色々な人に合ったおすすめのペットについて。子供がいる人におすすめペット、マンションでも飼いやすいおすすめペット、一人暮らしの人におすすめペットで飼える動物など
猫、昆虫、熱帯魚、ハムスター、うさぎ、ハリネズミなども?
子供がいる人向けのおすすめペット
子どもの頃にペットと触れ合う経験は、様々なことを学ぶ大切な機会でもあります。そこで今回は、お子様に危険がなく学ぶことの多いペットをご紹介したいとおもいます。
猫
猫は犬とは異なり、自由気ままな性格をしています。子どもは猫と接することで、自分の思うままに相手をしてくれないことに対する感情の処理や我慢を学びます。
また、幼い頃から猫と触れ合うことで子どもの免疫力が上がり、アレルギーに対抗する身体になると言われています。
最近は猫ブームのため、様々なグッズや餌が販売されており、診察対応している動物病院も多く飼いやすくなりました。
猫は犬ほどエサ代がかからず、予防接種も任意で受けさせることができますので、ぜひ飼育してみてはいかがでしょうか。初心者の方はラグドールのような大人しい性格の猫がおすすめです。
昆虫
ほとんどの昆虫は夏季限定のため、生命の儚さを学ぶ上では良いペットではないでしょうか。
飼育自体もマットと昆虫ゼリーや野菜などの餌を入れておけば飼育できるので、お子様に飼育させることもできます。
また、繁殖方法が確立されている昆虫はペアで飼育してみるのもいい経験になると思います。
鈴虫やカブトムシ、カミキリムシなど子どもと昆虫採集に行くのも楽しいですし、夏休みの自由研究にもなるのではないでしょうか。
熱帯魚
小型の魚は群泳することで敵から身を守ります。集団生活は人間社会に最も必要とされますので、仲間と行動する大切さや集団の中にも様々な個性が存在することを学ぶいい機会になるのではないでしょうか。
熱帯魚は縄張り意識やいじめが発生することもあるので、その際には良くないことをしていると教えてあげてください。
初めに個体数を少なくするといじめや縄張り意識を主張し、ある程度以上の個体数に達すると穏やかになりますので参考にしてみてください。また、群泳させるには大型の熱帯魚を同居させると自然と群泳します。
しかし、肉食性の強い大型種を入れてしまうと子どもが観察している時に小魚を食べてしまう可能性もありますので、あまりに大きさの違う魚や気性の荒い魚は控えるのが無難でしょう。
ホウネンエビ
出典:アクアリウムゅら♪
乾燥した卵から水を与えることで孵化をする不思議な生き物で、主に田んぼや溜池などに生息しています。
雑貨屋さんや通販サイトでも飼育セットが1000円以内で販売されていますので、購入してみるのもいいでしょう。
また、カブトエビも同様に飼育キットが販売されていたり、田んぼに生息していますので孵化から成長まで観察することができます。
カブトエビは古くから地球に生息する「生きた化石」と呼ばれていますので、恐竜や古代生物について学ぶきっかけにもなりますしとてもお勧めです。
小さな容器だとすぐに落ちてしまいますので、孵化してからは大きめのプラケースに移し替えて酸素石を入れてあげると1ヶ月ほど観察できます。
アリ
アリ社会を飼育容器に作ることで、人間社会の縮図として集団行動について学ぶことができます。
女王アリや働きアリ、働かないアリなど人間社会に通ずるものがありますので、実際の人間と比較しながら勉強すると得るものも多いはずです。
アリ飼育専用のケースも販売されていたり、珍しいアリがオークションで出品されていることがありますので、様々なアリを飼育してみると違いを発見できて面白いかもしれません。
うさぎ
小学校でも飼育されているほど容易に飼育が可能で、危害を加えることが少ないため、お子様が小さくても安心して飼育することができます。
犬や猫ほど長生きはしませんので、命の大切さを学ぶことができます。
ロップイヤーやアンゴラウサギなど様々な種類のウサギが安価で販売されており、飼育用品もホームセンターなどで揃えることができますので容易に飼育を始めることができるのも魅力的です。
ただ極端な寒さと暑さに弱いので、長生きさせようと思うのならクーラーやヒーターをつけてあげることが必要です。
子供がいる人が動物を飼う上で注意すべきこと
お子様がいるご家庭では、爬虫類の飼育をオススメできません。爬虫類の多くはサルモネラ菌に感染していますので、お世話をしたあとにうっかり手を口にいれてしまったりすると大変です。
また、イグアナなどの大型爬虫類は繁殖期になると鋭い爪で怪我をさせられる危険性がありますので注意が必要です。
子どもが生き物を飼育する経験はとても大切なのですが、任せっきりにすることなく親御さんもサポートしてあげてください。
放ってくと知らない間に死んでしまって腐敗していたり、病気に感染することもありますのでたまに様子を見るだけでも良いので注意してあげてください。
一人暮らしの人におすすめペット
家に帰って、誰もいない家。一人暮らしだと、さみしいなぁと思う時ってありますよね。
でも、賃貸や分譲だとペットに関する規約があって、犬猫も禁止のところってあるし、しかも、手軽に飼い易いペットがいたら帰っても癒しにもなるし、寂しい気持ちもほぐれていきませんか?
