モルモットの行動・仕草の意味|鳴き声で気持ちが?

モルモットの行動、仕草の意味、鳴き声で気持ちを理解、性格、慣らす方法、嬉しい、構って欲しい、怒ってる、威嚇、警戒、おびえてる、走り回る、隠れる、足踏み、口を開けるなど。

動物園やふれあいコーナーではおとなしいイメージのあるモルモットですが、慣れた飼い主さんに対してはとても感情表現豊かで社交的と言われます。

 

モルモットの特徴

そもそもモルモットは野生には存在せず、「ペルーテンジクネズミ」または「パンパステンジクネズミ」を家畜化した種であり、げっ歯目テンジクネズミ科テンジクネズミ属に分類されます。

体長は約20〜30cm、体重はオスとメスで差がありますが約700g〜1200gで、様々な種類やカラーが作出されていることでも有名です。

 

よく知られている短毛種の「イングリッシュモルモット」は別名”ショートモルモット”として販売されることもあります。

イングリッシュと似ていて短毛で直毛の「クレステッドモルモット」は頭部にロゼットと呼ばれるつむじのようなものがあるのが特徴です。

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その他、”巻き毛モルモット”とも呼ばれ、イングリッシュより体毛が長い「アビシニアンモルモット」、縮れた体毛が特徴の「テディモルモット」、無毛種の「スキニーギニアピッグ」などが存在し、バリエーションが豊富なのもモルモットの魅力の一つとなっているのです。

 

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モルモットを慣らすには?

モルモットは臆病な個体が多く、初めは警戒することが多いですが、一般的には社交的で人慣れしやすく、よく慣れれば飼い主の後を追いかけたり飼い主にかまってもらえないと寂しがったりする個体もいるほど。

モルモットはもともと集団で生活しているので、鳴き声や仕草で自分の気持ちを表現し、上手にコミュニケーションをとることができるのです。

 

そんな感情表現豊かなモルモットと仲良くなるには、無理強いしたりせずにゆっくりと時間をかけながら慣れてもらうことが大切。

静かで落ち着いた環境で飼育してストレスを与えないように気をつかい、モルモットが嫌がったり驚いたりするようなことは避けましょう。

そして、モルモットが見せる仕草や鳴き声などの行動をしっかり観察して気持ちを読み取ることが重要なのです。

 

 

モルモットの鳴き声で気持ちがわかる

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嬉しいときの鳴き声

“キューキュー””ピーピー”と鳴くときや”クック”と鳴きながら歩いているときなどは嬉しいと感じているときやご機嫌なときが多いようです。

”ルルル”と喉を鳴らすことも。

 

その他、興奮しているときは甲高い声で”キューイ”と鳴くこともありますが、喜んでいる場合と警戒している場合とあるようです。

なぜ興奮しているのか周りを見回して判断するといいでしょう。

 

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かまってほしいときの鳴き声

”クイクイ””プイプイ”と鳴いているときはケージから出してほしい、遊んでほしいなど何か要求したいときが多いようです。

寂しいという気持ちを表していることも。遊んであげたり、かまってあげる時間が十分かどうか見直してみるといいでしょう。

 

 

怒っている・警戒しているときの鳴き声

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低い声で”グルグル”と鳴いたり、歯をカチカチ鳴らしているときは危険を感じて恐がっていたり警戒していることが多く、興奮すると”ドゥルル”と唸ることもあるようです。

大声で”キーキー”と怒ることもあります。何に対して警戒しているのか観察し、原因を取り除いて落ち着かせてあげるようにしましょう。

 

 

モルモットの仕草・行動の意味

モルモットは鳴き声だけでなく仕草も豊富です。よく観察し、どんな気持ちを表現しているのか読み取ってあげましょう。

 

走り回る

遊んでいるときに体をひねるようにしてジャンプしたり、円を描くように走り回ったりしているときはご機嫌なときが多いようです。

また、飼い主さんから撫でてもらって嬉しいときは飼い主さんの手をペロペロなめることも。

 

飼い主さんが近くにいるとそばに寄ってこようとしたり、そばで寝ようとする、毛づくろいをする、餌を食べる、のびやあくびをするといった行動も飼い主さんのそばにいて安心しているサインです。

さらにリラックスしているときは、体を横にしたり足をのばしたりして休む、だっこしていると目を閉じるなどの仕草が見られることも。

 

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隠れる

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急に起き上がって走り、物陰などに身を隠すのは何かに驚いたときの行動です。巣箱などに隠れて出てこない、じっとして動かないときは何かに恐がって警戒しています。

目を大きく見開き、体毛を逆立てたり、人が見ているときは餌を食べないということも。ストレスが大きくならないよう、警戒しているものは何か突き止め、原因を取り除いてあげましょう。

 

 

足踏み・口を開ける

歯を見せるように大きく口を開けたり、唸る、足踏みをする、などの仕草は威嚇や怒っているときに見られるサインです。

巣箱などケージ内の物を鼻先で押しのけたり、触ろうとすると飼い主の手を押しのける、振り払う、頭でグイグイ押すなどの行動も不機嫌なときの仕草です。

無理強いはせず、ひとまず落ち着かせるようにしましょう。

 

 

モルモットのあいさつ

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モルモット同士のあいさつはにおいをかぐことです。あいさつをしている間は目を離さないようにし、威嚇の仕草などが見られたらケンカにならないようすぐ離すように注意してあげましょう。

モルモットの行動と気持ちについてご紹介しましたが、これらはほんの一部です。モルモットたちは他にもたくさんの表情を見せてくれることでしょう。

 

よく観察して伝えようとしているメッセージを見逃さないようにしてあげましょう。

また、ストレスや環境の変化などでいつもと違う鳴き方や仕草が見られたら体調に異変が起こっている場合もあります。軽視せず、健康チェックを行ってあげるようにしましょう。