リスの可愛い種類ランキング。ペットとしてのリスの種類は多くありませんが、近年では人気が出てきた珍しいペットの中の1つと言えます。
小さくて可愛い見た目にリス独特の習性など、見ていて飽きない魅力ある動物です。そんな可愛いリスの種類を、人気順にランキングしてみました。
ペットで飼える可愛いリスの種類ランキング
1位:シマリス
一般的にペットのリスといえばシマリスです。流通している個体も多く、最近ではペットショップでも入手しやすくなりました。
他のリスに比べて小規模の設備で飼えることや、人間に懐きやすい性格をしていることから、一番飼いやすいリスと言えるでしょう。
飼育用品や餌も充実しており、たくさんの種類があります。
草食が強い雑食なので、餌はシマリス用の乾燥穀物などの配合飼料を主食とし、ゆで卵や煮干し、チーズなども食べます。
ひまわりの種などの嗜好性の高いオヤツを使って、飼い主さんとのコミュニケーションも取りやすく、手乗りリスにすることは難しくありません。
ケージから出して遊ばせることもできますし、頬袋に餌を貯める姿や、短い手で餌を持って器用に食べる姿を見ることができます。
また、拾ってきたどんぐりをあげると喜んで硬い殻に齧り付いたり、餌を巣箱に隠したりとリスらしい行動も人気のポイントです。
旺盛な好奇心で人間にも興味を持ち、よく慣れるのでペットとして飼えるリスの中ではダントツの人気ナンバーワンです。
寿命は約7年ですが、長生きすれば10年とも言われています。価格は5,000円〜と入手しやすい部類です。
2位:オグロプレーリードッグ
体長は30センチ〜40センチで、その名の通り尻尾が黒いジリスです。
ジリスとは地上で穴を掘って巣とするリスの仲間のことで、樹上生活をするリスとは少し性質が違います。
動物園で見かけることがありますが、環境さえ整えてあげればペットとしても飼える動物です。
短い手足やずんぐりとした体型、小さな目や耳など、癒し系の風貌をしてます。
危険を仲間に知らせる為の叫び声が犬に似ていることから、プレーリードッグと呼ばれるようになりました。
繊維質の多い低カロリーの牧草を主食としますが、少量の動物性タンパク質も必要とするので、時々コオロギやミルワームを食べさせます。
元々社会性の強い性質があり、群れで暮らす動物なので、一人ぼっちが苦手です。
飼い主さんが仲間と認識されれば遊んだり甘えることができるのですが、一緒の時間が充分に取れないのならば多頭飼いがオススメです。
一人ぼっちのストレスが酷くなると、自分を噛んでしまったり体調を崩すこともあるので注意が必要です。
砂掘りが得意で穴を掘って巣穴を作る習性があるので、砂浴び用の砂を使って遊ばせると大変喜びます。
価格は約20万円〜ですが、輸入が禁止された現在は国内のブリーダーによる繁殖で生まれた個体のみなので、出会えることは非常に稀で価格も上昇傾向にあります。
3位:リチャードソンジリス
オグロプレーリードッグよりも小柄で体長は約30センチ前後、こちらは単独行動を好みます。
その為、1匹でも飼うことができる代わりに、人間に懐くのに時間がかかる場合があります。
元々の個体の性格にもよりますが、名前を呼んだら寄ってくる、自分から膝に上がって甘えてくる子もいれば、全く懐かない怖がりな子もいるようです。
ペット全般に言えますが、小さな頃から育てることで慣れやすくなると言われています。
よく慣れた子はハーネスを付けて野外に散歩に連れて行くこともできるようになり、一緒にお出かけができるという魅力的なペットです。
雄は特に縄張り意識が強く相性が悪ければ喧嘩を招くので、2匹以上での飼育は慎重に行いましょう。
ジリスには珍しく頬袋を持っており、餌を詰め込んでパンパンの顔が見られます。
餌はプレーリードッグと同じで、繊維質の多い牧草を主食とし、時々コオロギやミルワームを与えます。
野菜や果物も食べることができますが、カロリーが高すぎるのでおやつ程度に留めます。
リチャードソンジリスも砂遊びが大好きです。週に1、2回は砂浴びをさせると良いでしょう。
ストレスの解消にもなります。適温は25度で、温度が下がると冬眠状態に入ってしまうことがあります。
準備ができていないのに冬眠状態に入ってしまうと最悪死んでしまうことがあるので、飼育下ではしっかりと温度管理が必要になります。
寿命は5〜7年、価格は20,000円〜となります。
4位:アメリカアカリス
出典:動物図鑑
体長18センチ〜25センチ、目の周りに白いアイリングがあり、全体的にオリーブ色の毛色、尻尾が赤茶けた色味をした活動的なリスです。
鳴き声が非常に大きく特に繁殖期は賑やかなので、住宅密集地での飼育は向きません。
野生的で元気なリスで、人間には懐きにくいと言われています。コミュニケーションをとって遊ぶというよりは、リスらしい仕草や行動を見て楽しむといった飼育が向いています。
餌はリス用のペレットよりも、木の実や穀物などを乾燥させたものを好みます。
ハト用の餌を主食として与える飼い主さんが多いようで、雑食としての栄養バランスを摂るために少量の動物性タンパク質も与えます。
体が丈夫で比較的寒さにも強いことから冬眠をすることもなく、屋外での飼育もできる強いリスです。
運動量が抜群に多く、キャットタワーや登り木での昇降運動が得意です。また、穴掘りも大好きでワイルドな遊びが大好きです。
ツンとした性格に可愛い容姿、野生的なリスの本能を色濃く残した魅力に、夢中になってしまう飼い主さんが続出しています。
寿命は約9年、流通する個体が少ないので価格は約10万円と高めです。