大好きなペットと一緒にお風呂に入る。猫はお風呂に入れる必要があるのか、必要ならどのようにして入れればいいのか、上がってからどのように乾かせばいいのか、入れ方、桶、シャワー、猫の気持ちなどについて紹介。
猫とお風呂
猫をお風呂に入れたいんだけど、そもそも入れていいのかな?と思ってらっしゃる方、そうなんです。
猫にお風呂は基本必要ありません。自分でグルーミングするし、もともと匂いがあると獲物にバレるので体臭はないのです。臭いのは排泄物だけなんです。犬とよく勘違いされるのですが、猫は基本臭くないです。
よく、お腹の毛がモフモフしているので、顔を埋めてうりゃうりゃしているところを見ると思いますが、それもこれも匂いがないからです。
それに、猫はもともと砂漠で生まれたそうで、水が大嫌いらしいです(個体によりますが)。なので、ほとんどの猫ちゃんはお風呂に入れようと考えるだけで「ふー…」となるでしょう。
猫にお風呂が必要なとき
残念ながら、猫にお風呂を必要ないと言っていましたが、お風呂が必要な子もいるんです。
我が家はアメショーなので、短毛種ですが、なぜかゴロゴロ言うとき、嬉しいのか、よだれが出てきます。
それが体について臭い臭い。よだれかけが必要な感じです。なので、半年に一度はお風呂に入れています。どんな子にお風呂が必要なんでしょうか?
短毛種と長毛種
短毛種は自分でグルーミングするのでほとんどお風呂の必要はないのですが、たまにグルーミングしないズボラな奴がいます。
うちの子です。そういうとき毛の生え変わる時期にはかならず毛玉を作っています。友達が来て「猫がドレッドだよ」と言われて恥ずかしい思いをしたことがあります。
そんなときはシャンプーで抜け毛を落としてやります。 同じように長毛種は毛が長いので、ドレッドになりやすくブラッシングをしていてもこんがらがってきます。
またお尻の近くの毛も汚れやすいので、短くしてあげるといいですが、まずは洗ってやらないと切る方も…。
家猫ちゃんと外遊び猫ちゃん 家猫の場合も、ほとんどお風呂に入れる必要はありませんが、外を自由に行き来させているご家庭の場合、やはり半年に一度はお風呂が必要かも。
足は雑巾で毎回拭いているとしても、雑草の中には虫やいろんな菌が潜んでいます。
人間には悪さをしないとしても、清潔にしておいてあげるのは当然です。また、子猫が欲しくて避妊をしていない猫の場合、雄猫の発情期は相当な臭いの尿になります。
また、それをいろんなところにかけて歩くので、たまりません。雌猫も生理があります。これは洗うしかありません。子猫が必要でなければ、本当は避妊させてあげてください。
猫のお風呂の入れ方
お風呂の準備
ではいよいよ猫ちゃんをお風呂に入れます。できれば二人の方がいいのですが、一人暮らしの方もいると思うので準備が肝心。
お風呂場で洗うのがベストなので、お風呂場の入り口に猫用バスマットを敷いておきます(人間とは別にしましょう)。
体を拭くのは2枚用意しておきます。ドライヤーも準備。扉があれば戸は閉めておきましょう。逃げますから。おかしいと察知すると猫ちゃんは隠れるので、何気ない振りも必要です。
首輪などはお風呂に入れる大分前から外しておくのもコツです。直前だと、何?何するの?と怯えます。
桶かシャワーか
半年に1度、月に一度くらいのために、大きなオケを買う必要はありません。赤ちゃんの風呂桶が残っているならそれでいいですが、ほとんどシャワーで事足ります。
ペットショップもほとんどシャワーのみです。 手乗り猫ちゃん時期だと洗面所のタブで大丈夫です。
Youtubeなどでたまに風呂桶やご主人と一緒にお風呂に入っているシーンを見ますが、あれは稀なケースです。
シャワーで十分です。シャワーは私たちがぬるめと感じるくらいがちょうどいいと思います。
シャンプーの仕方 シャンプーは猫用シャンプーがオススメですが、人間のシャンプーしかなければ、絶対にダメというわけではありません。
ようはちゃんと流して石鹸成分を残さないこと。うちの場合は、洗面器にお湯をいれて、そこにシャンプーをいれて先にシャンプー液を作ります。直接原液を猫ちゃんにつけるのはやめましょう。 シャワーは首から下にかけます。
油分が多いので最初は水を弾いて、なかなか浸透しません。これを見てもお風呂の必要性などないことがわかります。
ざっと濡れたら、先ほどのシャンプー液を首から下にさっと流します。そして、軽くふわふわと洗います。
お腹と尻尾はほどほど。首から背骨の付近が一番脂が出やすいので、その辺りを中心に。素早く洗ったらシャワーをかけて流します。
猫ちゃんはその間じっとしてる子は稀で、大泣きしたり出る出るといって扉を開けようとしたり。
うちは開けようとしたら立ち上がるので、お腹が洗いやすいと思いましたが。声をかけてあげながら、安心させるようにしましょう。とにかく、嫌なことをしているのでさっさとすることです。
お風呂から上がってから・乾かし方
本来もう一人手伝いがいると上がってからを頼めるといいのですが、自分一人ならそのまま抱えてバスマットの上に置き、タオルで抑えるように水をとります。
というのも、絶対に逃げようと思っているはずですから。尻尾、足などは、出るときにぎゅーと絞っておかないと、水がじゃーと出ますので気をつけて。
出る前に水を搾り出すことも忘れずに。 ドライヤー嫌がる子 タオルドライができたら、そのあとはドライヤーをかけてあげるのですが、音に敏感なのでなるべくお尻側から。
だいたい乾いたらせっかく綺麗にしても自分でまた全部舐めるので、適当なところで大丈夫。
もし、ドライヤーがどうしても嫌な子なら、タオルドライだけでも大丈夫です。冬場ならストープなどをつけてあげると、いつの間にか来て乾かしているものです。
しばらく、拗ねて、出てこないこともありますが、濡れているので入ってほしくないところはドアを閉めておいて、自由に心が晴れるまで放って置いてやってくださいね。