ローリー・ロリキート(ヒインコ)の飼い方|種類・餌は?

ローリー・ロリキート(ヒインコ)のペットとしての飼い方、種類、餌、性格、なつきやすさ、飼育環境、掃除について。

ローリー・ロリキートとは、オウム目ヒインコ科の鳥の総称です。同じオウム目のインコ科、オウム科とは食性、性質が大きく異なり、独特な鳥です。そんなローリー・ロリキートの飼い方、性質をご紹介します。

 

ローリー・ロリキート(ヒインコ)の種類

ローリー・ロリキートは原色カラーでとてもカラフルな種類が多いのが特徴です。ローリー・ロリキートの仲間で一般的な種類をご紹介します。

 

 

オトメズグロインコ

出典:富士花鳥園

頭が黒く、体が赤と青、翼が緑の中型インコです。

甘えん坊で良く懐き、おしゃべりもできます。ショップでも一番良く目にします。

 

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ヨダレカケズグロインコ

出典:富士花鳥園

オトメズグロインコと似ていますが、胸元に黄色いヨダレカケのような模様があります。

中型インコです。

 

 

フトフムネアカゴシキセイガイインコ

出典:ついっぷる

頭部が青、体が赤、青、黄色、緑の中型インコです。

ローリー・ロリキートの中では馴れ具合は普通ですが、それでもよく懐きます。

 

 

ヒインコ

出典:どうぶつのくに.net

体が赤で翼に少し青が入る中型インコです。

荒鳥からでもよく懐くなれる位、人懐こい性格です。

 

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ローリー・ロリキート(ヒインコ)の性格

 

とにかく陽気でなつきやすい

ローリー・ロリキートのほとんどは、とても好奇心旺盛で遊び好きで陽気な性格をしています。人間のことも大好きで、とてもよく懐きます。

動きがコミカルで、天井にぶらさがったり、床にゴロゴロ転がったり、見ているだけで楽しめます。床に仰向けで寝転がったまま寝てしまう子もいます。

 

触られるのも嫌がらず、全身どこでも触られてくれる子が多いです。インコと思いきりスキンシップを楽しみたい方に向いています。

しっかり時間をとって、たくさん遊んであげてください。たくさん撫でてあげてください。カゴの中でも一人で激しく遊びます。

退屈させないようにおもちゃをたくさん入れてあげましょう。寝転がってお腹の上でボールなどを転がして遊びますので、足に持てる大きさのボールや棒などを用意してあげると良いでしょう。

 

 

オンリーワンに注意

出典:ヒロパーク

ローリー・ロリキートは飼い主にとてもよく馴れますが、飼い主以外の人間には人見知りする「オンリーワン」に陥りやすい種類です。

自分にだけすごく懐いているのは飼い主としては嬉しいですが、万が一飼い主に何かありお世話ができなくなったとき、インコは激しい寂しさとストレスを感じてしまいます。

 

ストレスが原因で食欲がなくなり、病気になってしまうというのはオンリーワンのインコによるあることです。

またインコを病院に連れて行ったときも、獣医師に激しく人見知りしてしまっては、うまく診察できません。オンリーワンは意外と深刻な問題なのです。

 

家族で飼う場合、誰か一人だけが世話をするとその一人にだけ懐いてしまい、他の家族には警戒したり場合によっては攻撃してくる可能性もあります。

なるべく家族全員でお世話するようにしましょう。一人暮らしの場合など、飼い主以外の人間を全く見ない環境になるとさらに深刻です。

家族や友人なるべく複数人をインコに会わせ、他の人間に会うことに慣らしておきましょう。

 

 

ローリー・ロリキート(ヒインコ)の飼い方

出典:鳥見って・・・大人のポケモン

飼育環境・用品

基本的に他のインコと同じような用品、環境で飼うことができます。軟便をしますし床にゴロゴロ転がるので、必ず糞きり網の付いている鳥かごにしましょう。

止まり木に糞がついてしまうことが多いので、洗い替え用の止まり木も用意しておいたほうが安心です。鳴き声が比較的大きく、甲高い声なのでアパート等で飼うのであれば防音策は必須です。

一軒家でも周辺の環境によっては防音策が必要になるかもしれません。

 

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掃除が大変

ローリー・ロリキートは食性が影響し、常に軟便です。そのため、他のインコ類よりも掃除が大変です。できれば1日2回以上はカゴの掃除をしてあげるのが理想です。

カゴの側面や糞きり網にも糞が付着しやすいので、こまめな掃除が必要になります。糞きり網も毎日掃除してあげましょう。

 

カゴ側面に付着した糞も見つけ次第とってあげてください。またカゴに張り付いたまま外に糞を飛ばすことも多いです。

中には糞を飛ばすことで自分の要求を飼い主に伝える子もいるようです。カゴの周辺もかなり汚れますので新聞等を敷いておくことをオススメします。軟便ですので厚めに敷いてください。

インコの便は基本的に臭いませんが、ローリー・ロリキートの軟便は季節によっては臭ってくることもあります。暑い季節、梅雨時期はさらにこまめな掃除が必要になります。

 

 

飼育上の注意点

果実が好きなので、ビタミンCの摂りすぎで鉄分が過剰に吸収され、肝臓に鉄分が蓄積されてしまうヘモクロマトーシスという病気になりやすいとされています。

主食も副食も、なるべく鉄分とビタミンCの少ない食事を心がけましょう。水道水内の鉄分をカットする浄水器を使ったり、鉄分の少ない専用の水を使うとさらに安心です。

 

 

ローリー・ロリキートの餌の与え方

出典:ニューカレドニアAQUA フォトアルバム

食性

ローリー・ロリキートは野生では花の蜜や柔らかい果実を舐めとって食べている、花蜜食鳥です。

そのため、花蜜を舐めとりやすいよう、ほかのインコ類とは違い舌の先端がブラシ状になっています。

 

 

主食

ローリー・ロリキートのエサを自分でバランスよく調合するのはとても難しいので、市販の花蜜食鳥専用のフードを与えるのが安心です。ローリーネクター等の名前で販売されています。

粉状のエサなので、水で溶いて与えます。専用ペレットも販売されています。ペレットを利用する場合、他のインコ用を代用するのではなく必ずローリー用のものを使ってください。

花蜜食鳥用のフードの多くには大豆粉、小麦粉が含まれていますが、これらは長年与え続けると肝臓や腎臓に負担をかけることがあります。なるべくこれらが含まれていないものを選びましょう。

 

 

副食

果物、野菜、シード類も副食として与えます。果物は皮が付いているのもは剥いてあげないと食べない場合がありますので、皮を剥いて小さく切って与えましょう。

野菜は小さく切って生のまま与えるか、硬いものであれば擦りおろすか加熱して柔らかくして与えましょう。

胃で硬いものをすり潰す機能が他のインコよりも弱いため、シード等硬いものを与えすぎると胃腸障害を起こしてしまいます。シードは与えすぎないように注意しましょう。

 

 

いかがでしたでしょうか?食事と糞対策が必要で少々飼育が難しいですが、人懐こさは抜群です。

インコと思いきり戯れたい方、面白い動きを見て元気付けられたい方にはとてもオススメの種類ですよ。