コーギーの飼い方・散歩時間・なりやすい病気

短足で有名なウエルシュ・コーギー。飼い方や散歩時間、病気、毛の手入れ、ブラッシング頻度、性格など紹介します。

 

コーギーの特徴

中型犬に属するコーギーですが、中型犬の中でも、少し小ぶりになります。体重は10キロ前後。その容姿は短足で、キツネ顔

洋犬でありながら、日本犬のような顔だちでもあり、コーギーファンは多いです。また、英国王室でも長年にわたり御用達の犬でもあるのです。

コーギーは、主に牧羊犬、牧牛犬として飼育されてきた長い歴史があります。

 

牧場で牛や羊を一定の場所へ追うという、仕事をしてきました。非常に賢く優秀であったため、それ以外にも、牧場での仕事を全般的にこなしてきたと言われています。

牛などに踏まれないよう、尻尾を生まれてすぐに切るというのは、その風習が今も残っているからです。

 

 

性格

この歴史から見てもわかるように、コーギーは短足にもかかわらず、非常に活発で働き者です。しかし、牧牛犬として働いてきた性質から、なわばり意識が強いです。

牛の足を噛んで追いやってきたことから、噛み癖が残りやすくもあります。

だからといって、決して飼いにくい犬種というわけではありません。きちんとした躾を行い、主従関係ができれば、主に対して従順で、思いやりのある優しい性格なのです。

 

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コーギーの飼い方

室内飼い?屋外飼い?

コーギーは、基本的に室内でも室外でも飼うのはどちらでも大丈夫です。

なわばり意識が強いため、自分の居場所となるハウスを設置してやることで、どちらでも安心して生活することができるでしょう。

ただし、理想の条件は、夏冬を除いて過ごしやすい季節の際には外で過ごし、夏や冬になったら室内に入ることができるというのが望ましい条件です。

 

 

 

運動・散歩の時間

コーギーは、その容姿に反して運動量が多く、一日中でも走り回れることでのできる体格をしています。

年齢にもよりますが、1歳~6歳までの若いコーギーは、最低でも20分~50分は運動が必要と言われています。

 

コーギーにとっては、運動がストレスとの関わりも大きいのです。

かと言って、毎日する必要はありません。どの犬種にも言えることですが、毎日同じ時間に散歩に行く習慣がついてしまうと、雨の日でも台風の日でも、飼い主の体調が悪い日でも、行きたいとせがむようになってしまいます。

 

さて、運動の内容ですが、“さすがに50分の散歩はできない”と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

実は、コーギーの散歩は、引き綱の散歩時間はそんなに多くとらなくてもいいのです。

 

10分~20分でもいいぐらいです。代わりに、その後はたっぷりと走らせて遊ばせてあげることが大切です。

ドッグランが近くにある場合は、ドッグランで走らせてあげるのも良いですし、長いリードに付け替え、ボールやフリスビーで遊んだり、かくれんぼをしたりと、飼い主とのスキンシップをとりながら、たくさん運動をとれるようにしてあげましょう。

しかし、気をつけなければならないのは幼犬のコーギーの場合の遊びかたです。

骨格がまだきちんと安定していない状態で、段差などを駆け降りることを繰り返していますと、骨格形成に異常をきたしてしまう恐れがあります。

 

段差を駆け降りる遊びは成犬になって骨格成型ができてからにしましょう。

コーギーは運動が大好きな犬種ですから、つなぎっぱなしや室内でトイレだけすませて散歩に行かないなどとはしないようにしましょう。

過剰な吠え癖や噛み癖を招く恐れがあります。散歩に毎日行けないという方には、コーギーを飼うのはおすすめできません。

 

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仕事を与えよう

前述しましたが、コーギーは牧場で大変働き者でした。ですから毎日の仕事を与えてあげてください。

それがコーギーにとって生きがいなのです。例えば、新聞を取ってくるのはコーギーの仕事とか、台所に立ったらエプロンを持っていくとか。

もっと些細な仕事でもかまいません。賢い犬種ですから訓練次第でできるようになります。

 

 

 

毛の手入れ

コーギーはトリミングが必要ではないため、基本的にブラッシングですませることができます。

最近はサマーカットという頭の方のみ毛を残し、後は刈り上げてしまうというスタイルも出てきていますが、そこまで気にすることはないでしょう。

 

夏に弱い品種なのと、抜け毛対策にと、このスタイルが最近は流行ってきているものと思われます。トリミングは必要ないですが、抜け毛の多い品種でもあります。

週に2~3回はブラッシングが必要で、換毛期には毎日ブラッシングしてあげることが大切です。それを怠ると室内飼いであった場合、抜け毛の塊がそこここに散乱することになります。

 

また、コーギーは短足であるため、足や腰に負担がかかりがちです。

足裏の毛を切るか、刈るなどしておいて、床などで滑って負担がかからないように気をつけておいてあげましょう。

 

 

コーギーのなりやすい病気

コーギーが最も気をつけなければならない病気は、椎間板ヘルニアです。

太りすぎてくると、背骨に負担がかかり、骨と骨の間にある椎間板と言われるものが、普通の位置から外へ出てきて神経を圧迫します。

 

そうなると、酷い時には歩くこともできなくなってしまうワンちゃんもいます。

コーギーにとって、体重管理というのは最も大切な病気予防なのです。ワクチン接種などの際に、獣医さんに体重は適正かを聞くという癖をつけておかれるといいでしょう。