今回はメダカの種類ごとの値段や特徴、写真などをまとめました。
メダカとは
私たちが、お店で買う、いろいろな種類のメダカは、すべて、ニホンメダカの改良種となっております。
ニホンメダカは学名では記すと2名法(属名と種名)で、Oryzias latipesとなります。
一般的に品種改良種に対して、日本メダカを原種と言ったりします。
たまに黒メダカが原種であると言う人がいますが、厳密には異なります。黒メダカは品種改良種です。
また、ニホンメダカは現在に絶滅危惧種となっています。理由としてニホンメダカの住む環境が少なくなったことがあります。
ニホンメダカが存続することが大事になりますが、環境面以外に重要なことがあります。
問題となるのは、私たちが飼っている品種改良種が、放流され、ニホンメダカと交雑して系統が変化することです。
種類が違うのに交雑するパターンもありますが、上記は、品種改良種による交雑です。
どちらも絶滅危惧種になった、ニホンメダカの種の保存にダメージを与えます。
また、私たちがお店で買ういろいろなメダカ、たとえば、スカイブルーや楊貴妃といってもブリーダーによって、体の特徴が微妙に違ってきます。
品種改良種はだれか個人あるいは、機関によって厳密に作られているものでは無いので、こういうことが起こります。
結果、品種改良種、いろいろなメダカの種類と言っても、結構いい加減なものを買うことになります。これらを念頭にメダカを飼って下さい。
メダカの保護には生息地の保全がまず重要とされ、安易な放流は慎むことが求められています。
例えばヒメダカ等の、今回の紹介するような品種改良種は絶対に野外に放流しないで下さい。
メダカの寿命
野生では寿命は1~1.5年位ですが、人工的にしっかりと飼育すると3~5年と生きるようです。
私が飼っている東天光では、大体1年で親と子は完全に入れ替わっています。卵はたくさん産んでくれましたが、親の状態で買ってきても一年以内に親世代は死滅しました。
冬場は保温することで元気な姿を一年中見られます。
産卵から親魚に育てることで何世代にもわたって楽しめます。
ペットで飼えるメダカの種類(品種)
メダカといっても、その品種はたくさんあります。ここ最近、20年間で改良が進み、今ではたくさんの改良種(品種)が作られています。
品種によっては値段がいろいろです。例えばメダカのブームの火付け役の楊貴妃光(東天光)は、ちょっと昔ではとても値段が高かったです。
黒メダカ
出典:大分めだか日和
一匹100円前後で原種に近い野生型の黒メダカですが、厳密には野生のニホンメダカとは品種が異なります。
野生型というだけあってとても丈夫で、初心者でも簡単に飼育できます。
だからといって面白くないということもないです。むしろ野生に近いこの黒メダカこそ、これぞメダカといった感じが、私はとても気に入っています。
ヒメダカ
出典:THE SUISOU
一匹30円程度でメダカの品種の中では、最も古くから親しまれているものです。
黒色素胞を持たないので、オレンジ色をしています。メダカの養殖池の周囲では、野生化しているくらいタフネスな品種です。
よく、肉食の熱帯魚などのエサようとして売られています。しかし、だからといって値打ちがないとは、私は思いません。
私はヒメダカを水連鉢に入れて、屋外で飼っていますが、とても気に入っています。安いからといって、飼う値打ちが無いとは限らないと私はおもいます。
青メダカ
出典:もやパンダのアクアリウム
スカイブルーともよび俗称メタルで、一匹100円ちょっと。こちらは先のヒメダカの逆で黄色素胞を持たないメダカで、光の当たり方で青色に見えます。
こちら原種に近い品種らしく、タフネスな品種でして、飼育は簡単です。
ちなみに私は、このメダカを飼っていますが明らかに体が小さく太っています。
ブリーダーによって何かと差が出てくるのだと思います。また、メタルからヒメダカのような個体がしばしば生まれます。
白メダカ
出典:東京都板橋区の熱帯魚プロショップFISH JAPAN
ペアで100円ほど。真っ白な色をしたメダカです。これはヒメダカと青メダカのさらに品種改良種で、黒色素胞がなく黄色素胞が発達してないので、結果として白色になった品種です。
色が無い分厚さに弱いようです。屋内で飼うのが良いと思われます。
アルビノメダカ
出典:もやパンダのアクアリウム
ぺア500円以上で、名前の通りアルビノのメダカです。黒色素胞と黄色素胞の両方が無いメダカです。
また、アルビノは他の生き物も大抵そうですが目の色が赤色です。ここが白メダカとの大きな差だと思います。
アルビノは弱い個体が多く、飼育が少々難しいようです。
これも屋内で飼うのが良いと思います。
楊貴妃メダカ
出典:め組
ペア300円から500円ほどで、ヒメダカをさらに改良した品種で、赤見が強いのが特徴です。
先にも記したとおりメダカブームの火付け役となった品種で、今でも人気は大変高いようです。
私は実際、楊貴妃光(東天光)を飼っていますが、あまり好きではないです。
期待していたより特徴がなく、ただ単に色が赤いだけといった印象があります。
琥珀メダカ
出典:宮島めだか幕府
ペア300円から500円ほどで、体色が琥珀色で、尾ひれがオレンジ色をした品種です。私はこの品種の現物を見たことがないです。
幹之メダカ(みゆきめだか)
ペア2000円ほどで、背びれを含む、各ひれが光るメダカです。光具合によって相場が変わるようです。
黄金メダカ
出典:宮島めだか幕府
ペア2000円ほどで、腹部以外が黄金色のメダカです。
ヒカリメダカ
出典:金魚ラブ
値段不明ですがとても高い。背びれは尾びれと同じように幅広い形、尾びれは三角でなくひし形、そして、背中から腹にかけて白く光沢があります。
ダルマメダカ
出典:めだかの空
値段不明ですが、とても高価。丸っこい体型をしたものをダルマメダカと呼び、これは総称となり、体の色により、
白ダルマ、楊貴妃ダルマ、琥珀ダルマ、幹之ダルマ、黄金ダルマなどがあるようです。