力なのでケージを噛む事でケージの塗装を口に入れてしまったり、歯が折れてしまう危険性があります。
20時間睡眠をとるフェレットですが、運動不足や一緒に遊んであげることが少なかったり、体調や環境がよくない場合、ストレスがたまりケージを噛んでしまうことが多いのです。
遊んであげられる時間があまりとれなかったり、エアコンでの温度調整を忘れてしまったりしていませんか?
しっかりフェレットを観察し、フェレットがストレスを感じないような環境づくりをしてあげましょう。
どうしても難しいという場合には、ケージの噛むところにフェレットの嫌がる臭いや味がするものを塗ってみたり、つけてみたりしてみてはいかがでしょうか。
ケージを噛むといやなことが起こるという認識を持てば自然とケージを噛まなくなります。
しかし、体調管理や環境管理はとても重要ですので、なるべくフェレットと一緒に遊んであげる時間を作り、エアコンなどで温度調整をしてできるだけフェレットにストレスがたまらない環境を整えてあげましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。芸を覚えさせることができるほどに賢いフェレットですが、このようなやり方でしつけをしないと、間違った認識をフェレットに植え付け、言うことを聞いてくれないフェレットに育ってしまいます。
しっかりとしたしつけ方法でご自身のフェレットを悪いことをしないいい仔に育てていきましょう。
間違っても強く叩いたり、乱暴なことはしないで下さい。それは動物虐待になってしまいますよ。