ペットとしてのアカテタマリンの飼い方、販売価格、餌の与え方、トイレ、雄雌の強さ、大きさ、重さ、寿命について。
アカテタマリンってご存知でしょうか?見た目はサルに似た、小さくかわいい新世界ザルのアカテタマリン。環境と整えてあげれば、実はとても飼いやすいのです。
アカテタマリンってどんな動物?
生息地は、ブラジル北部、ギアナ、アマゾン川の北部の森林で生活している小型のサルです。現在はオマキザル科に属しています。
アカテタマリンは全身が黒い毛で覆われていて、名前の中に「アカ」とあるように、手、足の先だけが、オレンジに近い赤や黄色になっているんですよ。
夜行性でない昼行性の動物です。寿命は大体20年、野生ですと10年と言われているので、平均して15年ほどですね。
体の大きさ・重さは?
体長はオス、メス共に20~30センチ程度で、しっぽの長さは27~44センチ。体重は400~550gになります。体の大きさに比べたら、体重は軽いですね。
アカテタマリンは木の上で生活する動物なので、体が軽く、木から落ちないように爪が鋭くとがっているんですよ。
枝から枝へと飛びついたり、また18センチほどの高さから地上へと飛び降りたり、とても軽快な小動物なんですね。
では、そんな木の上で飛んだりしているアカテタマリンですが、どんな風に飼えばいいのでしょうか?
アカテタマリンの販売価格
アカテタマリンの価格は45~60万です。少し高い気もしますが、慣れれば人なつっこくて飼いやすいアカテタマリン。
吠えたりする心配もないし、爬虫類系はちょっと苦手という人は、ぜひこのアカテタマリンと楽しい日々を過ごせるのではないでしょうか!?
アカテタマリンの飼い方
出典:さして意味なし、面白くもなし
では、アカテタマリンにはどんなところで飼ってあげればいいのでしょうか?アカテタマリンは本来木を登ったり、下りたりするので、大きな高さのあるゲージを用意してあげるといいでしょう。
また、ストレスに弱い動物で、静かな環境で過ごさせてあげことが必要です。とくに、購入直後のお店からトラックなどの輸送時に、大変ストレスを感じてしまいます。
お家に来たばかりで、かわいい!見たい!というのはとてもわかりますが、まずは十分に休ませてあげるのがいいでしょう。飼育始めは、警戒して寄り付かないアカテタマリンが多いです。
ですが、好奇心旺盛で観察力のあるこのアカテタマリンはなんと、人の顔を認識することも出来るのです。ですので、飼い主さんが焦らず少しづつ接することで、徐々に心を開き始めるでしょう。
本来は、放し飼いは難しいです。ですが、環境に慣れたアカテタマリンは一日一回以上ゲージから出して、遊んであげましょう。
また足腰が弱ってしまうと、飛び跳ねたり、しがみついたりできなくなってしまうので、運動不足にならないように、という意味でもゲージから出してあげることも必要なんですね!
アカテタマリンの餌の与え方
出典:ヒロパーク
では、アカテタマリンに与える食事について説明しますね。アカテタマリンの主食は、モンキーフードです。モンキーフードはサルに適した栄養素を最も多く含んでいます。
ビタミンC、ビタミンDを配合し、さらに野生の場合、ミルワームなのど虫を主食として食べているため、動物性タンパク質も強化してあるモンキーフードがおススメですよ。
サルの栄養障害として、ビタミンCが不足して起こるビタミンc欠乏症や、ビタミンD欠乏症などがあります。それらを予防するためには、栄養豊富なモンキーフードを与えてあげることがいいでしょう。
選ぶ際に注意してほしいのが、モンキーフードは大粒と小粒があります。アカテタマリンは小型サルなので、食べやすように小粒のものを選びましょう。
副食として、バナナ、リンゴ、みかんなどの果物や、野菜も食べたりします。また、動物性タンパク質である昆虫類も食べます。昆虫は、バッタ、ミルワーム、コオロギ、トカゲなどで、卵、乳製品も食べるんですよ。
フルーツなどを好んで食べるので、たくさんあげてしまいがちですが、それらを主食として与えてしまうと、栄養面が偏ってしまいます。
ですので、モンキーフードを主食、その他のものを副食として与えてあげて、元気に育ててあげましょうね。基本的にごはんは1日2回。アカテタマリンは朝少し多めにし、夕方に補助的にごはんを与えます。
アカテタマリンのトイレ・掃除
出典:さして意味なし、面白くもなし
トイレのしつけは基本的に困難です。ですので、ゲージの床には金網の床が必要になります。
金網は網目が細かいものを選びましょう。アカテタマリンが床で手を伸ばしても排泄物に届かないようにするためです。
ゲージの柵を拭いたり、掃除もこまめにするようにして、清潔を保ちましょう。
掃除を行う際は、昼起きている間が好ましいです。なぜかというと、寝ている間にしてしまうと、驚かせてしまったり、音に敏感になってしまうためです。
アカテタマリンはメスのほうが強い
出典:Blog.redmorado
アカテタマリンはメスのほうが優位に立ち、オスはメスに従うことが多いのです。オスとメスはペアで、その子供たちと家族単位で群れを作り始めます。
大体6頭くらいの群れですが、多い場合は15頭にもなるのだとか。繁殖期は4月~7月頃で、一度の出産に2頭から3頭生まれます。
生まれた赤ちゃんは45gほどで、生後4週~7週には固形の物も食べれるようになるんですよ。そして、16~20カ月ほどで一人前のアカテタマリンになるのです。