アンゴラウサギの飼い方・販売価格|毛がもふもふのうさぎ?

毛がモフモフのうさぎアンゴラウサギの飼い方、飼育に必要なもの、販売価格、大きさ、毛のケア、温度、病気について。

アンゴラウサギはふわふわの長毛に覆われた種類で、見た目のインパクトから動く毛玉と称されます。目が埋まるほどの被毛は触り心地が抜群で、柔らかさと保温性からその毛は衣類に利用されてきました。

 

日本にペットとして流通しているのはイングリッシュアンゴラという中型ウサギです。実際に家で飼うのは様々な注意点があり、手間もかかるので上級者向けと言えます。

 

もふもふうさぎイングリッシュアンゴラについて

 

大きさ

体長約40センチ、体重は約3キロとカイウサギの中では中型ですが、もこもこと広がる被毛もあり、見た目にはもっと大きく見えます。

性格は穏やかで我慢強く、動きもおっとりとして俊敏さには欠けます。

撫でられることや抱っこも好きで、グルーミング中も大人しくしています。毛色はホワイトが多く、耳の先に飾り毛があるものが人気です。

 

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アンゴラうさぎの販売価格

出典:わんにゃんガイド

生体は約9万円〜13万円とウサギの中では高めです。長い毛は伸び続けるので、1年に3、4回のカットがオススメです。特に夏場は湿性の皮膚炎を避けるためにも過ごしやすくするのが良いでしょう。

放っておくとどんどん伸びるので視界も悪く、動きづらくなるため生体にも負担とストレスがかかります。

被毛を刈るために品種改良された種類なので、人間が手入れしてあげないとウサギ自身も長い毛を持て余してしまい、病気を引き起こしてしまう、儚い種類なのです。

 

 

アンゴラウサギの飼い方

出典:Amusing Planet

長い毛のケア

他の種類のウサギと同じで、餌は朝夕の2回で牧草中心に1割のペレット、おやつ程度の野菜と果物を与えて下さい。

アンゴラ種はお腹に入った長い毛を排出するのを助けるため、パパイヤサプリを使って健康を維持して下さい。

 

また、ちょっとしたことでストレスを感じたり体調を崩して下痢をしやすい種類です。必要に応じて乳酸菌サプリも活用しましょう。どちらもウサギ用として売られています。

被毛に汚れが付くのを防ぐため、ゲージ内の掃除はマメにしましょう。どうしても下痢などで汚れた場合は濡れ布巾で拭うか、ぬるま湯につけて洗う必要があります。

 

ウサギは本来、お風呂に入らない動物ですが、アンゴラ種は放置すると細菌性の皮膚炎になりやすいので、洗ってあげなければいけないのです。自分で毛繕いするときに飲み込んでしまうことを出来るだけ防ぐために、毎日ブラッシングして抜け毛を取ってあげましょう。

毛玉になってしまうと、ウサギ自身では取ることはできません。必要に応じて毛をカットすることもあります。

 

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トリミング

基本的にウサギをトリミングしてくれる場所は殆どありません。飼い主さんが頑張るしかないのが現状です。

特にお尻や顔周りは難しいのに一番切らなくてはいけない部分です。よくリラックスさせて素早く根元を少し残して切る方法が良さそうです。

 

バリカンは音でウサギが緊張するので、最初はハサミで毛だけを確認しながらカットしていきましょう。ブラッシングのやり方は、まず毛の流れに沿ってブラシがけします。

次は毛の流れに逆らってブラシをかけ、抜け毛を梳き取りましょう。毛玉があったらほぐすか、切ってしまいましょう。あご、足の裏、おしりの汚れ、後頭部などは忘れずにケアしましょう。

換毛期は1日に2、3回はブラッシングしなければ、抜け毛が多く大変です。

 

 

アンゴラうさぎの飼育に必要なもの

出典:Amusing Planet

中型ウサギなのでゲージは出来るだけ広いものを選んで下さい。床材は、イングリッシュアンゴラに限り金網式の方が向いています。

排泄物は下に落ちる仕組みなので、長い毛に絡まって汚れることを避けられます。また足の裏の被毛も長いので、短毛種に比べるとソアホックの心配は然程要らないでしょう。

 

毛が濡れると乾きにくく、体調を崩す原因になります。水は必ずウォーターボトルで与えてください。他には木製の小屋、トイレ、固まらないタイプのトイレの砂、陶器製の餌入れ、牧草ホルダー、齧り木が必要です。

長い毛のお手入れ用にブラシは数種類あると便利です。顎周り、お尻周りなど細かいところに向いたものも用意してください。

まとめると、

  • ゲージ
  • ウォーターボトル
  • トイレ
  • エサ入れ
  • 牧草ホルダー
  • 齧り木
  • ブラシ

 

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温度管理

暑さに弱いので室温は低めに維持しなければいけません。

適温は14度〜21度で、湿度が高さにも注意です。多湿になると皮膚炎になりやすくなるので、エアコンを除湿にして調整して下さい。

爪は被毛に埋まって見えづらいですが、伸び過ぎに注意です。ペット用の爪切りを使って飼い主さんが着る場合は、膝に仰向けにして指を片手で固定しながら切りましょう。

 

 

イングリッシュアンゴラのかかりやすい病気

出典:Amusing Planet

アンゴラ種の一番の心配は毛球症です。グルーミングしていて長い毛を飲み込んでしまい、お腹の中で固まってしまう事で胃腸の動きが止まってしまう病気です。

放っておくと衰弱して死に至る病気で、適切な処置が必要です。すぐに病院へ連れて行ってください。毛球症のサインは、食欲がなくなり排泄も少なくなります。

 

ウサギは弱っている姿を見せない動物なので、様子だけでは分からないこともあります。掃除のときに食べた量や排泄物のチェックをしておきましょう。

治療法は、投薬で毛玉をほぐし排泄させるものが主です。重症なら手術することもあります。

毎日のブラッシングと、牧草主体の食生活で排泄を促し、パパイヤサプリで胃腸の働きをサポートして毛球症を予防しましょう。



1 個のコメント

  • 初めまして。こちらの記事を書かれた方は実際にアンゴラウサギ を飼育されている方なのでしょうか?あまりに飼育方法が一般離れしすぎているので驚いてしまいました。
    普通アンゴラウサギ は皮膚疾患予防のため洗うことはありません。半乾きにしてしまうほうが皮膚に良くないです。室温もサマーカットすれば他のうさぎと同じですし、他のうさぎより毛は抜けません。換毛期でも他のうさぎより抜けません。日に三度のブラッシングなんて信じられません。毛が長い場合は絡まりやすいのでたしかに抜けますが、ショートカットしているアンゴラウサギ はほぼ抜けず、換毛期は関係ありません。
    こういったサイトを見て飼育する人がいるのですが、あまり適当なことは書かない方が良いですよ。訂正するか記事を削除してほしいです。

  • Moja’s Rabbitry へ返信する コメントをキャンセル

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