ペットと一緒に暮らしていると愛情が湧きますよね。1日でも長く、元気で楽しい時間を過ごして欲しいと願うのは、飼い主さんの願いでしょう。
ここでは寿命が長い動物の中でも、ペットとしての飼える種類をランキングで紹介します。
寿命が長いペットで飼える動物ランキング
1位:ケヅメリクガメ
出典:児玉義弘のココだけの話
リクガメはペットとして飼える種類が幾つかありますが、いずれも長寿の傾向にあります。中でもケヅメリクガメは上手に飼育すると100年以上も生き、大きさは甲長70センチ以上、体重は45キロ以上にもなります。
リクガメが長寿であることには理由があり、一番の理由は気温が合わない季節には冬眠をすることができるということです。
普段から代謝は穏やかですが、眠っている間の生命活動は極限に抑えられるので、その間の代謝が抑えられるのです。
しかし、十分な準備をせずに冬眠をさせるのは命の危険が伴います。体力と脂肪をつける、温度を徐々に下げる、食事を減らしていくなどの事前準備をしっかりとして冬眠に導いてから、眠らせてあげましょう。
また彼らは基本的に草食で、ゆっくりと動くのでエネルギーの消費も穏やかに行われます。この点が他の動物との大きな違いとなります。
2位:鯉
魚類である鯉が長生きなのは驚くところですが、確かに観光地などの日本庭園で悠然と泳ぐ鯉は、びっくりするほど大きいですよね。体長1メートルを超える鯉も珍しくはありません。
実は鯉のウロコは年輪のようになっており、その模様を数えることで年齢を割り出すことができるとされています。
一般的な鯉は、環境が良ければ50年は元気に生きることができます。
しっかりとした記録はありませんが、日本の岐阜県東白川村のお寺で、226年生き続けた鯉の花子が話題になっています。日本の歴史を池の中から見守ってきたということになりますね。
鯉の長生きの秘密は、水質に対する高い適応能力が挙げられます。
持ち前の丈夫さで雨や温度変化、汚れなどの水質の変化にも病気にならずに元気で過ごせるという、とても強い動物なのです。
3位:コンゴウインコ
出典:野鳥写真館
体長が約90センチ以上にもなる、超大型インコのコンゴウインコは、南国の雰囲気を思わせるカラフルな色合いが目を引きます。
大型とはいえインコが長生きできるの?と疑問に思われる方も多いでしょう。しかし、このコンゴウインコは50年〜100年も寿命があるのです。飼い主さんよりも長生きかもしれせんね。
記録では106年生き続けているイギリスのコンゴウインコが一番のご長寿です。
コンゴウインコは、噛む力も鳴き声をパワフルで飼うには覚悟が要りますが、他の長寿ペットとは違う大きな利点があります。
彼らは人間とのコミュニケーションを愉しむ動物なのです。人間側が話している言葉を覚えたり、おもちゃを使って遊んだり、やりとりができるということは長い寿命の中で彼らの大きな楽しみとなるのでしょう。
人間側も飽きられないように努力しなくてはいけません。それくらいに高い知能を持っているということなのです。
出かけるときはテレビを付けて見せておく、という飼い主さんもいます。彼らの大敵は退屈から来るストレスなのでしょう。この辺りはペットの領域を出て、人間の子供のようですね。
4位:ヨウム
体長30センチ以上の大型インコに分類されるヨウムは、賢いとされるインコの中でもトップクラスに位置します。
なんと、言葉や音真似の他に、時と場合によって最適な言葉を選んで会話することができるようになります。
寿命は約50年、生涯の中で2度の反抗期を迎えることになり、飼い主さんは覚悟が必要です。なぜなら、当然体の大きさに見合った力で噛み付かれることになるからです。
しかし反抗期を乗り越えると、言葉やコミュニケーション、遊び好きな
5位:アカハライモリ
出典:熊本市水前寺江津湖公園
両生類は長寿のオオサンショウウオが有名ですが、同じ両生類仲間のウーパールーパーも小さな見た目に反して20年生きることができるとされています。
アカハライモリも例外ではなく、10センチ前後の小さな体に対して、以外にも25年という寿命を持っています。
別名ニホンイモリと呼ばれる通り日本の固有種であり、野生でも数多く生息するため安価で入手することができます。
黒い艶やかなボディと、いかにも毒の警告色である赤色をした腹部のコントラストが独特で美しく、海外のコレクターにも人気が高い種類です。
日本の気候に馴染んでいるアカハライモリは、特に温度管理を気にしなくても飼いやすいことが飼いやすいポイントになっています。
しかし本来は綺麗な水が流れる川に生息しているので、水質が悪くなると体調を崩しやすくなります。綺麗な水を保つことで、イモリの天寿を全うさせることができます。
また、アカハライモリは冬に温度が下がってくると、冬眠することができます。健康で栄養をしっかり蓄えてから冬眠することで、寿命が延びて25年〜30年になるとも言われています。