キャバリアキングチャールズスパニエルは犬の中でもとにかく賢い!人間の言葉が絶対にわかっていると思うくらいの賢い犬です。名前を見てもわかるように、イギリス産で王室で飼われていた気品のある犬なんです。
今回はキャバリアキングチャールズスパニエルの飼い方を紹介します。
キャバリアキングチャールズスパニエルとはどんな犬?
とにかく頭が良く賢い犬種
「チャールズ」はイングランド王チャールズ一世、二世がこの犬を溺愛したところからきています。それだけでもどれだけ賢い犬かという事がお分かりになるかと思います。
「キャバリア」は紳士という意味で、紳士らしく雄々しい感じがすることからつけられています。
特に、女性への礼を尽くす男性という意味があり、その騎士道精神は今なお伝承されています。
「待て!」と命令すると、飼い主さんが「よし!」というまで、決して待てをやめることはありません。
ほんとに健気で紳士と呼ぶにふさわしい犬種です。
体重は5~8kgと小型犬に類し、生後2~3年程度から足や耳、胸から生える飾り気が特徴的です。
お年寄りにおすすめ・子供がいても安心
赤ちゃんやお年寄りがいる家だってなんの心配もありません。お年寄りの散歩にはちゃんとその速度に合わせてくれる優秀さを持っています。
赤ちゃんに耳を引っ張られ、しっぽを引っ張られ、どれだけおもちゃにされようと、じーっと耐え忍びます。
その姿が何とも言えず愛おしく、抱きしめてしまいますよ!痛みにもとても我慢強く、動物病院での定期的なワクチン注射も、とくに暴れることもなく、泣くこともなく、外面はとてもいいです。
その反面、家に帰ると途端に不満を爆発させたいのか、しきりにカマってアピールが始まります。
しっかり相手してやってくださいね。すねてしまうので。
良いところもあれば、やっぱり注意が必要なところもあります。
キャバリアキングチャールズスパニエルの色の種類
色としては、
- 赤褐色
- 白色のブレインハム
- 黒色が混ざったトライカラー
- 黒色と赤褐色のブラック・タン
- 赤褐色のルビーがあります。
ブレインハムがとても有名で、DAIGOさんの愛犬もそうです。
性格
とても優しく穏やかで愛情深く物静か、社交的、人に触れられるのを好む性格をしています。
むしろ触ってくれ攻撃も出るくらい、スキンシップが大好きです。
リビングでくつろいでいると、いつのまに膝の上にやってきます。冬はとても暖かいので、湯たんぽ替わりには最高です。
昼寝をしていると必ずと言っていいほど上に乗ってきてそのままスヤスヤとお昼寝。寂しがり屋なんでしょうかね?
その昔、暖房器具がまだ発達していなかったイギリス王室では、足を温める係として、常に人間の傍にいたほどです。
人間がくつろげば、温めなければ!という本能が働くのかもしれません。
そのくせ遊び好き。ボールがあれば飽きるまで追いかけています。
ボールがテレビの下なんかに入ったら大変。いつまでもボールを取ろうとして、ガサガサゴソゴソ。諦めない執念の持ち主です。
誰かがボールを取ってくれるまで、ガサガサゴソゴソをやめません。
人間を温めてくれ、穏やかで賢い性格は、室内で飼う犬としてはとてもおすすめの存在です。
キャバリアキングチャールズスパニエルの飼い方
飼育上の注意点・どんな病気に?
その飾り気が故、抜け毛がとても多いです。午前中に掃除したカーペットは夕方にはもう毛まみれに。
こまめに掃除さえしていれば特に気にはなりませんけどね。
あと、食欲がすごい。というのも、満腹中枢がないので、与え続けるとエンドレス。
心臓病を患う事が多いので、肥満には特に注意してほしいところです。16歳で75%の確率で心臓疾患の発症があります。
突然の心不全や心臓疾患は人間と同じで、本当に悲しいストーリーを描いてしまう事もあります。出来るだけ未然に防げることは積極的に行いましょう!
定期的に動物病院などで、心臓の音を聞いてもらって、心臓のエコーをとってもらいましょう。
また、耳が垂れていて毛がフサフサなので、耳の病気にもかかりやすいです。定期的に耳掃除をしてあげましょう。
最愛のわが子です。出来るだけ長く一緒に遊べるように、飼い主さんは気を遣ってあげるようにしましょう。
運動・散歩頻度
満腹中枢がないので、よく食べてしまいます。そこで、適度な運動は必須です!キャバリアでは20分程度の散歩を1日2回、推奨しています。
1日1回しか散歩が出来ないというのであれば、一回の散歩で30分程度の時間がかかるコースを見つけておきましょう。
よく行く動物病院は一つにしぼらず、2~3店舗をご利用ください。疾患の可能性があるキャバリです。
夜中に急にという事もございます。いつでも受け付けてくれる病院も合わせて勉強したいところです。
なにわともあれ、とても賢い犬です。人間の会話を聞いていて、絶妙なタイミングで、突っ込みを入れてくれることもあります。
スキンシップをしっかりとって、こちらからの愛情も示すことがじゅうようとなりますね。
寿命としては、9~14歳で犬全般からすると、少し短い方です。これは心疾患などの病気になりやすいことを示しているのかもしれません。
家族としてとても優秀な屋内飼育にもってこいの犬種なので、屋内で犬を飼うのであれば、是非、キャバリアキングチャールズスパニエルを推奨します。