飼育費用が安い犬種|トリミング・医療費などお金がかからない

犬を飼うという事はそれだけお金がかかるという事です。飼い始める前にある程度は準備して急な出費に備えておくと安心ですが、できればかかる費用を知っておき、出費を減らすことができればいいですね。

かかる費用ごとに犬種ごとに差はあるのか、比較してみました。

 

飼育費用があまりかからない犬種

道具・餌にお金がかからない

大型犬と小型犬では餌の消費量やケージ等の道具にかかる費用が大きく違います。安く上がるという点では小型犬に大きなメリットがあるでしょう。

例えば餌は犬を飼う上で減らせない出費です。選ぶドッグフードによって大きく違ってきますが、高いプレミアムフードもあれば安く抑えられるものもあります。

 

毎日口にするものなので栄養バランスが良くその犬に合った安心ができるものが一番ですね。

一般的なもので計算してみると、大型犬では月1万円〜2万円、小型犬では2千円〜3千円となり、大差で小型犬に軍配が上がります。

 

中でもチワワやヨークシャーテリア、イタリアン・グレイハウンドは食が細いので餌代はあまりかさまない犬種と言えます。

また、これとは別におやつ代が発生しますが、しつけやコミュニケーションに役立つので、こちらも減らすことは難しいでしょう。

 

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トリミングにお金がかからない

トリミング費用についても、体の大きさが大きいほど高くなります。また、巻き毛で長毛種の犬種も当てはまり、シャンプーの手間やカットの量などで高くなる傾向があります。

ビションフリーゼやトイプードルは小型犬でも後者に当てはまり、トリミングの回数も多いので沢山の費用を割く必要が出てきます。

 

逆にトリミングがあまり必要でない犬種は、季節によって抜け毛が多いという特徴があります。こまめなブラッシングと掃除をしなくてはいけませんが、費用を抑えるという点ではこの犬種を選んで正解です。

芝犬、パグ、短毛のダックスやチワワが当てはまります。

 

 

医療費がかからない

犬を飼う上で忘れてはいけないのが医療費です。病気にならなくても必ずいるのが予防接種で、狂犬病、フィラリア、混合ワクチンは毎年受けます。

ノミ、ダニ予防は注射以外もありますが、対策という点ではいずれかが必要です。

 

これらの予防接種は混合ワクチンに入っている種類によりますが、毎年約3万円前後で受けられます。どの犬種でも差はありません。

また、動物病院での定期検診も忘れてはいけません。

 

異常はないか、太りすぎていないかなどのチェックの他、爪切りや肛門線絞りをしてもらい、病気にならないように未然に防ぐことができます。

肛門線絞りとは、おしりにある肛門嚢に溜まった分泌液が炎症を起こす前に出してしまうという作業です。

 

あまり知られていませんが、マーキングとして自力で分泌液を放出できる犬は少なく、小型犬や肥満犬、老犬などは溜まりやすいとされています。

おしりを気にしたり痒がる、擦り付ける、排便を我慢するなどの行動が見られると、肛門嚢が炎症を起こしている可能性があります。

 

爪切りや肛門線絞りはトリミングの時にしてもらえることもあるようなので、定期的に行うのが良いでしょう。

定期検診は病院によって価格や内容が違うので、直接病院に問い合わせるのが良いでしょう。

 

問診や触診などの簡単なものは約4千円〜で、糞尿検査、血液検査、レントゲンなどのオプションがつくと金額が上がってきます。

一般的なコースは約一万円前後の身体検査、糞尿検査、血液検査です。飼い犬の年齢や健康状態によってその都度獣医さんと相談しましょう。こちらも、犬種によっての差は殆どありません。

 

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衛生用品代がかからない

衛生費として、ペットシートや歯磨き用のガム、犬用シャンプーなども必要になります。

どれも大型犬と小型犬では消費量が大きく違うので、こちらも小型犬の方が安く上がるという結論になります。

 

衛生費としては排泄が少なく歯磨きガムも沢山消費しない、シャンプーの量が少なくて済む短毛種ということになります。

具体的には芝犬やジャックラッセルテリア、ミニチュアピンシャー、イタリアン・グレイハウンドなどが当てはまります。短毛種であればチワワやダックスフンドも該当します。

 

 

ペットホテル利用代がかからない

ペットホテルを利用する人も増えています。出張や飼い主さんが急な入院をする、里帰りするなど、やむを得ない事情で預けなければいけない時が来た時、重宝するでしょう。

ただ預けるだけでなく、トリミングやしつけなどをオプションでしてくれるところがあるので、利用するのも1つの手です。

 

利用料金はオプションや部屋のグレードにもよるのですが、一般的に小型犬で3千円〜、大型犬では5千円〜、40キロを超えると更に高くなります。

ドッグランなどの施設を利用することもできますが、基本的に犬種によって金額に差は生まれません。

 

総合的に見ていくと、やはり費用の面では小型犬が安く抑えられるようです。

短毛種のチワワ、ダックスフンド、ジャックラッセルテリアなどが総合的に費用が抑えられる犬種と言えます。

 

しかし、上記は最低限必要と考えられる出費のみだったので、場合によっては更にお金がかかることも考えられます。

チワワは意外にもいたずらで物を壊すことが多く、海外の調査結果では経済的ダメージが大きい犬の第1位という意外な結果が出ています。

 

例えば家具や壁を齧って壊してしまった修理代や、排泄を失敗したカーペットを変えなければいけなかったりと言った、室内犬ならではの出費が主のようです。

犬の性格や躾にもよるので一概にこの犬種が良いとは言えません。

よく検討して何にどれくらいお金をかけられるかで、自分に合った犬を選んではいかがでしょうか。