セキセイインコの飼い方|費用・寿命・値段・手乗りについて

メディアに人気のペットでそこまで取り上げられないインコですが、初心者には飼いやすく、言葉を覚え話すこともでき、費用も手頃でおすすめな動物です。今回はセキセイインコの飼い方、費用、寿命、値段、手乗り、飼育環境などについて紹介。

 

セキセイインコはとても飼いやすく、人なつこさがあり、感情豊かな鳥です。ペットで鳥を飼おうとされてる初心者にはもってこいの鳥だと思います。

そして何よりも仕草がかわいい。時にコミカルに動き回るインコちゃんに笑顔になれますよ。雛の時から育てればよく慣れて、手乗りになったり甘噛みしたりします。

 

個体差にもよりますが、言葉を覚えて真似する子もいますね。

特に動物を飼うことが禁止されているマンションやアパートでも、小鳥であれば飼育可能というところも多いので、そんな方にはピッタリな動物だと思います。

 

セキセイインコとは、

インコ目インコ科。全長 18cm。嘴が短く,尾の長い小型のインコ。鳥かごの中で容易に繁殖するので飼鳥として人気がある。原産地はオーストラリアで,乾燥地に群れをつくって生活している。野生種は緑色を主色とするが,19世紀中頃からドイツで飼鳥に改良され,今日では白,黄,青,紫,混色などの多数の品種がつくりだされている。

 

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セキセイインコの販売価格・かかるお金

とにもかくにもまずはセキセイインコを購入しなくてはなにも始まりません。購入はもちろん、小鳥店やペットショップ(中規模のところから)。

又、ホームセンターに併設されているペットショップでの購入も可能です。ネットで里親を募集しているところもあります。雛の値段は2000円~3000円くらいが相場です。

 

雛の状態から飼うと大人の時から飼い始めた場合よりも非常になつきます。

ですが、一人暮らしで頻繁に(約4時毎に)餌をあげられなかったり、温度の管理ができない生活をしている人には赤ちゃんは難しいかもしれません。

しつけをされて手乗りできるような子は6000~9000円ほどで、他の餌やケージ含め2~3万ほどあれば足りると思われます。

 

 

購入する際の注意点、選び方について

購入の際はもちろん、雛からの購入が基本的ですが、成鳥となって売られていることもあります。(私は成鳥となった状態で購入したため普通のお値段よりも安く買えました)

セキセイインコはか弱く繊細な生き物です。病気のなりやすさ、落鳥(死ぬこと)しやすさなどには、産まれた環境と季節が大きく関わります。

 

たとえば、とても暑い真夏やとても寒い真冬といった厳しい環境の中産まれたインコは体が弱く、病気になりやすいです。

そのため、比較的気温が安定している春や秋に産まれた小鳥を購入することをおすすめします。

 

言葉をセキセイインコに覚えさせたいと思って飼う方は男の子を選びましょう。実は女の子は人間の言葉を覚えて話すことはほとんどできません。

しかし、雛の状態だと性別の判断が難しくなっています。そこで見るべきポイントはインコの鼻の色です。

鼻の色が青っぽいとオス、茶色っぽいとメス、確かな判別方法ではありませんが、参考程度に覚えておいて下さい。

 

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初期費用

こんな素敵な魅力満載のインコちゃんを飼うためには、具体的に何が必要でいくらくらいかかるのでしょうか。

雛から育てるとすると、最初は鳥かごを使いません。藁でできた丸い蓋つきのバードルームというものがオススメです。

 

プラスチックの昆虫用の部屋でも飼育できますが、明るすぎたり驚いたりしてストレスが気になります。バードルームは実際の巣に近い環境なので雛が落ち着いて寝られるのもポイントです。

蓋の真ん中に網が付いていて換気と様子が見られるようになっており、藁の造りなので適度な暗さと保温に役立ちます。中で雛が動くとバードルームがゆさゆさ揺れて、なんとも言えない愛しさが込み上げてきますよ。

 

餌はあわ玉をお湯でふやかして与えます。小さめのスプーンで食べてくれる子もいれば、自分からは口を開けない子も。

そんな時は育ての親セットというスポイドとお皿のセットを使って給餌するといいでしょう。

 

さて、少し大きくなってくるとバードルームが狭くなりますので、鳥かごを用意してあげます。最初は慣れているバードルームを鳥かごの中に一緒にいれてあげると安心できます。

ここで必要なのがインコちゃんのお風呂になる水桶です。大体鳥かごには餌箱、水飲み場、とまり木がセットでついていますが、もし無ければ用意してあげましょう。

 

 

まとめてみると、

  • バードルーム
  • 育ての親セット(給餌器)
  • あわ玉
  • 鳥かご
  • 水桶

合計で約1万円くらいでそろいます。加えて雛の購入費用は約3000円くらいです。

育ってくると鳥用のおもちゃ、菜ざし、カルシュウム補給にボレーもあるといいですね。

 

イカの甲を乾燥させたカトルボーンや赤土もたまには与えたいです。これらは齧ることでストレスの解消にもなりますよ。

カナリーシードという殻付きの餌が大好きで、そればかり選んで食べる事もあります。人間と一緒で好きな餌があるんですね。

 

 

セキセイインコの平均寿命ってどのくらい?

