リスの種類|ペットで飼う販売価格、寿命は?

ペットで飼えるリスの種類と特徴、販売価格、寿命、大きさ、生息地、値段、重さ、性格、なつきやすさについて。

ご飯を頬張る姿がとても可愛いリス。ペットとして一般的なのはシマリスですが、珍しい種類で日本で飼育可能なものもいます。

 

ペットで飼えるリスの種類

 

シマリス

基本情報

  • 大きさ:体長12〜15㎝、体重110程
  • 寿命:約6〜10年
  • 生息地:ユーラシア大陸北部、中国、朝鮮半島、日本(北海道のみ)
  • 販売価格:7000円〜1万円。全身白色のホワイトシマリスは5万〜7万円程

 

スポンサーリンク

 

ペットとして飼われている最も一般的なリスです。古くからペットとして飼われていた種類です。背中に縞模様があり、尻尾がふさふさなのが特徴です。

シマリスには様々な種類があり、日本に生息するエゾシマリス、中国に生息するチュウゴクシマリス、朝鮮半島に生息するチョウセンシマリスなどです。見た目に若干の違いはありますが、大きな違いはありません。

 

エゾシマリスは捕獲、飼育が禁止されており、チョウセンシマリスも輸入が禁止されているので、現在ペットとして飼われているシマリスはほとんどがチュウゴクシマリスです。

シマリスは体は小さいですがとても活発なので大きなケージを用意してあげる必要があります。

 

ステージや止まり木を設置し、自然の環境を再現してあげるようにしましょう。暑さに弱く、寒すぎると冬眠してしまい、飼育下では命に関わることもあります。

特に赤ちゃんは寒さにとても弱いことと、輸入のストレスや温度や湿度の変化から風邪を引き肺炎にかかりやすいのであまり小さすぎる子はお迎えしないほうが安心です。

 

 

シマリスのなつきやすさ

野性味の強い生き物なので、馴らすのは大変ですが、リスの中では一番なつきやすい種類です。赤ちゃんの頃から少しずつ馴らしてあげると手乗りにすることもできます。

しかし毎日お世話をすれば自然と馴れてくれるような生き物ではありません。懐かせるためには長い時間と苦労、工夫が必要です。

 

しかしよく懐いた子でも、野生では冬眠に入る前の秋頃(タイガー期と呼ばれる)になると気が荒くなり、そのまま性格が元に戻らないこともあります。

そうなってしまったら関係修復には長い時間がかかります。

 

 

アメリカアカリス

出典:動物図鑑

基本情報

  • 大きさ:体長18〜25㎝、体重140〜280g
  • 寿命:約10年
  • 生息地:アメリカ北部、カナダ
  • 販売価格:10万〜15万円。流通量が少ないので高価ですが、マニアには人気がありすぐに売れてしまうようです。

 

スポンサーリンク

 

体が大きな珍しい種類です。毛並みがツヤツヤで、目の周りには白いアイリングがあります。運動量がかなり多いので、大きなケージが必要です。

狭いスペースで飼育していると運動不足によるストレスから攻撃的になることもあるので、部屋一つをリスのために使うくらいの覚悟は必要そうです。

発情期などはリスとは思えない程のとても大きな声で鳴くので、防音が必要です。

 

 

アメリカアカリスの馴れやすさ

警戒心が強いので馴らすのは大変です。赤ちゃんの頃から馴らしてもなかなか懐きません。

リスとスキンシップをとりたい方には向きません。可愛い姿や動きを楽しみたい方向きです。

 

 

バナナリス

出典:情報セキュリティ備忘録

基本情報

  • 大きさ:体長17〜22㎝、体重150〜280g
  • 寿命:約6〜8年
  • 生息地:マレー半島周辺
  • 販売価格:5万〜10万円

 

名前の通り、バナナが大好きなリスです。他にもメロン、リンゴなど甘い果物を好んで食べます。

バナナリスはバナナなどの柔らかいものを舐めとりやすいよう、長い舌を持っているのが特徴です。顔と体は細長い形をしています。

木と木の間を飛び回って生活している生き物なので、とても活発です。飼育には十分な広さと高さが必要です。

 

 

バナナリスの性格

野性味が強く臆病な性格なので馴らすのは大変です。しかし比較的おとなしい性格で、赤ちゃんの頃から根気強く懐かせれば手からご飯を食べてくれる程度には懐かせることができます。

しかしシマリスのように手や肩に乗せるのは難しいでしょう。リスの中でも特に音に敏感な種類なので、大きな音を立ててびっくりさせないよう、慎重に馴らしてあげる必要があります。

 

スポンサーリンク

 

インドヤシリス

出典:Funambulus palmarum

基本情報

  • 大きさ:体長15〜18㎝、体重100〜120g
  • 寿命:約5〜6年
  • 生息地:インド、スリランカ
  • 販売価格:希少種のため不明

 

尖った形の顔が特徴で、他の丸い顔のリスとはひと味違った可愛さがあります。ふさふさの尻尾、背中の3本の白いストライプ模様も特徴です。

 

 

インドヤシリスの馴れやすさ

赤ちゃんの頃から育てても懐いてくれることは少ないようです。観賞用と割り切って飼うしかなさそうです。

 

 

リチャードソンジリス

出典:ひごペットフレンドリーの公式ブログ

基本情報

  • 大きさ:体長26〜34㎝、体重250〜500g
  • 寿命:約5〜7年
  • 生息地:アメリカ北部、カナダ
  • 販売価格:約2〜4万円

 

ジリスとは、地面で生活するリスの仲間のことです。他の多くのリスは木の上で生活しますが、ジリスは地面に穴を掘って生活しています。

リチャードソンジリスの見た目は、動物園でよく見かけるプレーリードッグを少し小さくしたような感じです。太りやすい体質なので栄養バランスに注意が必要です。

 

脂肪分の多いものは与えないようにし、繊維質が多く低カロリーなペレットを与えましょう。とても活発な生き物なので大きなケージを用意する必要があります。

爪がとても鋭いのでケージの隙間に挟まって折れてしまわないように注意が必要です。また穴を掘れるよう、床材を厚くしいてあげると良いでしょう。

 

リチャードソンジリスの馴れやすさ

野性味が強く、気性も荒いので馴れるのには時間がかかります。馴れないと寄ってこないだけでなく、噛みついてくることが多いので注意しましょう。

しかし根気強く接すればしっかり馴れてくれますので、観賞用としてだけではなく、スキンシップを楽しむこともできます。

よく馴れた子は飼い主さんがいないと寂しがって鳴くこともあるようです。シマリス程馴れやすくはなく飼育も大変ですが、馴れたときによりスキンシップができるのはリチャードソンジリスの方でしょう。

 

 

見た目はとても可愛いリスですが、懐かせるのは大変な種類が多いです。リスとのスキンシップを楽しみたい方は、根気強く時間をかけて、少しずつ馴らしてあげましょう。