ペット規約に縛られずに手軽に帰るペットを3選させて頂きましたので、紹介しますね。とても気軽で癒しになりますよ。
ハムスター
お住まいのところで、特に規制がないのがハムスターです。ロボフスキーやジャンがリアン、ノーマルサイズハムスターと豊富です。
しかも、初期費用(ハムスター用のケージセット)が安いということです。その後の費用は、ハムスター用の餌と、おやつ、おがくずが必要になりますが、低価格ですので、お手軽です。
気を付けたいのは、週に一度は、おがくずの交換とケージの掃除、毎日の餌の補充とお水の補充です。
おやつは、ひまわりの種と思ったら、実は間違いで、ひまわりの種は高カロリーなので、肥満の原因になりますから、ハムスター用のおやつ(ドライフルーツ)を適量あげるといいですね。
それと、げっ歯類ですから、何か硬いものをかじらせないと、歯が伸びてくるので、ハムスターを診察できる動物病院で歯を切ってもらわないといけません。
それと、回し車での運動。
ハムスターはちなみに夜行性ですので、夜中にぐるぐる回し車で運動している少々うるさいところはあるのですが、夜に帰ってきて必死になって運動している姿を見ると、ついつい眺めてしまってご飯やお風呂とか忘れてしまうぐらい運動している姿を眺めてしまいます。
必死になって運動する姿と、愛らしい姿に胸キュンになります。
熱帯魚および金魚
これは、絶対規制なしで飼育できます。ただし、アロワナとかどでかい熱帯魚でなければ問題はありません。手軽に小さな水槽で、初心者が飼うには一番です。
熱帯魚も金魚も、週に1回の水替えとろ過フィルターの清掃もしくは交換さえ守っていれば、長生きはします。その前に、適量の餌は必要です。
熱帯魚も金魚もそうですが、綺麗な色の魚が集団で泳いでる姿や、ふんわりふんわりと泳ぐ金魚の泳ぎは、どことなく、癒されます。
水で漂う姿というのが、私達人間にとっては、癒しということになるのでしょう。芸は特にしませんが、ただ泳いでいるという姿が、私達を癒してくれるというのが、不思議な力です。
困ったことに、熱帯や金魚については、病気になっても、動物病院では見てくれないので、体にカビが生えたりしたときは、ペットショップで売られている治療薬を投入して、沐浴させるしか方法がありません。
でも、根気よく続ければ必ず治りますから、そうそう心配することはありません。
熱帯魚の魅力になるのですが、いろいろと水草を入れて、アクアリウムを作り出すこともできると言う点です。緑一杯の中で熱帯魚を泳がせる姿はいいものです。
専用ライトを追加する必要はありますが、相性のいい魚同士、例えばネオンテトラとコリドラスや赤ひれなどを入れて泳がせると、「まさしくパラダース」状態になります。
反対に金魚はというと、いろいろと入れると清掃が大変なのであまり砂利や水草は入れないのですが、ふわーふわーと泳ぐ様子を眺めるだけで癒されます。
ちなみに、金魚を飼育するときは、絶対和金をおススメします。お値段はピンキリですが、気軽に買えるお値段のものから始めるといいですよ。
しかも、水替えなどをしっかりしてやれば、10年はパートナーとして家でお留守番してくれます。
ウサギ
ウサギといっても、雑種だったり、ホーランドロップやドワーフなどいろいろといますが、よっぽどのことがない限り鳴かないということで、人気はあります。
多頭飼育はさすがに一人暮らしではしんどいですから、一頭飼育をおススメします。
お世話はちょっとおトイレのお世話が大変ということと、放し飼いにすると、電気コードをかじって感電するというのがあるので、感電対策(かじらせないようにコードにカバーをかぶせる。
市販されています)は必要ですが、遊ぶスペースを100均などで売られているアミなどで自作して遊び場を作ってやると自由奔放に遊んでいます。
ウサギって実はとても賢くて、人間の言葉をある程度は理解してくれるので、いたずらをしたら十分注意すると、時間は少しかかるけれどもいたずらをしなくなります。
それと、帰ってきた時に頻繁に遊ばせたり、ウサギには欠かせない牧草(チモシー)を上げたり、大根の葉っぱや人参の葉っぱを上げると、とても嬉しそうな顔をして食べてくれます。
餌の時間もわかるようですから、フードを入れるお皿を持ち出すと、「アシダン」といって、足をダンダンと慣らす行動をして「早く頂戴よ!」とおねだりします。
その姿がかわいくて、ついついじらしてしまいます。
ちなみに丁寧に育ててあげると、犬と同じぐらい10年~13年は長生きしますから、じっくり可愛がってあげるといいでしょう。
他にもフェレットや亀などありますが、フェレットは逃走が多いということで、少し人気が薄くなってきています。
亀も日本での飼育が難しいというところもあって、放流するしてしまう人もいて困っています。
でも、この3種については、特にハムスターやウサギに関しては、あまりのキュートさに放棄するなんてできないので、是非おススメのペットです。
マンションでも飼いやすいおすすめペット
