ペット里親のメリット・デメリット|保健所、ボランティア?

ペット里親のメリット、デメリット、保健所、ボランティア、動物愛護センター、慈善団体別の特徴について。

ペットを飼いたいとしてどこでペットを『買い』ますか?ペットショップ、ブリーダー、今日インターネットでもペットを買える時代です。

その選択肢の中に『里親』という選択肢を加えてみませんか。ペットブームで、ペットの存在は私たちの生活に身近なものとなりました。悪質な業者や無責任な飼い主によって尊い命が失われてしまう事も多くなりました。それを救えるのが『里親制度』です。

 

ペットの『里親制度』とは?

もともと『里親』は、他の子を預かり親に変わって養育する事を意味します。そして、ペットの里親制度とは、元の飼い主に変わってペットを預かり育てる事をいいます。

文章で説明するのは簡単ですが、一般的にまだ浸透していない制度です。『里親制度』と一口に言っても大きく2つにわかれます。

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動物愛護センターや保健所が行っている【行政機関】と慈善団体やボランティアなどで成り立っている【民間機関】です。

行政機関、民間機関、飼い主のいないペットを“保護”する意味は一致していますが、その機関により特徴があります。そしてそれぞれにメリット、デメリットがあります。

 

行政機関は主に、動物愛護センターや保健所と名前が入っている国が運営している機関です。

飼い主の都合で預けられた、あるいは捨てられたペットや持ち主不明で保護されたペットを一定期間保護します。そして、次の飼い主が見つからなかった場合、殺処分されてしまいます。

 

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ペット里親:行政機関(保健所)のメリット

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初期費用がかからない

行政が行っている為、費用はかかりません。

 

 

ペットを受け入れる前に講習を受けられる

内容は、ペットを迎え入れるにあたり常識的な事が多いですが、約2時間程度講習が受けられます。

そして、譲り受けるペットが決まってからも今後必要となる手続きやワクチン注射などの講習も受けられます。一度もペットを受け入れた事がない人にとっては意味のある講習といえるでしょう。

 

 

疾病検査や性格テストが済んでいる

予め、病気がないか検査をしています。そして、人に懐くかなどの性格テストを通過した個体を里親に出しています。

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尊い命を殺処分から救うことができる

ここが最も大きな理由かもしれません。尊い命が人間の都合で年間、何万匹と失われています。

失われてしまうかもしれない命を誰かの手によって救うことができるのです。

 

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ペット里親:行政機関(動物愛護センター)のデメリット

 

成犬や成猫である場合が多い

もともとは飼い主によって飼われていたペットなので成長しているのは当然です。

成犬や成猫だからといって全く懐かない、しつけができないというわけではありませんが、ある程度工夫が必要となります。

 

 

個体の特徴が強い

過去にトラウマを抱えたペットが多いのは事実です。

男性だけを怖がったり、ある音に異常に反応したりなど様々ですが、そういった事も受け入れる覚悟が必要です。

 

 

個体を選ぶ時間が限られている

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初対面の限られた時間の中でその子の性格や相性を判断しなければいけません。

公示機関というのがあり、簡単にいうと3~4日保護期間がありそれを過ぎてしまうと殺処分されていまいます。それまでに判断が必要となります。

民間機関運営する団体によって多少の違いはありますが、行き場のないペットを次の飼い主へ橋渡しするのが存在意義です。行政機関とは違い、殺処分はありません。

 

 

ペット里親:民間機関(ボランティア)のメリット

 

選ぶ時間が長くとれる

次の飼い主への橋渡しが目的なので、新しい環境でペットが幸せに暮らせるようにサポートするためフィーリングを重視する事が多いです。

そのため、その子の性格がわかるよう特徴を細かく提示する事によりその子のことをよく知ってもらい、新しい生活をイメージしてもらいやすくします。

また、団体によっては預かり期間などを設けて、実際に一定期間生活してもらう事もあります。

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インターネットなどで情報が調べられる

民間機関の場合ほとんどホームページに里親を募集しているペットの情報が閲覧できます。

その子の特徴から性格などが細かく掲載されていて写真付きが多いので、実際会う前に自分に合ったペットを探すことができます。

 

 

ペット里親:民間機関(慈善団体)のデメリット

 

費用がかかる

医療費、自宅までの移動費などを負担する場合があります。しかし、新しい命を迎え入れる上で必要な経費だと思います。

 

 

情報を提示しなければいけない

賃貸契約や勤め先などある程度の質問を受けます。居住物件はペットが可能か、転売目的の詐欺ではないことを確認するためです。

大事な命を預けるので、今後しっかりペットを育てていける飼い主か判断する必要があります。

 

 

個体の特徴が強い

行政機関のデメリットでもあげましたが、これは行政機関だけではなく民間機関で保護されているペットにも共通していえることです。

人間でも一人一人違う性格をしている様にペットもそれぞれの性格があります。

充分理解してから飼い始めて下さい。ペットは私たちの生活に癒やしや活力を与えてくれる存在です。

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ペットとの生活はかけがえのないものです。しかし、飼う上で楽しい事ばかりではないこともあります。毎日のエサ、散歩、しつけ、ペットは生き物です。1日でもサボれば命に関わるかもしれません。

「かわいいから」という理由だけで飼い始めていいわけがありません。しっかりと覚悟と責任をもって飼い始めなければなりません。

 

「飼いたい!」と衝動的に動いてしまう前に、そのペットの生態、しつけ方、エサ、設備などを自分なりに学んでみる事をおすすめします。

そして飼う事が決まればペットショップへ直行、ではなく里親制度を思い出してみて下さい。