コモン・マーモセットは、マーモセット属、マーモット科、コモンマーモセット種であり、学名は(Callithrix jacchus)新世界ザルともいわれている。コモンマーモセットの飼い方、飼育に必要なもの、特徴、かかる費用、必要なもの、販売価格などを紹介します。
コモン・マーモセットの大きさなどの特徴
ここで、野生のコモン・マーモセットの特徴を調べていきたいと思います。生息地は、ブラジル北東部沿岸の熱帯林に生息。
- 体重:約200g~500g
- 身長:約25cm~30cm
出典:スプラッシュ
主食は、昆虫や果実類、トカゲや鳥の卵なども食べる。実際に動物園で買われているコモン・マーモセットは煮干しやゆで卵なども食べるそうだ。
マーモセットには、いろんな種類がおり美しい毛並みが特徴で、特にコモン・マーモセットの場合、耳周りの白い毛が特徴的である。
昼行性で、森林などの上にいることが多く、オスとメス(いれば子供)のペアで行動し、わきの下にある臭線(しゅうせん)を木などに擦り付けなわばりを広げる習性がある。
子供は、比較的双子で生まれることが多いです。
ペットとしてのコモン・マーモセットの飼い方
出典:woodbell
まず、はじめにサル系の動物を飼う場合、不安があれば飼わないほうがいいといわれています。その理由としてまず、小動物の中でも寿命が長くこの先十数年は生き続けるという。
もし、妊娠、出産する場合、かなり面倒を見るのが難しいです。しかも、サルは警戒心が強く、新しい飼い主になつかない場合がよくあり、環境にもなれるには時間がかかるということ。
ムリをしてまで、飼う必要はないっといわれるぐらいです。そして、サルを飼うときに一番知っておきたいのが感染症についてです。
だいたいは、人間からサルに感染する例は多々ありますが、逆にサルから人間に移る可能性もあります。なので衛生面や健康面、どちらの管理も重要となります。
サルはペットといっても、限りなく野生動物に近いです。なので、野生動物と暮らすぐらいの覚悟が必要です。野生動物は人間なんてお構いなしな行動をとるでしょう。
断定はできませんが、しつけをして言うことを聞いてくれるとは限りませんし、むしろしつけにより人間に牙をむく可能性もあります。場合によれば、けがをする恐れもあります。
テレビのようにはならないってことだけは覚えておいてください。サルは自我が強く、なにより賢いので、成長するたびにどんどんいうことをおきかなくなります。
サルは私たちが考える以上に賢いのです。ですが、サルも私たちと同じ感情を持ちます。仲良くなり、サルが心を開いた場合強いきずなが結ばれるはずです。
飼育に必要なもの
- ゲージ(生活する場所になります、なるべく大きなものを)
- 巣箱(噛んで箱が壊れる場合があるので、丈夫な木製のものを)
- 止まり木(鳥用でもいいのですが、農薬を使っていない木を切って使用するのをお勧め)
- エサ入れ・水入れ(ケージに取り付けれるもので、壊れにくいアルミや、鉄製のもの)
- モンキーフード(これが主食となります、これい以外にも、果物や昆虫を用意)
- ホットスポット用ライト(暖かい光を出すものを用意)
- 紫外線ライト(爬虫類などに使用するものでOK)
- 保温器具(オススメは、ケージの外に設置できる、セラミックライト。エアコンも必需品)
- 首輪やリード(ケージから出る際に必要)
販売価格と費用
- ケージ:4,000円〜20,000円
- 巣箱:1,000円〜3,000円
- 止まり木:500円〜2,000円
- エサ入れ:300円〜500円
- 水入れ:300円〜500円
- モンキーフード:1,200円〜3,000円
- ホットスポットライト用ライト:1,000円〜3,000円
- 紫外線ライト:2,000円〜5,000円
- 保温器具:2,000円〜8,000円
- 首輪やリード:1,500円〜4,000円
- コモン・マーモセット:300,000円〜450,000円
合計はだいたい〜500,000円です。かなり高額なので、かなりの覚悟が必要となります。よく考えてから購入を検討してください。
とある実話では友達とけんかしたとき、一緒に戦ってくれるという実話があります。このことから、強いきずなが結ばれているということです。
ここで、この動物を飼うにあたって向いている人の人物像は、自分とは違う良さがわかり、それを尊重できる方です。
サルが野生的なペットであることを理解したうえで、サルという生き物の賢さや神経質さも理解し、コモン・マーモセットをサルとして飼える人が一緒に暮らすのに向いていると思われます。
また、衛生管理や健康管理などコモン・マーモセットの暮らす環境にも注意をし、両者にもいい環境をいじする努力を続けなければなりません。
細かいところも気が付くせんさいさや几帳面さを持つ人が向いているでしょう。
コモン・マーモセットの扱い方
出典:熱帯倶楽部
コモン・マーモセットは、生息数が多いため絶滅の危機はまずないと考えられているため、ペットや実験などに使われることが多い。
生息数が多いとはいえ、生息地の縮小は、人間の手により進められていると考えられる、主な理由として二つあります。
ペットにする人が多い
はじめは、ペットとしてかわいがっていたが、だんだん年を重ねるごとに扱いが難しくなり、費用も掛かるため身勝手に捨てたり、殺したりする人が増えているためです。
医学実験によく使用される
特にヨーロッパやアメリカ合衆国でよく用いられている、研究内容は催奇形性や歯周病、肥満、老化などです。
いくら生息数が多くても、このような扱いをされ続けたら絶滅の危機も避けられない。最後にコモン・マーモセットはとてもかわいいペットです。
ですが、年を重ねるごとに言うことを聞かなくなったり、暴れたり、牙をむいたりします。それを覚悟で飼い始めたはずです。自分勝手な理由で捨てたり、殺さないと誓ってください。
どんなことになろうとも、最後まで面倒を見る覚悟がある人だけ購入を検討してください。自分勝手に捨てたり、殺したりしないように。