可愛い熱帯魚の種類5選|動きや形、大きさがキュート?

可愛い熱帯魚の種類、動きや形、体長について。一言に熱帯魚といっても、代表的な鮮やかなものから地味な色合いの魚まで、種類は多様です。体のフォルムも特徴的なものも沢山あり、どれを選ぼうか迷ってしまいます。

ここでは形や動きが可愛い熱帯魚を特徴、性質とともに紹介します。ぜひ参考にしてください。

 

可愛い熱帯魚の種類

 

バルーンモーリー

体長4センチ程度でピンポン玉のように丸っこいからだをしています。

オレンジ、シルバー、ブラック、ダルメシアン等のカラーがあり、丸い体を振って泳ぐ姿は目を引きます。

 

人為的に丸っこい体型を遺伝子的に品種改良で安定させた種類なので、体質が弱い傾向にあり、飼育には注意が必要です。水質を急激に変えないように気をつけなければいけません。

温度は18度〜28度、水質は中性〜弱アルカリ性が向いています。値段は5匹で1,000円〜となっており、色はミックスとしてオレンジやシルバー等、混ざっている事が多いです。

 

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ハチェット

お腹が縦に大きく出っ張っており、横幅は平たいというユニークな体型の熱帯魚です。ハチェットとは英語で手斧という意味で、見た目の特徴から名付けられました。

大理石のような色合いのマーブルハチェットは一番人気で体長は3センチくらいですが、トラコカラックスという種類は10センチにもなり、様々です。

他にも黒のラインの上下が緑がかったシルバーハチェット、半透明なグラスハチェット、胸ビレが黒くなるマーサハチェットなど、水槽のイメージに合わせて選べる種類が多いのも面白いですね。

 

温度は20度〜26度、水質は弱酸性〜中性を好みます。性格は温和で混泳も可能ですが、水面からジャンプする事があり、水槽の蓋は必須です。

水槽から飛び出してしまうので、事故に気をつけなければいけません。水面の近くを泳ぐ性質を持っているので、水槽の上層が寂しく感じる時にピッタリです。

60センチ水槽に3〜5匹入れると、丁度良いでしょう。値段は種類にもよりますが、5匹で2,000円〜となります。

 

 

ゴールデンハニードワーフグラミー

体長は約4センチとコンパクトなので水槽を選ばず、特徴的な泳ぎ方を楽しむことができます。

少し動いてピタリと止まる変わった泳ぎ方は、見ていて癒されます。

 

さらに面白いのが、二本の長く伸びた胸ビレです。これはヒゲのように動かすことができ、餌を探すように水底を探る動きはユニークで見ものです。

同種同士ではこの胸ビレを使ってタッチし合うなど、コミュニケーションを取っているように見えるのも、微笑ましいものです。

 

また、アクアリウム内に発生するヒドラや水草のカビなどを食べてくれるので、水質の維持に一役かってくれます。

体色は鮮やかなイエローをしており、ヒレの先はオレンジに色が濃くなっています。

 

ずんぐりとした体型も、愛着が湧くポイントです。群泳はしませんが、単独か2〜3匹水槽に入れるだけで色彩がぐっと際立ちます。

温度は22度〜27度、水質は弱酸性〜中性、体も丈夫なので飼育は比較的簡単にできます。値段は1匹約300円で購入できますが、1センチ程の小さな個体ならもっと安く手に入ります。

 

 

アフリカンシクリッド

鮮やかなカラーは多様化していて、鮮やかなブルーのモーリー、ブラックのラインが横に入ったイエローストライプが代表的です。

他には、

  • 大人になると白の模様が出るオレンジゼブラ
  • 縦縞模様のイエローシクリッド
  • ブルーの体にゼブラ模様がさらに濃いブルーで浮き出るコバルトブルーシクリッド
  • 稚魚の時はブルーの体色だったものが雄のみ成長するとイエローに変化するゴールデンゼブラシクリッド

 

など、細かい種類は数え切れないほどバラエティに富んでいます。

気性が荒く他の種類とは混泳が望めませんが、色違いの個体を数匹泳がせると、水族館のように鮮やかな水槽を作る事ができます。

 

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隠れ家を多く配置し、大きめの水槽を使う事で、持ち前の気性の荒さによる問題を軽減できます。

体も非常に丈夫なので飼育しやすいですが、よく食べよく排泄するので水質の浄化に気を配りましょう。

 

水温は23度〜28度、弱アルカリ性の水質を好むため、水草を植えるときはアヌビス等のアルカリ性に強い種類に限られます。

値段は3センチほどの稚魚で1匹200円〜ですが、大きくなると12センチを超えることもあるので水槽に余裕を持って用意したいですね。

 

 

オトシンクルス

ナマズの仲間ですが、水槽内の苔を好んで食べるので水槽掃除の頻度を下げてくれます。

ガラス面にくっついて食べている姿が可愛らしいと人気です。

 

体長は最大で5センチ程で、性格もおとなしいので混泳も心配ありません

地味な色合いでマダラやストライプの模様のものが多いですが、その特徴的な動きと生態、小型のナマズの存在感は観賞用としても十分な魅力があります。

 

温度は20度〜25度、水質は中性〜弱酸性を好みます。水槽内の苔を主な餌とするので、オトシンクルスは水槽内に1、2匹にします。

餌が足りなければ草食性の餌を足さなければいけません。キュウリやほうれん草を小さくして与える事もできます。

 

値段は1匹約500円です。色が鮮やかであったり形が特徴的なものは、少数取り入れるだけで華やかさが違います。

また、動きがコミカルな魚は見ていると癒されますし、愛着がわいて可愛いものです。魚の性質と性格を考慮して、アクアリウムを組み合わせるのも楽しみの1つですね。