ピグミースローロリスの飼い方|販売価格・寿命・性格など

飼育経験をもとにした上手なピグミースローロリス(子サル)の飼育方法をまとめてみました。ペットとしての飼い方、寿命、性格、販売価格、病気、大きさ、餌、臭い、値段などについて紹介。

 

ピグミースローロリスとは?

出典:三吉茶屋

ピグミースローロリスは、目玉がまん丸で大きく、手のひらサイズのサルです。

ペット業界では、エキゾチック・アニマルと言われる分野です、小型サルの中でも見た目の可愛さ、小さいので飼いやすいことから若い女の子などにも人気が高いです。

 

夜行性の原猿、ロリス科に属していて生息地域はタイやインドネシアですが、エキゾチックアニマル専門のペットショップで入手することができました。

ベッキーさんも飼っているみたいです。

 

 

大きさ

体長は計測すれば30cmですが、体重は500gほどで、丸まっているので、見た目は10cmほどのボールのようです。

 

 

性質

おとなしそうな顔つきをしていて神経質ですが、サルなので手足を駆使していろんなところに宙ぶらりんになることが好きです。

部屋で離して遊ばせるとカーテンやドアの上のほうにのぼっていたりして、見ているだけで面白いです。

 

離した後に隅に入ってしまうと、捕まえるのが困難な場合が多々あります。

赤ちゃんの頃から飼育していましたので、幸いなことに親と認識してくれているため親には警戒心は解いてくれています。

 

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臭い

ピグミースローロリスは小さいせいかほとんどアニマル臭がしません。

臭いのはいやだけどペットが欲しい方にはおすすめです。

 

 

ピグミースローロリスの寿命と販売価格

出典:P.F.F. ANIMALS

値段

購入価格はベビーで1匹25万円でした。

残念ながら、現在はCITES(サイテス、絶滅の恐れのある野生動物)に指定されているため、日本で繁殖された個体という証明書がついたもののみの販売が可能という条件付きなので、販売されること事態が希少で、価格が高騰し例えば1匹100万円など、上限のないような状態です。

 

 

寿命

ピグミースローロリスの平均寿命は8年ほどで、飼育環境によっては10年以上生きる場合も報告されています。

繰り返しますが著者は今年で飼育9年目ですので長寿の部類です。

暴飲暴食を避けるようにして、定期的に獣医診察をするなどすれば自然界より長生きできそうです。他のサルさんのことも知っておくと飼う上で役に立つかも。

 

 

ペットとしてのピグミースローロリスの飼い方

出典:ブーブー日記

基本的にはゲージで過ごします。専用のゲージはありませんので、50cm四方ほどの鳥かごで飼育します。注意点は2つあります。

手先が器用なので、扉をこじ開けることが可能なので針金などで扉が空かないようにしなくてはいけません。

 

また、熱帯地域出身なので暑さには強いですが、逆に自分で保温する能力が低く寒さには弱いので、冬場はペット用の保温ライト+籠を布などで覆い防寒しなくてはいけません。

27度くらいが活動の適温なのでタオルを入れてあげるなどしてそれを保つように気を付けなくては低体温症で死んでしまいます。

散歩などの必要はないので、昼間に家を空ける1人暮らしの人でも飼育しやすいですが、冬場は要注意なのです。

 

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餌の与え方

ピグミースローロリスは雑食です。自然界では、自分で虫や木の実を食べて生息します。

飼育の場合は、たんぱく質として爬虫類ショップなどで売られている冷凍コオロギを解凍したものを一日10匹ほど、糖分としてフルーツ類、バナナリンゴなどを与えています。

 

水はハムスターなど小動物用のものをゲージにつけるだけで大丈夫です。太り過ぎは寿命を縮めるだけですので、獣医の指導のもと、エサは夜行性の活動時間の一日一回になっています。

昼間はずっと寝ていますので必要ありません。モンキーフードも販売されていますが、ピグミースローロリス用ではないので、偏った栄養素の与え過ぎには注意しましょう。

 

 

 

ピグミースローロリスの性格

ピグミースローロリスは、記載してきましたようにとても小さいかよわいサルです。

そのためちょっとの物音でびっくりしたり、すぐ物陰に隠れてしまいます。びびりなので、知らない人に急に触られたりすると噛みつて抵抗します。

 

実は奥歯が尖っていて、ピグミースローロリスの最大の武器となっているのです。著者も背中を撫でているときに、物音にびっくりしたロリスに太腿を噛まれたことがあります。

瞬間的にかなり痛く、歯形がついていました。幸い太腿でしたので歯形が付いた程度で済みましたが、指などでは流血騒ぎになっていたと思います。このように攻撃能力は備わっていますので注意してください。

 

 

ピグミースローロリスのなりやすい病気

出典:ピグミースローロリス・ハリネズミ・フクロモモンガ・ウサギのきらめき動物園

ピグミースローロリスの心配すべき病気で最も多いものは毛球症です。

ネコに多い病気ですが、毛玉が胃の中にたまってしまう生命に関わる病気です。

 

どうしても抜け毛を入れてしまうので、ゲージをこまめに清掃したり、毛球症予防の食材なども試してみるのもよいです。

著者は赤紫色で有名な南国産のドラゴンフルーツを、胃のお掃除に良いので定期的に与えています。

 

次にペット全般にありがちなのが糖尿病です。ピグミースローロリスは、原猿ですので、頭があまりよろしくありませんので、与えられるだけ食べてどんどん太ってしまいます。太りやすい体質なのです。

太ると血管にダメージがきたりと健康に良くないことが増えるばかりで寿命も縮まってしまいます。可愛いからといってもエサの与え過ぎにはくれぐれもご注意くださいね。