ニワトリの飼い方|飼育に必要なもの・餌の与え方は?

ニワトリの飼い方、飼育に必要なもの、餌の与え方について紹介します。

 

ニワトリの飼い方

 

小屋の大きさと飼育に必要なもの

例えば、5羽飼いたい場合はペット用の小屋として横に2m、縦に1mで奥行きが80cmほどの大きさの小屋を用意します。

外側にあたる部分には鉄格子のような状態にしておくと、害獣が入らなくて済みます。

 

開閉するできる部分は入り口と壁側に2つ用意しておくと、卵をとったり小屋内の清掃をするのが楽になります。

小屋ができたら内部の床にあたる部分に乾いた砂を入れましょう。

 

砂はホームセンターで川砂を購入し、それを日光で干して乾かしてから使うといいです。

綺麗な砂を敷けばダニやノミが近寄りにくくなる効果が期待できます。砂を敷き終えたら木の薄い板を小屋の奥に設置します。

 

ニワトリは高い場所に上るのが好きなので、慣れればその板の上に移動して就寝します。

あと、餌を入れる容器は、竹を割った物を入り口付近に設置すると楽です。飲み水については、やや大き目な使わないお皿を置くといいです。

 

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餌とおやつの与え方

餌はホームセンターで売っている配合飼料を使いましょう。

餌の中には野菜の小さく切った物が沢山入っているため、食べれば1日に必要な栄養を接することができます。

 

餌は朝と夕方の2回与えるのが最低ですが、その時は飲み水も交換してあげるといいです。

ニワトリは飲み水の容器を砂で汚してしまうことが頻繁にあります。毎回綺麗にしておくと、病気にかかりにくくする効果があります。

 

またおやつに関しては、雑食性なので基本的には何でも食べてくれます。

白菜やキャベツを小さくして与えたり、うどんやそばを細かくした物を出してあげると喜んで食べます。

 

スポーツドリンクを与える時は、水で薄めてからあげるといいです。

おやつを与える時は餌を食べた直後は食べないです。ニワトリはお腹が一杯の状態になると、飲食をしばらく控えるので、おやつは餌を与えてから数時間ほど経過した時が最適です。

 

 

ニワトリの遊ばせ方

小屋の入り口を開くと、ニワトリ達は外に飛び出していきます。

小屋の中で大事に飼っていた場合は、逃げていくことはないので大丈夫です。

 

若い場合は周囲を走り回って埃を立てることがあるので、入り口を開いた時はその場を離れて様子を見たほうが無難です。ニワトリは地面の中に住んでいるミミズが大好物なので、黒い土を見かけるとすぐに足を使って掘り始めます。

ミミズは深い地面には生息しないため、掘り始めるとすぐに見つけることが多いです。

 

季節が春の場合は庭や周囲の野原にハコベと言われる草が咲くことがあります。

ニワトリがそれを発見すると、喜んで向かっていき食べ始めます。

 

おやつとしてもハコベは使えるので、家の近くで見かけた時はまとめて抜いて、小屋の中に入れておくと喜んでくれます。

外に乾いた良い砂があった時は、ニワトリはそこへ移動して身体を横たえることがあります。

 

そして足を上手に動かして身体の羽根に砂をかけていきます。砂浴びは羽根の中にいる虫を払いのける効果があるので、天気がいい日に外へ出すと高確率で行います。

周囲には砂埃が舞うので、見る時は少し離れた位置からにしましょう。

 

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ニワトリの中には卵をよく産む種類もいる

ニワトリには色々な種類が存在しますが、その中には卵を沢山産むタイプの鳥もいます。

例えば名古屋コーチンの雌は、年間を通じて100個以上の卵を産んでくれます。

 

秋から春にかけての時期に沢山産みますが、夏場は気温が上昇する影響でやや少ない場合がほとんどです。

逆に卵を産む数が少ないのが鳥骨鶏で、年間に産む数は30から40個ほどです。ただ、鳥骨鶏はどの鳥よりも卵の温め方が上手なので、孵化する可能性がある卵が小屋にある時はお任せしてみるといいです。

 

 

飼う時は雌を多めにして雄を少なくしよう

ハーレムを作って、そこで生活をするのがニワトリの特徴です。

そのため雄が複数いると雌を巡って争う場合があるので、できる限り雄を少なめにしましょう。

 

雄と雌を1羽ずつにして生活をさせると時間が経てば交尾が始まります。交尾をする時は雄は雌に乗っかりますが、その時はクチバシで雌の頭を掴むことがあります。

何度も交尾をしていると、雌の後頭部の羽根が抜けてしまうことが多いです。

 

羽根が抜けても生活には影響はないですが、飼い主がその光景を見れば心配してもおかしくないです。

追加で雌を2羽小屋の中に入れると対策につながります。3羽雌がいる状態なら、雄が1羽に対して交尾を連続でしなくなるので、羽根が抜ける確率を下げられます。

 

 

ヒヨコから飼う時は

ヒヨコは寒さに弱いので、夏が近い時期だとしても寒さ対策が必須です。ヒヨコを小さいダンボールのような箱に入れて、その中へ電球を置くといいです。

電球は常に電気を入れておいた状態にしておくと、温かいので安心して眠ってくれます。

 

また、ヒヨコは1羽で飼うと寂しさのあまり鳴くことがあります。なので最低でも数羽ほど用意しておくべきです。

1ヶ月ほど経過するとヒヨコの泣き声が変化し、徐々に大人になっていきます。大人になるとダンボールでは育てられないので、その前に小屋を用意しておきましょう。

 

餌はホームセンターに専用の餌が売っているので、1日に2回与えるといいです。

飲み水用の容器は、小さい薄いお皿があると便利ですが、ない場合はドレッシングの蓋を洗った物でも代用として使えます。