高額な魚の種類ランキング。観賞・高級魚の値段について。観賞魚はサイズや状態で値段が大きく変わるので、一般的な相場というのは把握しづらいところがありますね。
更に、多くの人が欲しいと思うようなレアな魚だと高値がついていますよ。レアな上に状態が良くて美しいとなると、値段はどんどん上がります。
それでは、高額で取引される魚をランキング形式で見ていきましょう。
高額な魚の種類ランキング
1位:錦鯉
高額の観賞魚と言えば、やはり日本発祥の錦鯉でしょう。
日本では愛好家の数が減少傾向にありますが、海外では熱いブームが到来しているようです。
現在ではイスラエルを中心に海外でも養殖が盛んに行われています。
特に価値が高いとされるのは、赤と白の紅白、赤・白・黒の大正三色や昭和三色といった種類です。
上質の鯉だと数百万円で販売されており、また余り一般に販売されることはありませんが、品評会で優勝するクラスだと数千万円の値段がつきます。
模様のバランスや、白い肌の輝き、赤色の鮮やかさ、黒色の力強さなどが審査のポイントになります。
また、滑らかで美しい曲線を持った体型が良いとされ、メスのコイのほうに高い価値が付く傾向があります。
海外ではこれらの基本種以外のコイの人気も高く、新しい価値観での価格設定が生まれているようです。
2位:プラチナ・アロワナ
淡水魚の中でも大型なことで知られるアロワナは、錦鯉に続き高額の観賞魚と言えます。
アロワナはシーラカンスと同じ「古代魚」の仲間で、古代から現在まで生き残り続けている貴重な魚です。
「生きた化石」とも呼ばれますね。入手困難であることや、種類によっての価値や美しさの度合いにより、かなりの高額で取引きされることがあります。
アロワナの育ち具合や状態によっても値段が変わるので、一概には値段を言えませんが、数十万~数百万円はザラにあるようです。
現在は絶滅危惧種として保護対象になっているため入手はかなり難しく、高額で取引される一因ともなっています。
ペット市場では、主に繁殖された稚魚や飼い主からの転売魚が流通しています。
中国では「龍魚」と呼ばれ、権力と繁栄の象徴として根強い人気があります。美しいウロコと堂々とした風貌は日本でも多くの愛好家を魅了しています。
中でも「プラチナ・アロワナ」という白色に輝く種類は一番の高値で取引されています。プラチナ種は突然変異により色素が出てこない種類で、全身が白色です。
非常に稀なため高い値段が付くというわけですね。
アロワナの中でも安いものでは数千円で買えるものもあり、一口にアロワナと言っても値段はピンキリです。
3位:ポルカドット・スティングレイ
ポルカドット・スティングレイは、真っ黒のボディに白の美しい水玉模様があるエイです。アマゾン川の淡水に住んでいます。
スティングレイとは英語で毒針を持つエイのことで、ポルカドットとは「水玉模様」という意味になります。
こちらもアロワナと同じ古代魚の仲間で、丈夫で飼いやすく、更に美しいためとても人気があります。
名前の通り、尾には毒針を持っているので取り扱いには注意が必要です。
中でも特に「ダイヤモンド・ポルカドット・スティングレイ」という種類は高い値段がつきます。
体の水玉模様に加えて外輪に細かい斑点が現れるところが特徴で、愛称の「ダイヤモンド・ポルカ」の名前でも呼ばれていますよ。
体全体の模様の美しさで値段が変わり、通常は数万円~100万円近くの幅で取引されます。
高額のものでは1千万円の値段がついたこともあったようですね。
4位:ペパーミント・エンゼルフィッシュ
出典:もぐらんぴあ ニュース
めったにお目にかかることは出来ませんが、稀に市場に出るペパーミント・エンゼルフィッシュも高額の観賞魚として有名です。市場に出ると百万円以上の値がつくと言われています。
太平洋の水深30~100mに住む熱帯魚で、捕獲が難しいために非常にレアな、愛好家の憧れの魚です。
鮮やかなオレンジ色に白のストライプが入ったとても可愛らしい容姿をしています。
体長が10cmほどの小さな魚であることを考えると、体積比率では一番高額になるかもしれませんね?
ペパーミント・エンゼルフィッシュはとても手が出ませんが、その他のエンゼルフィッシュは安価で販売されていてとても美しい魚がたくさんいます。
そちらを飼ってみるのもいいですね。
5位:プラチナ・アリゲーターガー
出典:アクアルームボス
アリゲーターガーも古代種の淡水魚で、北アメリカに生息しています。
アリゲーターガー自体は比較的安価な淡水魚です。しかし突然変異で白色になった「プラチナ・アリゲーターガー」だと値段が跳ね上がり、数十万円での取引になるようです。
他の魚でも同じなのですが、美しい白色に輝くプラチナ系は非常に人気が高く、高い値段がついています。
純白に輝く美しいボディとユニークで可愛らしい顔つきで、女性の間でも人気が高いです。
しかしながら、ワニのような大きな口には鋭い歯が並んでおり、成長すると2メートルを超える巨体になります。
飼いきれなくなったアリゲーターガーが川に放流されたことで、日本の河川でもこの巨大魚が増えていることも問題になっていて、2018年には特定外来生物に指定されて輸入や飼育が規制されることが決定しています。
まとめ
いかがでしたか?観賞魚に高い値段がつくのは、やはりレア度が一番の要因になっているようですね。
その他のポイントは、美しさ、健康状態、欠損の有無、サイズなどが挙げられます。高い値段でも欲しいと思う人がいれば、その価値が値段となって現れるわけですね。