ちなみに、平均的な寿命は大胆5~10年くらいだと言われています。最も長く生きたインコは29年とか。

元々の病気のなりやすさなどもあるかと思いますが、一番はストレスを与えず、愛情を持って育てる事が大切です。

 

インコ同士でくっつくことが好きなので、仲間を増やしてあげると寂しくなくて良いかもしれませんね。

逆にストレスになってしまうこともあるので、一概には複数羽が良いとは言えませんけど。

 

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セキセイインコの種類

一般的に多くみかけるのがノーマルタイプ(原種に近いブルーやグリーン頭から腹にかけて広がっており、頭頂部から背部にかけて白と黒の縞模様がデザインされている)。

その他にもオパーリン、スパングル、ハルクイン、パイド、ルチノー、ジャンボセキセイインコ、羽衣セキセイインコなどといった種類もいます。

パステルカラーレインボーのように色がまだらでカラフルなのもいれば、きれいな一色のルチノーやアルビノもいます。

 

中でもハルクインは二種の美麗な羽をもつ高級インコと言われています。

値段は3000~3万円以上、今人気の小動物に比べると価格基準は安いかと思われます。

さらに詳しく知りたい方は

 

 

セキセイインコの飼い方

飼育していく上で大切なのは毎日のお世話です。生き物なので毎日排便しますが、回数も多いので掃除は欠かせません。

綺麗に保てないとダニ等の虫が湧くことがありますので、頻繁に受け皿は洗いましょう。

 

 

餌の与え方

まずは餌です。餌はペットショップで売られている専用の餌を与えましょう。

ここで注意していただきたいのが、雛には挿し餌と言って器に雛用の餌(ヒナベピー)、粟玉、お水を入れてかき混ぜたものを40度くらいの湯煎にかけて適温まで暖めたものを与えて下さい。

 

これはいわゆる、ベビーフードのようなもので、人間と同じで鳥も大人と同じものをいきなりは食べれないのです。

水桶は毎日綺麗に洗い、水を替えてあげてください。

 

殻付きの餌を好んで食べますが、まだ残っているように見えても殻だらけで食べるものがなかったなんてこともあります。

餌箱の中に虫が湧くこともあるので残していたら替えてあげた方がいいです。青菜類も時々おすそ分けしてあげると喜んで食べます。

 

水浴びもたまにするのでそれ専用の容器を入れるか、たまにケージからだして遊ばせてあげるとインコもストレス解消できます。

ケージのお掃除も欠かさず行って下さい。これもストレスをためないためには大事なことです!

 

 

どんなケージが良い?

ケージの選び方としては普通の鳥のかごであれば何でも良いとは思いますが、一番はセキセイインコが快適過ごせるものです。

まずは大きさですね。インコの両羽を広げてもぶつからない移動がスムーズにできる程度が良いでしょう。

 

高さはかなり余裕を持ちましょう。鳥なので当たり前と言えば当たり前ですが、敵はさらに高いところが来るので、本能的に低いところよりは高いところが好きです。

ただ大きすぎると掃除が大変です。

 

 

なりやすい病気について

病気のサインは、元気がない、さえずらない、羽毛を逆立ててうずくまっている、餌を食べない、等です。

よく起こるのはメスの卵詰まり。カルシュウムをしっかり取っておかないと卵の殻が弱くなり割れたり詰まったりします。

 

体調によっても起こりうるので、メスは要注意です。お尻が膨らんで元気がなかったり、卵が見えていることもあります。

すぐに病院に連れて行ってあげてください。卵詰まりが原因で死んでしまうこともよくあるのです。

 

 

セキセイインコの手のり

なんとなく、セキセイインコって手のりのイメージがありますよね?ぢゃあ、手のりになりやすい、なりにくい、はあるのか?という疑問を持たれるかたもいらっしゃるかと思います。

そんなことはありません。どんなインコでも大切に愛をもって育てれば手のりインコになります(経験談)。

 

かかる時間は個人差があり、早ければすぐに覚えますが、長いと数年かかってしまうこともあります。

どうせ飼うなら手乗りはできた方がうれしいと思うので、じっくり根気よく乗せてあげましょう。

 

ケージから出して遊ぶ時には窓は必ず締めてください。飛び立ってしまうと帰ってくることはほぼありません。

インコちゃんは機嫌がいいと沢山おしゃべりしてくれます。

 

ケージから出して遊ぶ時も自分から近づいてきたり、手元に寄ってきたりと愛嬌がありますが、気が強い子は噛みつくこともあります。

油断していたらガブリとくるので、目や顔などに近づける時は気をつけて下さいね。

 

 

まとめ

ここまで、インコについてのお話お役にたてたでしょうか。飼育したことのある経験者として記載していますので、経験談としてみていただけると幸いです。

ある程度の知識は取り入れてありますが、最新の情報、詳細などはわかりかねる部分もありますので、あらかじめご了承下さい。