マンションでペットを飼育するとなると、近所迷惑やペット禁止の決まりがあるため、なかなか厳しいですよね。
そこで今回は、鳴かない大人しい性格のペットを中心にご紹介したいと思います。
ハリネズミ
近頃はハリネズミカフェがオープンするなど、とても人気のペットです。ケージの中で飼育するため、犬や猫が禁止のマンションでも比較的許可を得やすいのではないでしょうか。
さらに、夜行性のため昼間にお仕事をする社会人にとっても都合がよく、人馴れする個体も多くいるためオススメします。
しかし、トイレを覚えずケージ内の至る所で排泄をするため、メンテナンスは頻繁にする必要があります。また、温度管理にも注意する必要があり、肉食性のため臭いも少なからずしてしまいます。
寿命は5~10年程ですが、ハリネズミを診察できる動物病院が少なく、専門知識があるとも限らないため、病気になってしまうと回復は難しくなってしまいます。
見た目の可愛さや両手に収まる大きさのハリネズミはとても魅力的ですが、飼育する際はよく考えてからお迎えする必要がありそうです。
ミステリークレイフィッシュ
出典:水草工房メイキング
単為生殖で有名なミステリークレイフィッシュは、マーブルクレイフィッシュとも呼ばれる大理石模様の美しいザリガニの一種です。
本種はすべての個体がメスであり、子孫は全て親のクローン個体となります。
単体飼育が適しており、体長は10センチ前後のため小型水槽で問題ありませんので、仮に地震などで水がこぼれてしまっても被害を最小限に食い止めることができるため、マンション飼育におすすめです。
繁殖させたい場合は、水位を低くして餌を控えめにすると産卵をしやすくなりますので、ぜひ挑戦してみてください。
生体価格はお店によって大きく異なりますが、おおよそ1000~2000円で購入することができます。
ちなみに、最大4センチ程度のメキシカンドワーフザリガニやテキサスドワーフザリガニなどの超小型種も販売されているので、より省スペースで飼育することができます。
なお、ドワーフザリガニは単為生殖ではありません。
イグアナ
イグアナは2メートル近く成長するため、ケージ内で生涯飼育をすることは難しいでしょう。
そのため、ペットNGのマンションでは許可を得られないかもしれませんが、大人しい性格のため犬猫よりも許可は得やすいのではないでしょうか。
生体価格は5000円以下で販売されていることが多く、餌も草食性が強いため臭いがほとんどありません。
また、他の爬虫類と異なり、とても知能が高いイグアナは人に懐く個体が多く、トイレの場所も覚えます。
しかし、樹上性で大きなのぼり木や紫外線ランプとバスキングランプが必要で、冬はヒーターを常時つけなければならないため、毎月のコストは高めとなります。
注意点としては、繁殖期になると攻撃的になるため、鋭い爪で怪我をする恐れがあります。お子様がいらっしゃるご家庭には、あまり向いていないペットと言えるでしょう。
チンチラ
体長25センチ程度のげっ歯類に分類されるチンチラは、大きめのケージ内で飼育可能なため、マンション飼育に向いているのではないでしょうか。
さらに、夜行性のため社会人の生活リズムにマッチしており、餌も草食性で臭いがあまりしません。
しかし、トイレの場所を覚えず、活発に動き回るためそれなりのお世話が必要となります。
また、何でも口に入れてかじってしまうので、コンセントや小さなおもちゃをチンチラが手の届かない場所に置くように注意しましょう。
チンチラは標高の高い山地に生息しているため、暑さに弱く25℃を超えないように温度管理をしてください。
とても世話の焼けるペットではありますが、触り心地がとてもふわふわで気持ちがよく、肩に乗ったり、移動するとついてくるなど懐いてくれるペットですので、愛嬌がありかなりかわいい動物です。
ヘルマンリクガメ
出典:爬虫類倶楽部仙台店ブログ
ヘルマンリクガメはリクガメの中でも飼育しやすい種類です。日本の気候に似た場所に生息しているため、温度管理に気を使う必要はありません。
あまりに気温が低い時には保温が必要ですが、基本的にはお部屋の温度で生活することが可能です。
ヘルマンリクガメは体長が20センチ以下のため、省スペースで飼育ができますのでマンションに最適なペットといえるでしょう。
慣れてくると飼い主についてきたりするので、とても可愛らしい一面がみられます。餌も草食性が強いため臭いがほとんどしませんし、同種であれば多頭飼いも可能です。
生体価格は1~2万円、飼育用品に5万円程度必要となり、電気代や餌代は毎月5000円かかります。
とてもお金が必要なヘルマンリクガメですが、飼育許可が得やすく慣れるペットはなかなかいませんので、マンションにお住まいのペット選びに悩まれている方にオススメのペットです。
色々と制約が多いマンションでペットを飼育することは容易ではありませんが、必ずあなたのライフスタイルにマッチしたペットと出会えると思いますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?